大島正 大島正の概要

大島正

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/06 10:17 UTC 版)

来歴

福井県福井市出身[2][3]1940年東京外国語学校スペイン語部文科を卒業する[1]日本郵船社員、都新聞記者などを経て、1962年に同志社大学商学部助教授となる[2][3]

1966年、給与所得者は過重な税負担を課せられているとして「サラリーマン税金訴訟」を起こした[2][3]。一、二審で敗れ、1984年3月3日、最高裁上告中にS状結腸癌により死去[1][3]。享年65歳[2]

1975年、『魔女セレスティナ』で第12回日本翻訳文化賞を受賞する[4]

著書

単著

  • 『ドン・ホアンの原型の研究』白水社、1966年5月。 
  • 『スペイン文学への誘い』創世記、1978年10月。 

共著

  • 大島正、大島真理 『我、敗れたり、されど 大島正20年の軌跡』中教出版、1985年11月。ISBN 9784483000153 

編集

翻訳

  • ピエール・ショーニュ 『ラテン・アメリカ史』〈文庫クセジュ 160〉白水社、1955年3月。ISBN 9784560051603 
  • アンドレ・シーグフリード 『ラテン・アメリカ』白水社、1959年2月。 
  • フェルナンド・デ・ローハス 『魔女セレスティナ』外国文学会、1975年7月。 
  • ベニート・ペレス・ガルドス 『トラファルガル スペイン国民挿話 その1』高橋早代・大島正訳・解説、朝日出版社、1975年8月。 

脚注


  1. ^ a b c 「サラリーマン税金訴訟 大島正氏死去」『朝日新聞』、1984年3月3日、13面。
  2. ^ a b c d デジタル版 日本人名大辞典+Plus. “大島正”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2020年7月10日閲覧。
  3. ^ a b c d 20世紀日本人名事典. “大島 正”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2020年7月10日閲覧。
  4. ^ 「よみうり抄 日本翻訳家協会(高橋健二会長)の翻訳文化賞決定」『読売新聞』、1975年10月25日、5面。


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