リトル・チャロ キャラクター

リトル・チャロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/11 18:06 UTC 版)

キャラクター

メインキャラクター、サブキャラクターの区分は公式サイトによるものとし、掲載順は本編への登場順とする。

メインキャラクター

チャロ (Charo)
JFK空港に手違いで取り残された日本生まれの子犬(生後1年未満)。雑種のオス。好奇心旺盛で正義感の強い性格。
11月中旬、雪の降る朝、公園に捨てられていたところを翔太に救ってもらった。自分の誕生日を知らないが、ドレッドから「雪の日曜の朝はみんなおまえの誕生日だ(every snowy Sunday morning will be your birthday.)」と言われる。
異国の地で新たな仲間と出会い、いつか日本に帰り翔太に会うことを夢見ている。名前の由来は耳が茶色と白であることから。
首輪には、翔太の祖母が作ってくれた翔太とおそろいの金色のチャームとキャンディの嘘で探し出した赤い星のネックレスをつけている。
日本を目指し、西へと旅立ったが、立ち寄ったシカゴでルイーザの占いによるアドバイスを受け、さらにアンドーラにドレッドが病気であることを告げられ、再びニューヨークに戻ってきた。
ドレッド、キャンディ、そしてマルゲリータと別れ、食べ物も見つけられず死にかけていたところをトモコに拾われた。
トモコの「One Last Ticket」の締め切りである秋の水曜日、怪我をしたトモコの代わりに脚本を届けに来たブロードウェイミュージカル「The Red Star」のプレミア会場で、取材に来ていた翔太の父に発見され、念願の日本帰国を果たす。その奇跡の物語は全米で報道された。
ドレッド (Dread)
マンハッタンに住む野良犬。ボクサー犬のオス。右目に眼帯をしている。一見無口で怖そうなところはあるが根は優しい。
チャロを自分のねぐらに住まわせ、マンハッタンでのチャロの最初の仲間兼保護者となる。
かつて子供を交通事故から助けたところを、襲っているとキャサリンに誤解され、右目を失明。それ以後他人にそっけない態度をとるようになった。
エピソード19で体調不良であることが示唆され、チャロがシカゴから戻った頃からは日に日に弱っていった。そしてエピソード38でチャロに別れを告げ、”遠いところ”へと旅立っていった。
原田芳雄をモデルにしたキャラクターだという。[3]
ローザ (Rosa)
マルゲリータの飼い主。マンハッタンのイタリアンレストラン「アミーチ」の経営者。
容姿端麗で温厚であり、チャロやドレッドなど近所の野良犬に餌を与えるなど、とても慈悲深い性格をしている。
マルゲリータ (Margherita)
ローザがイタリアに行った際に拾ってきた捨て犬。キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルのメスで、ラジオ版ナビゲーターのジョン・オコーナーから「陽気なおばさん犬」と紹介される。歌うことが好き。
早口でチャロも最初に会ったときはタジタジだった。ローザのレストランの食材が足りないときなどは、首にバスケットをかけて買い物に出かける。
たくさんの友達がいて、「友達がいるからこそ生きる甲斐がある」と言うほど友達を大事にしている。ローザの出店に伴い、チャロに別れを告げマイアミに行くこととなった。
木の実ナナをモデルにしたキャラクターだという。[3]
キャンディ (Candy)
クリスの飼い犬。パピヨンのメスで美しい耳を持っている。エピソード10で2歳の誕生日を迎えた。
飼い主のクリスが病弱なこともありあまり外に出ないせいか少々世間知らずなところがあるが、自分の思ったことはハッキリと口にする気の強い面もある。
クリスが入院したためシャーロットおばさんに預けられた。クリス一家のシカゴへの引っ越しに伴い、チャロともお別れをした。
クリス (Chris)
キャンディの飼い主である男の子。年齢は8歳。心臓が弱く、あまり外出はしない。
エピソード16以降、病院に入院、エピソード36で手術を受ける。術後の経過をスペンサー家と親しい医者に診てもらうため、シカゴに引っ越す。
アンドーラ (Andorra)
「Dream Traveller」(夢の旅人)と自称している女性。チャロの夢の中にときどきあらわれ、翔太やドレッドの見ている夢を見せる。
ウーピー・ゴールドバーグをモデルにしたキャラクターだという。[3]
翔太 (Shota)
チャロの飼い主である男の子。チャロが空港で迷子になっているときにはもう日本行きの飛行機で帰国の途についていた。年齢は8歳。
幼いころに母親をなくし、父親に育てられた。のちにアメリカに電話をし、たどたどしい英語でチャロを探す姿がアンドーラによって示されている。
シリウス (Sirius)
警察犬ドーベルマンのオス。強盗と殺人犯の逮捕に数々の手柄を立てておりいくつも勲章をもらっている。
キャサリンのことを尊敬しているが、エピソード34でドレッドとキャサリンの過去を知った際にはショックを隠せず、直後のエピソード35で失態をおかしている。
その後、挽回しようとするも失態は続き、警察犬を引退、キャサリンの本屋の番犬となったが、シリウス自身はそれを謳歌しているようだ。
当初は、「犬だけで日本には帰れない」とチャロの夢を否定していたが、引退後は日本のことを学び、チャロへの協力を約束する。そして、エピソード48でチャロの帰国に関わる重要な役割を持つことになる。
ヴィゴ・モーテンセンをモデルにしたキャラクターだという。[3]
キャサリン (Catherine)
女性の警察官で、シリウスのパートナー。シリウスを決して甘やかさず、自分にも犬にも完璧を求めるが、それはシリウスへの信頼が故のことであった。
本屋を営んでいた両親の引退を機に、警察を退職、家業を継いだ。シリウスが警察犬を引退した際に彼を引き取り、本屋の番犬をさせている。
サリー (Sally)
チャロの寝床にやってきた渡り鳥。陽気な性格。日本に行ったことがあると言っているが、南にペンギンがいたなどとも言っているので実際は不明。公式サイトでは「本当に世界中を旅したかは、きっと嘘」と紹介される。チャロに「日本はアメリカの西にある」とアドバイスする。
「Sally」は普通は女性の名前なのだが、このキャラクターはオスの鳥である。
明石家さんまをモデルにしたキャラクターだという。[3]
シャーロットおばさん (Charlotte)
クリスの父親の姉、すなわち伯母。クリスの入院中は、キャンディを預かっているが、キャンディを勝手にコンテストに出したり、変な帽子をかぶせたりしている。
チャロはシャーロットおばさんの車に忍び込んでシカゴに向かった。
ハシモト・トモコ (Tomoko Hashimoto)
若いボーイッシュな女性。日本人だがアメリカ暮らしが長く、チャロにも英語で話しかけることが多い。
脚本家志望で、いつかは父親が主役の舞台を手がけたいと持っている。チャロが見つけた赤い星はトモコがなくしたネックレスによく似ている。
餓死寸前だったチャロを救い、チャロと同居することになった。
父親はアメリカでも有名な日本人俳優「マツモト・ケン」だが、彼女の10歳の誕生日に両親が離婚して以来会っていない。
夢の中でアンドーラからチャロの出自を聞かされ、チャロを応援しながら自分も作家への道に励むことを誓う。
憧れの劇作家ゲスナー・バーンハートに自作のシナリオ「One Last Ticket」を持ち込み、採用される。そして、その主演俳優となった父親と再会を果たした。
当初は、ブロードウェイで舞台美術の見習いをしている設定が与えられる予定だった。[3]
アイク (Ike)
シャーロットの飼い犬で年老いたセント・バーナード。高齢で寝ていることが多い。チャロにサー・ジョゼフとフランクの過去を教えた。
フランク (Frank)
スペンサー一家で飼われているコリー犬。ジョゼフのことをサポートし、また慕っている。サー・ジョゼフ曰く「頼れる男(very reliable)」。猫たちのことは嫌っている。
ジョゼフ (Joseph)
シカゴに住むシャーロットの兄、グレゴリー・スペンサーの飼い犬で白く大きなシェパード
年齢は7歳。犬や猫であっても階級社会であるシカゴにおいて「トップ」の座にある犬で周りからはサー・ジョゼフ(Sir Joseph)と呼ばれている。
シカゴのモットー「I will」と自分がトップにいることの「責任」を大事にしている。
ピアース・ブロスナンをモデルにしたキャラクターだという。[3]
ルイーザ (Louisa)
かつてニューヨークでマルゲリータと親しかったメスの。エイミーの最後の1ドルで買ってもらったミルクをなめたことがきっかけで未来を占うことができるようになった。日本を目指し西に向かうチャロは彼女に会うためにシカゴに立ち寄った。
シカゴの猫の中ではトップの地位にいるが、猫たちは誰も、ルイーザが誰なのか知らない。 チャロに最初に会ったときも知らないふりをするが、スペンサー家のパーティーで再会し、翌日チャロの未来を占う。
マギー・スミスをモデルにしたキャラクターだという。[3]
エイミー・チャン (Aimee)
ルイーザの飼い主である小説家。シカゴのチャイナタウンに住む細身の中国系の女性。ニューヨークにいたころは所持金が1ドルだけだったこともあったが、シカゴに引っ越したあとにベストセラー作家の仲間入りをし、スペンサー家のパーティーに招待された。
ルイ (Louis)
トモコとジェーンの部屋で飼われている黒いオスのパグ犬。お芝居のような大きいリアクションをする。ブロードウェイの舞台にも立つスター犬。
翔太の父 (Shota's Father)
チャロの飼い主の翔太の父親。40歳。最初はチャロを飼う事に反対したが翔太の熱意に押されて許した。職業はテレビのカメラマンで取材で海外に出ることもある。公式サイトによると、本名は相川一郎。
マツモト・ケン (Ken Matsumoto)
日本の俳優でトモコの実の父親。48歳。近年、海外での活動を広げておりジェーンのようなニューヨークの若者たちにも知名度が高い。
トモコによると「こちらから話しかけたくなるタイプではないが、誠実さがある。」
渡辺謙をモデルにしたキャラクターだという。[3]

サブキャラクター

おばあさん (Old Lady)
エピソード1、50(50はラジオのみ)に登場。蛇のシャーリーの飼い主。犬嫌いで、シャーリーが入っていると思ったケージにチャロが入っていて腰を抜かしていた。
シャーリー (Shirley)
縞模様のある蛇。テレビ版出演者のスタジオトークで「チャロのかわりに日本に行ってしまったのでは?」と話題になったこともあったが、ラジオ版エピソード50で日本に送られ、アフリカに行った後、飼い主のおばあさんの元に返ったことが明かされた。
レディ・ドッグ (Lady Dog)
エピソード1に登場。空港でチャロに助言してくれた犬。なぜかケージの扉が開いていた。いわゆる戦犯である。
ジョン(John)
エピソード5に登場。ローザがよく買い物をするスーパー「John's Deli&Grocery」の店長。マルゲリータが最初に買い物に来たときは追い出したが、その後バスケットとメモに気づいて中に入れてやり、彼女と友達になった。エピソード12では彼の店が強盗に襲われるがシリウスの活躍で救われた。
クーペ (Coupe)
マルゲリータの友犬。エピソード5に登場。犬種・年齢は言及されない。
ロジャー (Roger)
クーペの飼い主。エピソード5に登場。
ピンキー (Pinky)
マルゲリータの友人。エピソード5に一言だけ出演。
サム (Sam)
エピソード18でトモコとアミーチで食事をしていた男性。ジェーンとも面識がある模様。(エピソード45でジェーンが彼の所へ行くとトモコに言う。)
ポール (Paul)
エピソード25、26に登場。オスのアメリカンショートヘアー。シカゴの猫のなかでも上流階級にいたが、ルイーザがトップになったことで相対的にランクが下がり、スペンサー家のパーティーでも屋敷に入れてもらえなくなった。トップにこだわり、ふてくされている。
お父さん犬、子犬、飼い主 (Father Dog, Son Dog, Owner)
エピソード38に登場。チャロが公園で食べ物を探していた時に散歩をしていた。幸せそうな様子にチャロは見とれる。
ジェーン (Jane)
エピソード41から登場。トモコの3歳年上のルームメイトでルイの飼い主。
マネージャー (Manager)
エピソード43に登場。トモコの憧れの劇作家ゲスナー・バーンハートのマネージャー。トモコは自分の脚本を売り込むために彼に話しかける。公式サイトによると、レオン・ムラーという名のドイツ人。
テレビ局スタッフ (TV Crew Member)
エピソード46に登場。翔太の父親の取材を手伝う女性スタッフ。仕事の合間に彼からチャロの事を聞く。チャロの生存には否定的な見解。公式サイトによると、スーザン・タイラーという名前。
ゲスナー・バーンハート (Gesner Bernhardt)
エピソード49に登場。ブロードウェイの人気演出家で最近は「The Red Star」を手がけた。次回作のシナリオを求めており、トモコが持ち込んだ「One Last Ticket」を採用する。普段はあまり他人をほめない人物。公式サイトによるとドイツ人で、ケン・マツモトとは旧知の友人。

  1. ^ 一部の台詞によっては日本語も混在されている。
  2. ^ 2008年5月6日の午前に、通常放映時間以外としては初めてアニメ版のエピソード1からエピソード5までをまとめて一挙再放送された。また、7月19日にはエピソード16までのダイジェストが放送された。
  3. ^ a b c d e f g h i ラジオ版エピソード50放送時の作者・わかぎゑふへのインタビューによる。
  4. ^ ラジオ版Episode49の問題解説で名前が登場
  5. ^ ゴガクルに歌手名と歌詞が掲載されている。






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NHKのアニメ作品 おばけのホーリー  猫の集会  リトル・チャロ  救命戦士ナノセイバー  ワンダーベビルくん
NHKのミニ番組 おばけのホーリー  うちなーであそぼ  リトル・チャロ  ハッチポッチステーション  フジヤマの金3
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