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ディズニー・モバイル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/04 15:15 UTC 版)

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ディズニーマーケット

ディズニー公式のスマートフォンアプリを配信している。月額315円だが、ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンクおよびディズニー・モバイル・オン・ドコモのユーザーは通信料金のみで利用できる。

ディズニー メール
ミッキーやミニー等、ディズニーキャラクターのデコメールが利用できる。
ディズニー・モバイル・オン・ドコモでは、更に@disneymobile.ne.jpドメインのメールアドレスが追加取得できる(spモードメールとは別のため、2つ(Gmailを含めると3つ)のメールアドレスが使える事になる)。Webメールのため、プッシュ配信には対応しない。
2014年5月13日をもって、新規アカウントの発行が停止された。既存ユーザーのサービス利用は引き続き可能だが、3か月無利用で、アカウント削除されるとのことで、今後、プレミアムなドメイン名になっていくものと考えられる。

今後の展望

ディズニーという異業種の参入により、寡占化が叫ばれている日本の携帯電話市場が活性化することが期待されている。日本はアメリカに次いで2番目にディズニー関連市場が約7,000億円(東京ディズニーリゾート関連を含む)と大きいことから、ディズニー社もディズニー全体の成長の柱となると見込んでいる。

ディズニーはアメリカでも「Disney Mobile」というサービス名で、スプリント・ネクステルの携帯電話通信網(スプリントPCSネットワーク。即ち、CDMA方式)を借り受けて、MVNOとして携帯電話市場に参入したが[8]、競争環境が厳しく利用者数が伸び悩んだことから、2007年12月31日にサービス終了に追い込まれた経緯がある[9]

ディズニーは日本の携帯コンテンツが成熟していること(日本がアメリカよりも携帯電話でのデータ通信の割合が音声通信よりも高いこと)、アメリカでは通信速度が遅く、配信できるコンテンツが限られていたことに加え、ディズニー単独で事業を展開していたことを挙げ、アメリカでの事業展開との違いを強調している。また、日本では2000年から携帯電話向けにコンテンツ提供サービスを行っており、このノウハウを生かして携帯電話事業に参入することを決めたと語っている。事実、3つのキャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)で88サイトを運営しており、約350万件の会員登録がある。なお、今後の利用者数の目標などは公表していない。

2014年から、ディズニーブランドの端末ではないが、KDDI/沖縄セルラー電話により、au 4G LTE対応の一部スマートフォン利用者を対象とした「ディズニーパス」の提供されていたが、2021年9月30日に終了[10]

2015年には、ソフトバンクのSoftBankブランド対応端末利用者に対して、ディズニースタイルの提供を開始した(前述のように、ディズニー・モバイルは2015年9月末を以て新規受け付け終了し、2017年11月30日をもって停波)。ディズニースタイル非対応端末については、先立って提供開始され、同サービスに包括されるディズニーマーケットが利用可能な場合もある(オプション料金は、ディズニースタイル・ディズニーマーケットとも同一)。

沿革

  • 2007年11月12日 - ウォルト・ディズニー・カンパニーの日本法人である、ウォルト・ディズニー・ジャパンがソフトバンクモバイルと協業して、「ディズニー・モバイル」として日本の携帯電話事業へ参入することを発表した。MVNO方式による参入で、移動体通信事業サービス提供に関する電気通信事業の届け出を総務大臣に対して行った。
  • 2008年1月22日 - サービス開始日「3月1日」と詳細なサービス内容、端末概要などを発表し、公式サイトをオープンさせた。
  • 2008年3月1日 - サービス開始。
  • 2012年2月1日 - 「ディズニー・モバイル・オン・ドコモ」発表。同時に従来のサービスは「ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンク」と改称された。

  1. ^ 開発者が明かすディズニー・モバイルの秘密――夢と魔法の世界を手のひらに(BCN + R 2008年2月29日記事)
  2. ^ 「ディズニー・モバイル」、3月1日スタート - Impress ケータイWatch
  3. ^ MVNOに係る電気通信事業法及び電波法の適用関係に関するガイドラインの「2. 電気通信事業法に係る事項」→「(4) 電気通信番号(電話番号)管理」を参照。
  4. ^ WILLCOM CORE 3GEMOBILE 4G-Sは、契約地域別ではなく、旧J-フォン東京から継承した番号帯を中心に、関東甲信地域に附番している番号帯を割り当てている。
  5. ^ ドコモとディズニーが「Disney Mobile on docomo」、2機種発表 - ケータイWatch・2012年2月1日
  6. ^ 「Disney Mobile on docomo」のスマートフォン2機種を開発 - NTTドコモ・2012年2月1日
  7. ^ ドコモ スマートフォンのCMにも出演していた。
  8. ^ Mobile Magic For Families!(ウォルト・ディズニー公式ニュースリリース 2006年4月5日)
  9. ^ Disney To End U.S.-Based MVNO Operations; Explore New Business Model For Popular Family Centric Suite Of Services And Content For Mobile(ウォルト・ディズニー公式ニュースリリース 2007年9月27日)
  10. ^ 【お知らせ】ディズニーパスサービス終了のお知らせ”. ディズニー公式 (2021年1月20日). 2021年2月1日閲覧。






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