兵庫県立西宮高等学校
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設置学科
以下の2つの科に分けられる。普通科・音楽科の推薦入試は県下全域から出願可能である[6]。かつて設置されていた国際経済科は2010年の新入生から募集停止となった[7]。
現在の設置学科
- 普通科
県西生の約8割が普通科の生徒である。2011年度から単位制を採用し、幅広い選択科目の中から自ら履修科目を組み立てる形となっている。各自の進路希望に応じた教育課程(カリキュラム)が複数用意されている[8]。
なお2007年度から2010年度まで普通科は以下の類型に分けられており、新入生は、入学時にいずれかの類型を選んでいた。
- 文I類型:国語・英語・地歴公民などを重点的に学ぶ。卒業後に文学・史学・哲学などを学びたい人向け。
- 文II類型:英語・地歴公民・数学などを重点的に学ぶ。卒業後に経済学・法学・社会学などを学びたい人向け。
- 理I類型:理科・数学を重点的に学ぶ。卒業後に工学・理学・医学などを学びたい人向け。いわゆる理系。
- 文理類型:高等学校における全教科をバランスよく学ぶ。国公立を目指す文系向け。
- 音楽科(1学年あたり40名)
通称「音科(おんか)」。1983年2月創設。兵庫県下の公立高校では唯一の音楽科である(2023年度の神戸山手女子高等学校の音楽科の募集停止が決定しているため、同校の在籍者の卒業により音楽科が廃止された後は兵庫県で唯一の音楽科となる[9])。それぞれの楽器において講師を招いて行われる特別レッスンや、毎年秋に開催される定期演奏会など活動が盛んである。また、日本だけでなく世界規模で音楽活動を行う卒業生も多い。各学年の8組が音楽科のクラスにあたる。音楽科も普通科と同様に単位制を採用しており、インスパイア・ハイスクールに指定されている。
過去の設置学科
- 国際経済科
通称「国経(こっけい)」。1994年までは「商業科」であった。本校の前身が商業高校だったことから、開校時以来の伝統を誇ってきた。 1990年4月より商業科内に国際経済コースが新設され、1995年4月に「国際経済科」と改変された。 英語や第2外国語の学習重視や、簿記検定やマーケティングなどの商業系、ワープロ検定といった情報系の難関資格の取得ができることから、人気がある。
各学年の1組が国際経済科のクラスにあたり、学校内では1組=国経を表すことが多い。また、国際経済科では厳しい教育を受け、国際経済科OB・OGには難関大学出身者が多い。
2010年の新入生から、普通科に吸収される形で募集停止となり、代わって普通科の選択科目の中に「簿記」「会計」「国際経済」「経営学基礎」などの専門科目が置かれることとなった。
- ^ “兵庫県立西宮高等学校”. www.hyogo-c.ed.jp. 2021年8月27日閲覧。
- ^ “兵庫県立西宮高等学校100周年記念式典・演奏会”. 兵庫県立西宮高等学校. 2021年8月27日閲覧。
- ^ Admin1919, 投稿者:. “創立100周年記念会館「百年記念館」が完成しました”. 兵庫県立西宮高等学校同窓会. 2021年8月27日閲覧。
- ^ “兵庫県立西宮高等学校”. www.hyogo-c.ed.jp. 2021年8月27日閲覧。
- ^ a b “兵庫県立西宮高等学校”. www.hyogo-c.ed.jp. 2021年8月27日閲覧。
- ^ 兵庫県教育委員会 兵庫県公立高等学校の通学区域
- ^ “兵庫県立西宮高等学校”. www.hyogo-c.ed.jp. 2021年8月27日閲覧。
- ^ “兵庫県立西宮高等学校”. www.hyogo-c.ed.jp. 2021年8月27日閲覧。
- ^ “神戸山手女子高音楽科、2024年度以降に廃止へ 23年度入学者から募集停止”. 神戸新聞 (2022年8月8日). 2022年8月8日閲覧。
固有名詞の分類
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