多言語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/24 23:59 UTC 版)
例
以下に、多言語の例を列挙する。
- 地球規模で展開するインターネットは、多言語の国際組織のような多言語社会である。
- 多言語対応(多言語化、m17n:multilingualization)
- ソフトウェアの「多言語化」を「国際化」と対比して述べる場合、「多言語化」ではソフトウェアが扱う内容に注目し、一つのソフトウェアが複数の文字、言語や文化的慣習を一度に混在させて扱えるようにすることを指す。一方「国際化」ではソフトウェアの利用者に注目し、利用者がもとめる言語や文化的慣習などの要求に応じて、たくさんの言語の中から切り替えて一度には一つだけを使えるようにすることを指す。この場合、多言語化と国際化は補完関係にあり、多言語化されていないが国際化されているソフトウェア(例:国際化された英文ワードプロセッサ)や多言語化されているが国際化されていないソフトウェア(例:操作体系が英語だけで多言語を表示できるウェブブラウザ)もあり得る。ただし、「国際化」と対比しない場合は、多言語を切り替えて利用できるだけの場合も「多言語化」と言う場合がある。
- World Wide Web(WWW)上において複数の言語に対応するサイトを多言語サイトと呼ぶ(例:ウィキペディア)。
- パーソナルコンピュータ(パソコン)やサーバの一般向けオペレーティングシステム(OS)は、1990年代は概ね多言語用に別ソフトウェア追加や特殊な操作をする必要があったが、2000年代以後はユーザーがOSを自分で設定して、キーボード・フォント・言語に沿った日付表示方式などの多言語処理をできるようになってきた。
- 世界中で事業を行う組織の職員情報や顧客情報を扱うディレクトリ・サービスやデータベースでは、人名などをそのまま登録できるように多言語を一度に混在して扱える。
- 外国語の辞典では、二つ以上の言語をそれぞれ正しい表現で扱える必要がある。
- ^ 「セミリンガル」という差別用語
- ^ 英語の早期教育、本当に必要? 中途半端な「セミリンガル」を生む恐れ 韓国の二の舞に
- ^ 幼児英語教育のデメリット(セミリンガル)を心配するあなたへ
- ^ ダブルリミテッドに関する誤解。子どもの早期英語教育に弊害はない
- ^ 日本育ちの子をインターナショナルスクールに入れるのは愚の骨頂だ
- ^ 市川力『英語を子供に教えるな』(中公新書ラクレ、2004年) pp.81-82
- ^ コロラド大学内 日本語教師会 『語彙獲得達成レベルにおける第一言語と第二言語の相関性:継承日本語の観点からの考察』
- ^ 母語・継承語・バイリンガル研究会『事例4. 帰国生徒教育の現場から』(Word形式ファイル)
- ^ Grundy, John G; Timmer, Kalinka (2017-07). “Bilingualism and working memory capacity: A comprehensive meta-analysis” (英語). Second Language Research 33 (3): 325–340. doi:10.1177/0267658316678286. ISSN 0267-6583 .
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