全国不登校新聞社
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概要
日本で唯一の不登校の新聞である『不登校新聞』を発行している[1]。
「当事者の声に寄り添う」を原則に1,100名を超える不登校・ひきこもり当事者経験者の声を掲載した。
2013年8月よりweb版不登校新聞としてオンラインマガジンも創刊。
創刊以来、『当事者視点』を編集方針とし、不登校、ひきこもり経験者による『子ども若者編集部』を創設。
経験者、当事者らによる企画立案、取材、執筆等も行なっている[2]。
2017年4月に子ども若者編集部のメンバーは100名を超えた。
沿革
- 1998年 - 団体設立、『不登校新聞』創刊[3]。
- 2004年 - 発行新聞名を『不登校新聞』から『Fonte』へ変更。
- 2012年 - 部数減による「休刊危機」を訴える。
- 2012年 - 部数の回復により「休刊危機」を撤回。
- 2013年 - 全国10か所で不登校・ひきこもりの講演会を実施。
- 2013年 - オンラインマガジン『不登校新聞』創刊。
- 2015年 -「9月1日の子ども自殺」について文科省で記者会見を行なう。
- 2016年 - 媒体名を『Fonte』から『不登校新聞』に変更。
創刊理由
1997年8月31日、2学期から学校に行くのをためらったと思われる子どもが焼身自殺。同時期に別の子が「学校が燃えれば学校に行かなくてすむと思った」という理由で学校を放火したという事件を受け、「学校に行くか死ぬかしかないという状況を変えたい」と願った市民らが1998年に「不登校新聞」を創刊した。(HPより引用)
関連書籍
- 不登校新聞社編『この人が語る「不登校」』講談社、2002年1月18日。ISBN 978-4062110839。
- 全国不登校新聞社編『学校に行きたくない君へ』ポプラ社、2018年8月3日。ISBN 978-4-591-15966-8。
- 全国不登校新聞社編『続学校に行きたくない君へ』ポプラ社、2020年7月14日。ISBN 978-4-591-16728-1。
以下の二作は、不登校新聞社の社員が編集に携わっている。
- 勝山実『安心ひきこもりライフ』太田出版、2011年7月30日。ISBN 978-4778312589。
- 丸山康彦『不登校・ひきこもりが終わるとき』ライフサポート社、2014年4月10日。ISBN 978-4904084311。
脚注
出典
- ^ 「学校に行けない…「不登校50年」が問い直すもの」読売新聞2018年04月16日 07時16分
- ^ 「「遅刻・早退・バックレOK」の会議は甘過ぎ? テレビで特集された不登校新聞の独自ルールが話題沸騰」朝日新聞社AERA.dot2017.12.20
- ^ 「ハートネットTV「不登校新聞 自分と向きあう」NHK
- ^ “学校に行きたくない君へ”. ポプラ社. 2020年7月2日閲覧。
- ^ “続 学校に行きたくない君へ 全国不登校新聞社(編集) - ポプラ社”. 版元ドットコム. 2020年7月2日閲覧。
- 全国不登校新聞社のページへのリンク