ヨドバシAkiba 概要

ヨドバシAkiba

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/05 22:34 UTC 版)

概要

建物は高さ60m、地上9階・地下6階で、そのうち地下2階から地下6階は駐車場である。ヨドバシカメラの中ではヨドバシ梅田に次ぐ規模である。また、ヨドバシカメラ店舗で地名表記がラテン文字になっているのは当店のみである。

地下駐車場は520台収容でき、最近では車の入庫具合で下層階が開くようになっている。開くのは、平日最大駐車料金2,000円が適用される平日は地下5階-地下2階、土曜日は地下4階-地下2階で混雑時は地下5階まで開放され、日曜・祝祭日は地下5階-地下2階が開いている。地下6階は日曜日の大混雑時・繁忙期に開放し、車が大混雑しない限り閉場になっている。なお、1月中旬までの日曜日、7月中の日曜日、11月最終日曜~12月中は日曜日以外でも大混雑するので地下6階まで開放する。雨の日や暑い酷暑は多くの車が入庫しやすい。夕方以降は出庫ラッシュが続くため、時間が掛かる場合がある。日曜日や12月のクリスマスシーズン、元旦お正月シーズン等の繁忙期は多くの車が入庫するため、周辺道路も混雑する可能性が非常に高い。地下6階には有料の自転車駐輪場も併設されている。

1階から6階の大手家電量販店であるヨドバシカメラのマルチメディアAkibaを中心に、多数のテナントが入居している。外国人観光客が多い地域であることや、周辺にオフィス街が広がっていることから、各種家電の他にも旅行グッズ、文具などの品揃えも豊富である。

JR中央改札口側の出入口の上壁面には全長9.85mの大型ビジョン「ヨドび(Yodobashi Vision)AKIBA」が設置されているほか、1F・2Fエレベーター前には大型ディスプレイ「ヨドびTV」が設置されている。

2001年(平成13年)10月日本鉄道建設公団の所有地だった日本通運、日本運輸倉庫跡地を取得、マルチメディア川崎ルフロンでの試行結果を基にして、2005年平成17年)9月16日に開業した。先行開業しているマルチメディア梅田と同様、デパート風の建物・広い売場・豊富な品揃えに加え、カフェ・レストラン街等の併設という、これまでの家電量販店のイメージを覆すものであり、これらが奏功して連日多くの客が訪れ、今や秋葉原ランドマーク的な存在である。また、人気製品が発売されると客が店頭前に殺到し、発売日前日に数百人規模で行列が出来ることがあり、こういった行列風景をマスメディアなどで報道されることがある。

秋葉原の電気街とは線路をはさんで反対側に位置していることなどから、ヨドバシAkiba開業以降、電気街側では客を奪われ閉鎖に追い込まれた家電量販店も多い。しかし、秋葉原を訪れる人の数自体は増加しており、ヨドバシ梅田の開業で地域そのものが衰退したでんでんタウン(大阪日本橋)とは違った様子を見せている。

同区画の北西の一角には別の商業ビルが建っている。

テーマソングは他店舗同様、「リパブリック讃歌」の替え歌「ヨドバシカメラの歌」で、マルチメディアAkiba専用の歌詞になっている。歌詞の一部が新宿西口本店用のものと共通しているほか、首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスも登場する。

マスコットキャラクターは従来の電車のキャラクター「山の手くん」である。また、2009年4月下旬頃からメイド風の女性キャラクターが登場した。服装は山手線の車両(E231系電車500番台)を元にしたデザインで、カラーリングは山手線を元にした緑系をはじめ数パターンある。ビルの外装のほか、店内のポップ、テレビCMにも登場している。2009年平成21年)6月頃からは首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスの車両を元にしたデザインの服を着た、執事風の男性キャラクターも登場。7月頃から女性キャラには「ヨドちゃん」、男性キャラには「ヨドくん」という名前がつけられている。この他ヨドびでの外国人向け英語店舗案内映像にはSpecial YODOBASHI Ambassador(店員)「JODIE」とCosplay Fairy(コスプレをした妖精)の「CHIBI」が登場している。2012年よりビルの外装のキャラクターを「山の手くん」に戻した後、同年夏ごろに外装看板のリニューアルのため外し、空き状態となっている。







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