幽☆遊☆白書 魔強統一戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 05:46 UTC 版)
反響
メガドライブはスーパーファミコンを筆頭とした当時のゲーム機群においては一般認知度や実売数がさほどでも無かったこともあり、この作品もアニメ本放送でCMを流すなど宣伝には努めたが、大ヒットと言うには至っていない[要出典]。しかしゲームをプレイした人々が4人対戦の面白さを口コミで伝えることで評判を呼び、ゲーム専門誌『Beep! メガドライブ』(のちのゲーマガ』)の読者投票では、メガドライブソフト約500本の中から最高2位に入った時期もあったなど、ヘビーユーザーを中心に評価が高い[要文献特定詳細情報]。
開発会社トレジャーにとっては、『ガンスターヒーローズ』(1993年)、『ダイナマイトヘッディー』(1994年)に続く成功で開発力に対する評価を確かなものにした作品ともなった。また、メガドライブ単体でクリアなPCM再生を実現することに成功したソフトでもある[3]。
評価
評価 | ||||||||||||||||||||||||
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項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合 得点 4.1 3.8 3.7 4.2 4.4 4.0 24.2
- ゲーム情報サイト『GAME Watch』にてライターの池紀彦は、本作品の特色が4人対戦のバトルロイヤルを採用したことにあると指摘し、「餓狼伝説シリーズ」(1991年 - 1999年)と同様の手前と奥の2ライン存在するフィールドによって「通常の2D格闘よりも奥深い戦略が立てられた」と称賛、また防御がCボタンによって行われることやコマンド入力がシンプルであるがゆえに格闘ゲームに馴染みがないプレイヤーでも気軽にプレイできる点などが高い評価に繋がったと指摘した[18]。その他、キャラクター造形に関しては少ないドットで描かれている表現に関して肯定的に評価、さらにテレビアニメ版と同じ声優を起用している点も「重要なポイントの1つ」と指摘、本作品をプレイする場合は4人同時のバトルロイヤルをプレイすべきとした上で、「プレーヤーが4人集まれるなら遊ぶ価値は大いにある」と総括した[18]。
- ^ 後述する声優ボイスの関係などで、リリース当時に本放送していたフジテレビ系テレビアニメ『幽☆遊☆白書』(1992年 - 1995年)に関わる企業もクレジットされている。
- ^ メガドライブで発売された『幽☆遊☆白書』のソフトはこれが最後となった。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 株式会社QBQ編 『懐かしのメガドライブ 蘇れメガドライバー !!』マイウェイ出版発行、2018年。ISBN 9784865118704 p78-79
- ^ “メガドライブミニ、『ストーリー・オブ・トア』や『幽☆遊☆白書 〜魔強統一戦〜』などソフトラインアップ第3弾発表! USBハブを使用すれば3人以上のマルチプレイも可能” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA (2019年5月16日). 2020年4月18日閲覧。
- ^ “幻の超傑作「幽遊白書 魔強統一戦」が25年ぶり復活! 「メガドライブミニ」収録タイトル10本が新たに判明” (日本語). ねとらぼ. アイティメディア (2019年5月16日). 2020年4月18日閲覧。
- ^ 勝田哲也 (2019年5月16日). “「メガドライブミニ」、「幽☆遊☆白書 魔強統一戦」収録決定、オリジナル同様4人プレイが可能に!” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2020年4月18日閲覧。
- ^ “『メガドライブミニ』のタイトル10本が発表。『タントアール』や『幽☆遊☆白書 魔強統一戦』を収録” (日本語). 電撃オンライン. KADOKAWA (2019年5月16日). 2020年4月18日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス (2019年9月18日). “「メガドラミニ」発売前夜!豪華ゲストが集う生配信「『メガドライブミニ』おまけ話」 「ゲームのかんづめ」には隠しタイトルあり!「メガドラタワー ミニ」には資料集&ポスターが付属” (日本語). GAME Watch. 2022年5月3日閲覧。
- ^ a b “幽☆遊☆白書 〜魔強統一戦〜 まとめ [メガドライブ]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2020年4月17日閲覧。
- ^ Cordon, Ivan (May 1998). “Jogos da Edição: Yu Yu Hakusho 2 - Mega Drive” (Portuguese). Ação Games (Editora Abril) (127): 36–7. ISSN 0104-1630.
- ^ Swan, Gus; Merrett, Steve (February 1995). “Mega Drive Review: Yu Yu Hakusho”. Mean Machines Sega (EMAP) (28): 68–70. ISSN 0967-9014.
- ^ Retro Gamer staff (November 2006). “Company Profile: Tec Toy”. Retro Gamer (Imagine Publishing) (30): 50. ISSN 1742-3155.
- ^ “Import Super Famicom:YuYuHakusho Makyotoissen” (フランス語). Joypad (France) (28): 166. (November 1994).
- ^ “Review Mega Drive : Yu Yu Hakusho” (イタリア語). Mega Console (Italy: Futura Publishing) (12): 78–80. (February 1995).
- ^ a b c 「超絶 大技林 '98年春版」『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、 885頁、 ASIN B00J16900U。
- ^ Beep! MegaDrive staff (October 1994). “Be-Mega Hot Menu: Yu Yu Hakusho Makyō Tōitsusen” (Japanese). Beep! MegaDrive (SBクリエイティブ): 20.
- ^ a b 「Chapter 07 1994年」 『メガドライブ大全(企画・編集:CONTINUE)』太田出版、2004年9月29日、244頁。ISBN 9784872338805。
- ^ a b c 池紀彦 (2019年10月2日). “【メガドラミニ全タイトルレビュー!】「幽☆遊☆白書 ~魔強統一戦~」” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2020年4月18日閲覧。
固有名詞の分類
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