一杯のかけそば
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『一杯のかけそば』(いっぱいのかけそば)は、栗良平による日本の童話、および同作を原作とした日本映画作品。実話を元にした童話という触れ込みで涙なしには聞けない話として、1989年に日本中で話題となり、映画化される[1][2]など社会現象にまでなったが、実話としてはつじつまの合わない点と、作者にまつわる不祥事でブームは沈静化した。
- ^ a b c d e 宝泉薫「騙り部の泣ける人生 『一杯のかけそば』栗良平」『芸能界一発屋外伝』彩流社、1999年、pp.154-157
- ^ 小林信彦『現代“死語”ノート〈2〉1977‐1999』岩波新書、2000年、p.110
- ^ a b 「週刊誌記者匿名座談会」『噂の真相』1989年7月号、p.104
- ^ a b c d e “【プレイバック芸能スキャンダル史】(20) タモリの一言でブーム終焉となった「一杯のかけそば」”. 日刊ゲンダイ. (2011年10月18日). オリジナルの2011年12月30日時点におけるアーカイブ。 2015年6月15日閲覧。(Internet Archive)
- ^ “第114回国会 衆議院 予算委員会 第3号 平成元年2月17日”. 国会会議録検索システム. 国立国会図書館 (1989年2月17日). 2023年4月7日閲覧。
- ^ 柳澤健「2016年の週刊文春 第13回 編集長はどこだ」『小説宝石』2019年2月号、pp.136-137
- ^ 『わたしが上岡竜太郎です 辛口芸人』ブックマン社、『鶴瓶上岡パペポTV』読売テレビ
- ^ 「日本中を泣かせた一杯のかけそばドンデン返し 栗良平の詐欺師まがいの過去を暴いたのは地元紙」『噂の真相』1989年7月号、p.7[信頼性要検証]
- ^ 「週刊誌記者匿名座談会」『週刊新潮』1989年8月号、p.104
- ^ 「『一杯のかけそば』作者の「詐欺飾的」と非難 昏れる過歩」『サンデー毎日』1989年6月18日号、pp.32-34
- ^ 「一杯のかけそばはウソの大盛り」『週刊現代』1989年6月24日号、pp.208-210
- ^ 堀井憲一郎「95 『一杯のかけそば』の細かい内容は誰も覚えていない」『かつて誰も調べなかった100の謎 ホリイのずんずん調査』文藝春秋、2013年、pp.474-477。初出は『週刊文春』1999年6月10日号。
- ^ 「1992年度日本映画・外国映画業界総決算 日本映画」『キネマ旬報』1993年(平成5年)2月下旬号、キネマ旬報社、1993年、148頁。
- ^ 山根貞男『映画はどこへ行くか 日本映画時評'89-'92』筑摩書房、1993年、p.197
- ^ 大高宏雄『興行価値』鹿砦社、1996年、p.133
- ^ “台湾:「1杯のかけそば」に似た実話、感動広がり寄付殺到”. MSN毎日インタラクティブ. (2006年3月10日). オリジナルの2006年4月22日時点におけるアーカイブ。 2006年4月21日閲覧。
- ^ “<一杯のかけそば>台湾版の母親が死亡 陳総統も哀悼の意”. Yahoo!ニュース. 毎日新聞. (2006年4月21日). オリジナルの2006年4月22日時点におけるアーカイブ。 2014年2月12日閲覧。
- 1 一杯のかけそばとは
- 2 一杯のかけそばの概要
- 3 あらすじ
- 4 類似した台湾の実話
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