フォルクスワーゲン・タイプ1 参考文献

フォルクスワーゲン・タイプ1

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/17 02:44 UTC 版)

参考文献

  • 椎橋, 俊之「Supercar Chronicle フォルクスワーゲン・ タイプ1 (ビートル)」『Motor Fan illustrated』第53巻、2011年、100-105頁。 

関連項目

類似コンセプト車両

  • タトラ - チェコスロバキアの自動車メーカーで、1930年代に主任設計者ハンス・レドヴィンカの指揮下、フォルクスワーゲンと近似コンセプトの空冷リアエンジン量産車を開発・市販した。1933年 - 1937年に発表されたT77・T77A・T87・T97が該当。
  • ルノー・4CV - フランスの750 cc乗用車。ドイツがフランスを支配下に置いた1940年代前期にフォルクスワーゲンの影響を受けながらも自力開発され、戦後1946年に発売されて市場で成功。リアエンジン小型大衆車で、戦後の一時期におけるフォルクスワーゲン・フォロワーの先駆であるが、4ドアの水冷エンジン仕様という独自性も備える。同車の開発にフェルディナント・ポルシェが携わったとする俗説は誤りで、ポルシェは1945年の戦犯抑留中に4CV試作車の講評を求められ、アドバイスを与えたに留まる。
  • スバル 360 - 富士重工業が1958年に発表した超軽量型軽乗用車。空冷リアエンジン式・トーションバースプリングの類似コンセプトで、スタイルも似ているため「ビートル(かぶと虫)」との対比で大衆から「てんとう虫」と呼ばれた。

外部リンク


注釈

  1. ^ ヒトラーが同時期にフリッツ・トートを起用して広域整備を計画していた、自動車専用高速道路ライヒスアウトバーン」を念頭に置いた条件である。1930年代中期、この速度を保って巡航できる1.0 Lクラスの4座小型乗用車は、世界的に見てもいまだほとんど存在していなかった。
  2. ^ 当時、水冷エンジンは冬期の冷却水凍結によるトラブルや始動困難が多く、寒冷なドイツではその対策が切実な課題であったため。またヒトラーはタトラの小型空冷エンジン車に、その簡易さと耐久性の高さから傾倒していた。
  3. ^ ただし、ヒトラー自身は流線型デザインの理論面を充分に理解していなかった。ヒトラーがポルシェとの会談で自ら描いて提示した「自動車」の側面図が残っているが、前方こそ当時から知られていた通俗的な流線型車の丸みを帯びているものの、後部は四角いノッチバックで、いわゆるヤーライ型流線型車に属するのちのタイプ1とはまったく関連性がない。
  4. ^ ドイツ・フォードは1932年からケルン工場で、大衆車市場への参入を狙って1000 - 1200 ccクラスの小型乗用車「ケルン」「アイフェル」を相次いで生産していた。1939年には「アイフェル」の後継モデルである流線型ボディの初代「タウヌス」(1172 cc・34 HP)を発売、このタウヌスシリーズは第二次世界大戦後の生産再開以降、フォルクスワーゲンのドイツ市場における競合車種となっている。
  5. ^ 車名は文字通りの「国民車」である「フォルクスワーゲン」として計画されていたが、ヒトラーは下話もなくいきなり「KdF」と車名を決定してしまったため、公式名称やPR資料等の変更に周囲が奔走する羽目になった。
  6. ^ 日本では1960年代以降、自治体消防救急車を配備しての救急搬送が普及し始めるまで、急患の場合はかかりつけの開業医に自宅まで往診してもらうことが普通であった。この往診の移動需要から、日本の開業医は近代以前には駕籠明治時代以降は人力車自転車、更にはオートバイや自動車といった新しい交通手段の先駆的ユーザーとなってきた歴史がある。

出典

  1. ^ a b c d e f g フォルクスワーゲン・ビートル(1947年)”. GAZOO. 2020年7月3日閲覧。
  2. ^ 椎橋 2011, pp. 100, 105.
  3. ^ 椎橋 2011, pp. 104–105.
  4. ^ a b Volkswagen社、旧型「Beetle」の生産を終了 日経BPネット 2003年8月1日
  5. ^ VW「ビートル」生産終了へ 80年の歴史を持つ名車朝日新聞DIGITAL(2018年9月14日)2018年9月20日閲覧。
  6. ^ VW、ビートルの生産を終了 初代から80年の歴史に幕”. 毎日新聞 (2019年7月11日). 2019年7月11日閲覧。
  7. ^ 椎橋 2011, p. 101.
  8. ^ 椎橋 2011, p. 103.
  9. ^ ワーゲン・ストーリー J・スロニガー著/高斎正 グランプリ出版 ISBN 4-906189-24-5
  10. ^ a b c 椎橋 2011, p. 105.
  11. ^ 椎橋 2011, pp. 103–104.
  12. ^ 三栄書房「ラリー&クラシックス Vol.4 ラリーモンテカルロ 100年の記憶」内「ラリーモンテカルロ・ヒストリック マシン総覧」より抜粋、参考。
  13. ^ F-Vee誕生50年を祝い、デイトナに名選手集結へ
  14. ^ 占いやらレコードやら 何かいい事・・・ -マニアどたん場の殺到 読売新聞 1977年12月24日 夕刊8頁






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