デーナ石 デーナ石の概要

デーナ石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/23 00:00 UTC 版)

デーナ石
分類 方ソーダ石 - 準長石
シュツルンツ分類 09.FB.10
Dana Classification 76.02.04.02
化学式 Fe2+4Be3(SiO4)3S
結晶系 等軸 - 六角四面体 (4 3m)
晶癖 八面体結晶または十二面体結晶
へき開 {111} と {111}
断口 亜貝殻状から不均等
粘靱性 脆い
モース硬度 5.5 - 6
光沢 ガラス質または脂質
黄色、ピンク色、赤茶色、赤色、薄片は無色からピンク色
条痕 灰白色
透明度 半透明
比重 3.28 - 3.46
光学性 等方性
屈折率 n = 1.747 - 1.771
文献 [1][2][3]
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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珍しい鉱物で、花崗岩や、スズを含むペグマタイト、接触変成スカルン片麻岩熱水堆積物中に現れる。また磁鉄鉱柘榴石蛍石曹長石錫石黄鉄鉱白雲母硫砒鉄鉱石英緑泥石と関連して生成する[1]

デーナ石は、1866年、エセックス郡 (マサチューセッツ州)で産出したものが最初に記載され、アメリカ合衆国の鉱物学者であるジェームズ・デーナの名前に因んで名付けられた[3]

マサチューセッツ州ニューハンプシャー州シエラ郡 (ニューメキシコ州)ヤヴァパイ郡 (アリゾナ州)、ニードルポイント山、ブリティッシュコロンビア州、ウォールラス島、ジェームズ湾ケベック州スウェーデンコーンウォールイングランドロシアカザフスタンソマリアタスマニア州西オーストラリア州広島県でも見つかっている[1][2]




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