ベジータ
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ベジータの戦闘力
作中におけるベジータの明確な戦闘力の数値は以下の通り。
- 地球襲来時:18000[31]、180000(大猿時)
- ドドリアが「あいつの戦闘力は18000がやっとだった」と語っている。原作では数値は示されていないが、大猿になると10倍[58][59]の180000まで上昇する。ただし地球での戦いで大猿に変身した際は(ベジータいわく)パワーボールを造ったこと、および悟空の3倍界王拳によりダメージを受けたことにより戦闘力が多少弱まっている。
- ナメック星到着→ザーボン第1戦:24000[31]
- 地球での傷が回復し、戦闘力が上昇。ドドリアのスカウターが計測。
- ザーボン第2戦→リクーム戦:30000近く(書籍では30000[60][61][62])
- ザーボン戦後にザーボン自らが治療したことにより戦闘力が上昇。原作ではジースがスカウターで計測し「20000近くまで上昇したぞ」というセリフを発している[63]。
- アニメ『ドラゴンボールZ』および『ドラゴンボール完全版 19巻』第2刷以降[注 36]、集英社マンガ総集編シリーズ『DRAGON BALL総集編 超悟空伝 Legend11』では「30000近く」と数値が修正されており、『ドラゴンボール改』では「30000を軽く超えちまったぞ」に変更された。
- リクーム戦後→フリーザ第1形態戦:250000[64](原作では数値は不明)
- リクームとの戦いに敗れたあとに、悟空が与えた仙豆にて回復して上昇。原作では数値は不明だが、数値の設定は旧『ブイジャンプ』第1号(平成2年12月12日号)誌上[64]で発表されている。ジースが驚愕し、フリーザの新型スカウターでも計測できなくなるほどにまで上昇した[65]。
その後の正確な戦闘力の数字は不明だが、フリーザ最終形態との戦闘直前にはクリリンにわざと瀕死の重傷を負わされ、デンデに回復してもらうことでさらに戦闘力の上昇させている。ナメック星編では主にサイヤ人の特性である死の淵からの回復による戦闘力の増加で戦闘力を上昇させていたが、それ以降は主に修行による戦闘力の上昇である。
フリーザの地球襲来から人造人間出現までの3年間には、かつて悟空がナメック星に行く際にしていた以上の重力修行を繰り返す中で自分の限界に気付き、自分への怒りから超サイヤ人に覚醒。人造人間19号を圧倒するほどの実力を得た。しかし、人造人間18号には完膚なきまでに叩きのめされて超サイヤ人のさらなる可能性を模索し、精神と時の部屋でトランクスとの修行を経てパワー、スピードを格段に上昇させた超サイヤ人第2段階へと変身し、セル第二形態を圧倒する強さを見せた。なお、この時既に超サイヤ人第3段階にも変身できたようだが、デメリットが多いため作中では披露することはなかった。
セル戦の終了時には、悟空が地球を守って死亡したことに最大の目標を失い消沈したが、魔人ブウ編までの7年間に厳しい修行を積み、超サイヤ人2への変身を会得する[注 37]。魔人ブウ編では、あの世で修行していた悟空との差が縮まっていないことに気付いたため、バビディにあえて洗脳されることで秘められたパワーを限界を超えて引き出されて戦闘力を大幅に上昇させ、超サイヤ人2の悟空とも互角に渡り合った。しかし、作品終盤まで最前線で戦い続けたものの、魔人ブウ(無邪気)との対決に命を賭して挑むも敗北した。その後、超サイヤ人3への変身を果たした悟空や、打倒魔人ブウのためにパワーアップしたゴテンクスと、老界王神の潜在能力解放を受けた悟飯には戦闘力で大きく水をあけられる形となった。
だが、魔人ブウ編とエピローグの間を描いた、劇場版『神と神』ではブルマが破壊神ビルスに危害を加えられた際に激怒し、一時的ではあるが悟空を超える戦闘力を示した。その後、宣言通りゴッドの儀式を行ったかは不明(少なくとも『ドラゴンボール超』のアニメ版は自力で)だが超サイヤ人ゴッドへの変身を会得した。そして、劇場版『復活の「F」』では、超サイヤ人ゴッドのパワーを持ったサイヤ人の超サイヤ人である「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人(超サイヤ人ブルー)」に悟空と共に覚醒し、悟空と比肩する戦闘力を手に入れた。
『ドラゴンボール超』の漫画版“未来”トランクス編では超サイヤ人ゴッドに変身し、攻撃の一瞬だけブルーに変身することで、ブルーのパワーを溜め込むという新技を編みだすことに成功。結果、体力の消耗が激しいブルーの弱点を克服した。
宇宙サバイバル編では悟空が身勝手の極意に覚醒しかけたことで再び水をあけられそうになるが、トッポ(アニメ版ではジレン)との戦いの際に超サイヤ人ブルーの限界を超え、トッポを圧倒する力を見せ、続くジレン戦でも善戦した。この際に変身した姿はゲーム作品などで「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人・進化」と呼ばれている。なお、漫画版では外見の変化は全くなく、オーラの形が変わるのみ。
漫画版の生残者グラノラ編では修行の末に破壊神の力を会得するに至る。これを悟空が身に付けた「身勝手の極意」に対し、「本能(我)のまま暴れ回る」として「我儘の極意」と名付けた。発動すると後ろ髪が少し伸び、超サイヤ人3同様に額の骨が隆起して眉毛は消失し、虹彩が透き通り瞳孔が色濃く目立つ姿になる他、左耳には破壊の技を使う者の証である耳飾りが付く。
注釈
- ^ 名前のアルファベット表記は原作準拠がBegeta、アニメ準拠がVegetaである。両者は主に関連商品・グッズ、オフィシャルブックなどで区別される。
- ^ 一方で、身分や戦闘力が遙かに下のナッパやラディッツが、自身の名前を呼び捨てで呼んだり対等な口調で話しかけることについては全く意に介していない。
- ^ アニメでは幼少期から強化型の栽培マンを一瞬にして仕留めるなど高い戦闘能力の片鱗を見せており、フリーザにその実力を認められていた。
- ^ 『オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!』では悟空と料理を奪い合って「オラとおめえの仲じゃねえか!」と言われた際には「それとこれとは別だ!」と返し、否定はしなかった。
- ^ ベジータの担当声優の堀川りょうは、「下品な女」と言った時点で「もう惚れてんだよな。多分」と語っている[8]。
- ^ 天下一武道会でのトランクスと悟天の試合において悟空と張り合うなど親バカな一面も描かれている。
- ^ フリーザの部下だった時代は惑星の地上げ屋という「仕事」をしており、戦闘がサイヤ人の生業でもあった。
- ^ 未来の世界のトランクスとブルマは「強く、プライドが高く、厳しく、そして寂しそうな人」と述べている。
- ^ アニメでは途中で「高値で売れそうな星」として興味を持ち、独裁者・モアイが支配するアーリア星に立ち寄り、モアイを倒した後で「実際に見てみると値打ちを感じなかった」という理由からアーリア星ごと消滅させる。
- ^ このときのベジータはフリーザ一味から離反していたので、後に「フリーザ一味に殺された者を蘇生させる」という願いの対象からツーノ長老の村の住民は外れることになり、蘇生していない。なお、アニメではベジータの襲撃から生き残った住民がいた。
- ^ 作中にてベジータが悟空に何かを頼み込んだのはこの時が唯一である。
- ^ アニメではこの直前に超サイヤ人となった悟空を目撃。嬉しそうに笑みを浮かべた後、フリーザに一撃を加えようとした直前にワープさせられている。また、『Z』では地球にワープした後、悟空もフリーザも死んだことで自分の天下だと喜び、悟飯を部下に勧誘するが跳ね除けられ、激昂したことで悟飯を打ちのめしたがピッコロに止められ引き下がっている。
- ^ 悟空はナメック星の爆発に巻き込まれて死んだかに思われたのみで、実際は生きていた。
- ^ アニメではナメック星編後、地球を去る。悟空を見つけること、超サイヤ人化のきっかけを求めるという二つの目的のため、宇宙を飛び回りフリーザ一味の残党と戦う。フリーザ地球襲来直前に地球へ帰還。
- ^ PSPのゲームでは「あいつとは対等な条件で勝たなきゃ意味がない」と語っている。
- ^ a b エイジ767に精神と時の部屋で約2年間の修行を行ったため、肉体年齢は2歳程度増えている。
- ^ 原作では台詞のみだったがアニメではその詳細が明確に描写され、超サイヤ人に覚醒した場所は特訓のために漂着した宇宙の無人惑星だった。
- ^ アニメではセルジュニアにファイナルフラッシュを放つも、軽く蹴り飛ばされた。
- ^ アニメ『ドラゴンボールZ』ではトランクスが殺されたことに激昂している描写はあるものの、セルに突撃した理由に自身のプライドが傷つけられたという独白が追加された(「改」ではカットされている。)。
- ^ 原作ではこの時初めて悟飯を名前で呼び、それ以降は名前で呼ぶことが多くなる。それまでは「ガキ」「カカロットの息子」などと呼んでいた。アニメでは悟飯がセルのかめはめ波を打ち返した際に初めて名前で呼んだ。
- ^ この状態のベジータは作中明確な呼称がなく、アニメ『Z』228話及び『改』113話のサブタイトルや関連書籍やディンプス開発のゲームシリーズおよび『ドラゴンボールヒーローズ』では「破壊王子ベジータ」、ガシャポンHGシリーズフィギュアやスパイク開発のゲームシリーズ及び『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』や『ドラゴンボールZ カカロット』では「魔人ベジータ」、ゲーム『Ultimate Battle 22』では「凶戦士ベジータ」、ジャンプ・コミックス『TV版アニメコミックス DRAGON BALL Z 魔人ブウ 復活編 巻三』の次巻予告では「邪悪戦士」などと呼称されている。
- ^ このベジータが死亡した回の扉ページには、豊臣秀吉の辞世の和歌を基にしたベジータへの哀悼が記載された。
- ^ アニメではブウが自分たちの攻撃からブウ(善)をかばう様子を見て弱点があると判断した。
- ^ アニメでは悟空の胸ぐらをつかんでおり、デンデはベジータに侘び、悟空も救うことができなかったことに罪悪感を感じていた。
- ^ アニメでは、台詞内容が変更された。
- ^ アニメで悟空を演じた野沢雅子もこのシーンは印象的だったようで、イベントでも「ベジータにもこういう一面があるんだなと出演者全員言っていましたよ」と語っていた。
- ^ ポルンガへの願いを頼むデンデが言い方につまりながら答えたため、実際に叶えられた願いは「魔導師バビディが地球にやってきた日から死んだ者を極悪人を除いて生き返らせる」となった。
- ^ アニメではブウにより、元気玉を放とうとする悟空への盾にされた。
- ^ アニメではブウ(善)が自らブウ(純粋)に向かっていき、その隙にベジータを救出させている。
- ^ アニメでは、もう一度地球人から元気を分けてもらうことで元気玉をパワーアップさせることを考え、地球人に呼びかけるようサタンに迫る。「元気を吸い取ったら地球人は死んでしまう」と警告する界王を一蹴し、「地球人を死なせるようなことはできない」と断るサタンを「また生き返らせればいい」と責め立てる。
- ^ 戦闘民族故に、長く戦い続けるために青年期が長い。ただし寿命は地球人とほぼ変わらない。
- ^ 魔人ブウ編で、自分の顔面に一撃を入れることができたら遊園地に連れて行くというトランクスとの約束を果たす形で訪れた。
- ^ ブルマは「いいところもあった」とフォローはしていたものの、本編世界から帰還したトランクスに「オレが殺された後激昂してセルに向かっていったんです」と聞かされ、口では「だから言ったでしょ」と言うものの、内心はベジータに本当にそういう一面があったことに驚いている。
- ^ ただし、ベジータはナッパに「破壊するだけの脳たりん」と罵言を浴びせた後に即座に攻撃せず、「消えろ、またこのオレに殺されたくなかったら」と情けをかける面も見られた。
- ^ 『ゼノバース』ではこのベジータが超サイヤ人となって戦いを挑んでくる展開がパラレルクエスト『超サイヤ伝説』でオマージュされている。
- ^ 『ドラゴンボール完全版 19巻』の第1刷では修正されておらず「20000近く」になっている。
- ^ 魔人ブウ編で「貴様以上の特訓はしたと思うが」と悟空に述べており、厳しい修行によって超サイヤ人2へ変身できるようになった[66]。
- ^ ただし『Sparking!』シリーズ以降のベジータ(『NEO』以降の作品ではこの戦闘服姿は「ベジータ(前期)」と呼称されている)やアニメ版『超』でのトランクスとの修行時の回想シーン、『ドラゴンボールZ カカロット』の人造人間編では、最初から模様が入ったデザインになっている。
- ^ ジャンプスーパーアニメツアー08『ドラゴンボール オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!』にて登場。
- ^ フリーザやセルも同じ行動を取っているが、彼らは宇宙空間でも生存できる。
- ^ 星が爆発・消滅するまでの間に宇宙船で脱出することは十分に可能である。
- ^ 漫画版『ドラゴンボール超』の銀河パトロール囚人編では宇宙空間でも活動可能なモロとの戦闘中に「ここから先の宇宙空間にオレたちサイヤ人が行けば死んでしまう」とベジータ本人が明言しているため、この点に関しては矛盾が生じている(ドラゴンボール超 11巻「其之四十九 宇宙空間バトル」より)。
- ^ 一度カカロットと言った後に「この地球ではソンゴクウって名前だがな」と言っている。
出典
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