執金剛神とは? わかりやすく解説

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執金剛神

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/11 05:39 UTC 版)

執金剛神(しゅこんごうじん、しゅうこんごうじん、しゅっこんごうじん;: वज्रपाणिVajrapāṇi: वज्रपाणि यक्षVajrapāṇi Yakṣa[1]は、金剛手持金剛神とも称される、仏教の護法善神である。金剛杵を執って仏法を守護するため、この名がある。


注釈

  1. ^ 塑像とも。木を芯にして粘土で造形した彫刻。木彫よりも製作に際しての自由度が大きい反面、もろく壊れやすいのが欠点。奈良時代に写実的な彫刻が隆盛すると多くの作品が作られたが、平安時代以降にはほとんど見られなくなった。
  2. ^ 伝未詳。東大寺建立の先駆けとなった良弁が金鐘行者と呼ばれており、彼は幼少期に鷲にさらわれて、後の東大寺創建の地に来たという伝説があるので、それを基にした架空の人物か。別伝によれば、良弁自身が執金剛神像を崇拝しており、聖武天皇がその徳を讃えて東大寺を建立したという。

出典

  1. ^ 平川彰『佛教漢梵大辭典』霊友会、2003年、p.296、ISBN 4-266-00042-1
  2. ^ 前田たつひこ「ガンダーラのヴァジラパーニをめぐる一考察」(『象徴図像研究―動物と象徴』2006/03 ISBN 9784862090072[要ページ番号]
  3. ^ 日本財団図書館- シルクロード地域各国観光情報収集調査 中国(河西回廊)編[要ページ番号]:例として、1970年代にアフガニスタンハッダ遺跡より出土した「ヘラクレスやアプロディーテー等を脇侍とする仏陀像」を挙げている。猶、この像は1979年にソ連軍の侵攻により破壊され、現存しない。


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