みすて♡ないでデイジー 概要

みすて♡ないでデイジー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/19 07:27 UTC 版)

概要

連載後、徳間書店から単行本(全3巻)が出版されるが廃刊。1996年3月にアスキーで加筆修正を加えたものが、『みすて・ないでデイジー FOR EVER』(全2巻)として復刊。その縁もあってログアウト文庫からノベライズ版が出版される運びとなる。その後、アスキー版がマンガ図書館Zにおいて配信されている。

1995年11月25日に、データム・ポリスターよりドラマCDが発売された。

1997年7月にはテレビアニメ化され、テレビ東京のみで放送された。後にVHSビデオでソフト化された。

2022年現在、日本ではDVD版・Blu-ray版はリリースされておらず、海外ではDVD版はリリースされている。

あらすじ

核シェルターの中で育った歩野零二郎は、地球を脱出して愚かな人類の自滅していく様子を観察して楽しもうと考えていたが、松沢ひとみに出会い、計画を変える。

登場人物

「声 - 」は、ドラマCD版 / テレビアニメ版における声優

歩野 零二郎(てくの れいじろう)
声 - 檜山修之 / 林泰文
本作の主人公。幼年期から天才的マッドサイエンティストであり、その能力の異常な高さと暴走性ゆえ、中学校入学まで核シェルターに閉じ込められて成長した。対人関係能力に著しい問題がある。
「ひとみへの一目惚れ」を「彼女が電波で脳に命令している」と解釈、ゆえに「そんな彼女は宇宙人なのだ」と捻じ曲がった判断をしてしまう。
トレードマークメガネ白衣
松沢 ひとみ(まつざわ ひとみ)
声 - 天野由梨 / 飯沼希歩
本作のヒロイン。零二郎から一方的にデイジーと名付けられ、振り回される。ビシッとそろったおかっぱ頭が特徴。
さより
声 - 萩森侚子 / みうらうらら
ひとみの友人。山川Xに惚れている。髪型はショートヘア。
たみ
声 - 嶋方淳子 / 夏樹リオ
ひとみの友人。ひとみ・さよりとのトリオでは突っ込み役。髪型はウェーブのかかったロングヘア。
G2
声 - 高山みなみ / 笠原弘子
ひとみそっくりに作られたアンドロイド
歩野 陽一郎(てくの よういちろう)
声 - 八奈見乗児 / 八木光生
零二郎の祖父。零二郎の社会復帰のために、見当外れの努力を続ける。
兄井 野枝(あにい のえ)
声 - (なし) / 山本郁子
零二郎とひとみの先輩として登場。
後に陽一郎が零二郎のために用意した社会復帰用サイボーグと明かされる。実は陽一郎の妻で零二郎の祖母である。
山川 X(やまかわ エックス)
声 - 矢尾一樹 / 森川智之
脇役。パンクスなのに自虐的性格。零二郎に散々おちょくられる。さよりにベタ惚れされているが全く気づいていない。
らら子先生(ららこせんせい)
声 - (なし) / 島本須美
歩野らのクラスの担任。空気の読めない人。服装がいつも奇抜。
ひとみの父
声 - 佐藤正治 / 清川元夢
ひとみの父親。
ひとみの母
声 - 川島千代子 / つかもと景子
ひとみの母親。
ミミちゃん
声 - (なし) / みうらうらら
核ミサイル。白を基調とし、胴体部分にカラフルな模様があしらわれている。
クマちゃん
声 - (なし) / 上田祐司
核ミサイル。黒一色。

単行本

  • 徳間書店版
  • アスキー版
    • 『みすてないでデイジー FOR EVER1』 1996年2月発行、ISBN 4-7561-1201-3
      • Act.01 ドント・リーブ・ミー・アローン・デイジー (『FOR EVER1』用に書き下ろされたもの)
      • Act.02 ラジオ・アクティヴィティ (サブタイトル名は、クラフトワークのアルバム『放射能』から)
      • Act.03 ストレンジャー・ザン・パラノイア (サブタイトル名は、映画『ストレンジャー・ザン・パラダイス』から)
      • Act.04 嵐を呼んでしまう男 (サブタイトル名は、映画『嵐を呼ぶ男』から)
      • Act.05 ドロップ・アウトサイダース
      • Act.06 トリュフドの日 (サブタイトル名は、ジョン・ウィンダムのSF小説『トリフィドの日』から)
      • Act.07 凍土の人々
      • Act.08 Sは社会復帰のS
      • Act.09 High男の恐怖 (サブタイトル名は、SF映画『蝿男の恐怖』から)
      • Act.10 巨獣水爆戦 (サブタイトル名は、SF映画『宇宙水爆戦』から)
      • Act.11 エレクトリック・ドローム (サブタイトル名は、SF映画『ビデオドローム』と『エレクトリック・ドリーム』から)
      • Act.12 地球はひとりぼっち (サブタイトル名は、『太陽はひとりぼっち』から)
      • Act.13 甘い汁の恐怖
      • Act.14 でいと物語 (サブタイトル名は、『帝都物語』から)
      • Act.15 クリスマスのうたなんかきこえない (サブタイトル名は、『白鳥のうたなんかきこえない』から)
      • Act.16 ハートのジャンク
    • 『みすてないでデイジー FOR EVER2』1996年3月発行、ISBN 4-7561-1210-2
      • Act.17 私をペトロパブロフスク カムチャッキーに連れてって (サブタイトル名は、1987年11月に公開の映画『私をスキーに連れてって』から〈ペトロパブロフスク・カムチャツキーロシア連邦に実在する都市〉)
      • Act.18 ハルのめざめ (サブタイトル名は、ドイツ古典文学『春のめざめ』から〈ハルがカタカナなのはSF映画『2001年宇宙の旅』に登場したコンピューターHALにもかかっている〉)
      • Act.19 さらば青春の光 (サブタイトル名は、映画『さらば青春の光』から)
      • Act.20 オープンド・ドア
      • Act.21 青春GROUND ZERO
      • Act.22 ひとりぼっちの宇宙人 (サブタイトル名は、『ウルトラセブン』第29話「ひとりぼっちの地球人」から)
      • Act.23 スタンド・バイ・ミー
      • Act.24 スローランナー
      • Act.25 スイートブラックボックスI
      • Act.26 スイートブラックボックスII
      • Act.27 あかるいなかま
      • Act.28 みすてないでデイジーI
      • Act.29 みすてないでデイジーII
      • Act.30 みすてないでデイジーIII






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