平尾台 平尾台の概要

平尾台

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/18 05:38 UTC 版)

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平尾台(大平山から羊群原を望む)
地図

概要

平尾台の地形図
羊群原の石灰岩柱
千仏鍾乳洞内部
平尾台自然観察センター

最高峰は北九州市小倉南区の貫山 (712m) でその周辺には400m~600m級の山が点在する。千仏鍾乳洞、目白洞、牡鹿洞、青龍窟などの鍾乳洞が点在し、大小のドリーネのあるカルスト地形が広がっている。日本三大カルストと呼ばれ、北九州国定公園に指定されている。景観が良く、北九州市下曽根地区、苅田町の工業地帯、行橋市中心部、中津市山口県が一望でき、国東半島姫島由布岳鶴見岳も見えることがある。

半自然の草原景観を守るために、毎年2月下旬から3月上旬頃に野焼きが行われる。1977年3月25日に行われた野焼きでは強風に煽られて全山に火が回り、消防署員が巻き込まれ5人が殉職する事故も発生した。消火に当たっては小倉駐屯地第40普通科連隊も出動した[1][2]

地名

地名としては小倉南区新道寺・木下・市丸・小森・呼野・貫・井手浦、苅田町谷・法正寺、行橋市千仏・内蔵・矢山・高来・福丸・徳永・入覚、みやこ町勝山上矢山・勝山矢山・勝山浦河内及び香春町採銅所と、広い範囲にわたっている。

中心となる北九州市では、2003年2月に新道寺の一部に住居表示を実施し、「平尾台」一丁目-三丁目の町名を設定した。

観光

平尾台自然観察センター、平尾台自然の郷といった入場無料の学習、行楽施設も作られており、ハイキングピクニックにも適した場所である。また貫山などの山は登山にも適しており、北九州市を代表する観光地の一つである。 毎年夏には平尾台観光祭が行われ、東大野八幡神社によって観光者の安全を祈念され、花火大会や催し物などが行われている。

名所・観光施設・地域内の各種施設など

イベント

2010年4月18日、「北九州・平尾台トレイルランニング(トレラン)レース」が開催された。なお、コース設定は石川弘樹が手がけた[3]

アクセス

乗合タクシー

乗合タクシー「おでかけ交通」(平尾台観光タクシーが運行)が3月20日から11月30日までの土日祝日に限り運行されている[4]

自動車

脚注

[脚注の使い方]

  1. ^ 消防署員4人が焼死 小倉の平尾台 野焼き、強風で全山に『朝日新聞』1977年(昭和52年)3月26日朝刊、13版、23面
  2. ^ 野焼き、死者五人に『朝日新聞』1977年(昭和52年)3月28日夕刊、3版、9面
  3. ^ 西日本新聞2010年4月19日平尾台でトレイルランニング大会
  4. ^ おでかけ交通(小倉南区平尾台地区) - 北九州市


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