ドラえもん のび太の創世日記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/04 06:27 UTC 版)
ゲストキャラクター
創世セットのキャラクター
新地球人
ドラえもんとのび太が作った新しい地球に住む人間。
- 石器時代の人物
- 弥生時代の人物
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- ノビ彦
- 声 - 林原めぐみ
- のび太に似た兵士。スネ若隊長に命じられ、神への生贄となった少女を見張る。
- スネ若隊長
- スネ夫に似た隊長。ノビ彦の上司。嫌な仕事はノビ彦に押し付ける。
- ジャイ女(ジャイめ)
- 生贄に選ばれた少女。ドラえもん達が陰でムカデを退治したことで生還できた。生贄として顔と名前が伏せられていたが、ノビ彦を命の恩人と勘違いして求婚し名前とジャイアンそっくりの顔が明かされる、というオチであった。
- ヒメミコ
- 声 - 巴菁子
- シャーマニズムで村を支配している老婆の巫女。白神様へ少女を生贄にせよとの神の御告げを申し渡す。
- 元となっているキャラクターは卑弥呼。
- 王弟
- 声 - 加藤治
- ヒメミコの弟。ヒメミコの御告げを外に伝える役目をしている。
- 平安時代の人物
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- 野比奈
- 声 - 辻村真人
- ノビ彦の子孫で、薬草売りの老人。恐妻家。貧しいが優しい心を持つ。ある事をきっかけに莫大な財産を手に入れ、妻からも好かれるようになる。そしてその子孫は繁栄することになる。のび秀の屋敷には銅像が建てられ偉業を語り継がれている。
- スネ麻呂
- 右大臣の病気を治した名医。スネ夫に似た顔で、豪邸で暮らしている。医師としての名声を高めて帝に取り入る機会を狙っている。薬草の価格交渉に来た野比奈を邪険に扱う。
- スネ子
- 声 - 山田恭子
- スネ麻呂の娘。紅葉狩りで迷子になり、スネ麻呂が右大臣に掛け合って山狩りが行われることになった。
- 源頼光
- 声 - 稲葉実
- 平安時代中期の実在の人物。侍たちの大将。紅葉狩りの際に迷子になったスネ麻呂の娘・スネ子の捜索と山に住む鬼の退治のため山狩りを決行する。原作では小太りで髭面の中年だが、映画では凛々しい外見の男性。しかし昆虫人が化けた巨大妖怪にびびって逃亡した。
- 近代の人物
- 大正時代風。
- 野美のび秀
- 声 - 井上和彦
- 野比奈の子孫で、野比奈が遺した富を元に築かれた野美コンツェルンの社長。出木松博士を資金援助し、南極の大洞窟への探検に挑む。
- 昆虫人からは、立場は異なるがすばらしい人物と惜しまれた。あくまで地上人として振る舞うために、昆虫人から飛行船ごと撃ち落とされかける。どうしようもない土壇場に至り、源にプロポーズをして受け入れられる(漫画のみ。映画では幻覚)。ドラえもん達とビタノの交渉もあって命拾いし、地上へと生還する。
- 出木松博士
- 声 - 速水奨
- 出木杉に似た科学者。気球で南極点通過を成し遂げて南極点の大穴を発見した後、のび秀と共に南極探検に挑む。
- のび太からは、出木杉のそっくりがしずかのそっくりに仲が良いようで軽く嫉妬される。
- 源 しず代
- 声 - 玉川紗己子
- しずかに似たのび秀の秘書。一流の登山家でもあり、のび秀たちの探検に同行する。
昆虫人(ホモ・ハチビリス)
新地球の地底空洞に文明を築き上げた昆虫人類たち。学名は「ホモ・ハチビリス」。姿は蜂に似ているが、人間たちとコンタクトを取る際は人間そっくりに変身でき、彼らの文明は人類を遥かに上回っている。ドラえもんとのび太が5億年前に行った進化作業の際に、昆虫の祖先が「進化退化放射線源」の光を浴びたのが切っ掛けで、人類と同時に昆虫の進化が始まった。原作では人間よりも大分小さい身体であり、擬態時のみ人間サイズになるが映画では昆虫形態の時も人間サイズである。
ハチから進化した昆虫人ホモ・ハチビリスが主流派だが、他にもカマキリや甲虫類の昆虫人もいる。なお、地底空洞には、地上のような草や花はなく、コケや巨大なキノコなどが生えている。
- チュン子
- 声 - こおろぎさとみ
- 平安時代に登場。甲虫類の昆虫人の少女[注 2]。この種は人語を話せず、「チュン」と鳴く。怪我をしたところを野比奈に助けられ、そのお礼に財宝を授ける。
- 男女
- 声 - 中村大樹、伊藤美紀
- 平安時代に登場。山に隠れ住むホモ・ハチビリスの昆虫人。チュン子の世話をしてくれた野比奈に、財宝を授けた。
- 大統領
- 声 - 村松康雄
- 昆虫人ホモ・ハチビリスの大統領。探検に訪れたのび秀と会見し、地上進出を宣言する。原作では人間に擬態している時は白髪で老年のような姿だが、映画の姿は原作よりも若い。
- ビタノ
- 声 - 林原めぐみ
- 昆虫人ホモ・ハチビリスの大学生で、大統領の息子。古生物学の卒業論文で、地球誕生の経緯の研究をしている。彼らの使うタイムマシンは青虫のような形をしている。
- エモドラン
- 声 - 山田恭子
- 22世紀の未来から訪れ、ビタノの面倒を見ている昆虫型ロボット。ドラえもんに似ているが、体色は緑色で、ネコではなく昆虫モチーフ。ビタノのタイムマシンは22世紀のもの。
- 神の幻影
- 声 - 大塚明夫
- 南極大陸でのび秀たちの飛行船の前に現れ、警告を発した神様のような幻影。正体はホモ・ハチビリスの昆虫人たちが多数集まって構成した幻影である。
- 昆虫人
- 声 - 大塚明夫、大滝進矢
- カマキリ型の昆虫人で、ビタノの仲間。時空間の支流に入り、タイムパトロールから逃れた。
巨大ムカデ
- 大トコヨムシ白神のミコト/ふたまたムカデ
- 新地球の神話時代に現れた双頭の巨大ムカデ。毒液を吐き、甲殻はドラえもんの「無敵ホコ全自動式」も通さない。出現地域の人々は神と怖れ、異常気象もこの仕業と思い込んで生贄を捧げ鎮めようとした。ドラえもん達の誘導で2つの頭部が絡まり、逃げ込んだ洞窟が崩れて地上へ出られなくなった。
その他
- タイムパトロール隊員
- 声 - 秋元羊介、掛川裕彦
- 昆虫人たちのタイムマシンを追跡した。時空間の支流を知らなかったため、昆虫人が突然消えたことに驚いていた。
- 運転手
- 声 - 岸野一彦
- 未来デパートの商品配送タイムマシンの運転手。のび太のところに「創世セット」を届けた。
- 本屋
- 声 - 田口昂
- のび太が創世神話を立ち読みしていた本屋の店主。のび太の他にも立ち読みしている者もいたにもかかわらず、立ち読みをしていたのび太だけを追い出した。漫画には登場しない。
注釈
出典
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)544頁
- ^ 掲載時には「大長編シリーズ15作記念作品」と冠されていた。
- ^ てんとう虫コミックス第5巻、藤子・F・不二雄大全集『ドラえもん』第3巻収録
- ^ a b c 藤子・F・不二雄大全集 大長編ドラえもん第6巻「のび太の創世日記」あとがきにかえて「構想が限り無くふくれあがる創世テーマ」より
- ^ 植草信和(編)「日本映画紹介」『キネマ旬報 No.1160(1995年5月上旬号)』第1974巻、株式会社キネマ旬報社、1995年5月1日、182頁、doi:10.11501/7906237、ISSN 1342-5412。
- ^ a b 藤子・F・不二雄『映画ドラえもん のび太と銀河超特急』 下、小学館〈てんとう虫コミックスアニメ版〉、1996年8月25日、129頁。ISBN 978-4-09-149204-3。
- ^ 「映画ドラえもんタイムシアター 1996年「のび太の銀河超特急」」『ぼく、ドラえもん』第22号、小学館、2005年1月、26頁、全国書誌番号:20729503。
- ^ 藤子・F・不二雄大全集大長編ドラえもん第6巻 584頁-588頁 むぎわらしんたろう解説「憧れの人と過ごした幸せな時間」
- ^ 「映画ドラえもんタイムシアター 1995年「のび太の創世日記」」『ぼく、ドラえもん』第24号、小学館、2005年2月、26頁、全国書誌番号:20741122。
- ^ 『QuickJapan』64号、太田出版、2006年
固有名詞の分類
映画作品 |
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