さっぽろ地下街 施設

さっぽろ地下街

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/06 07:26 UTC 版)

施設

オーロラタウン

オーロラタウン
AURORA TOWN
店舗概要
開業日 1971年11月16日[16]
正式名称 大通地下街[16]
施設管理者 札幌都市開発公社
敷地面積 33,645.6 m²[16]
商業施設面積 6,615.4 m²[16]
営業時間 10:00 - 20:00
最寄駅 大通駅
西4丁目停留場
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オーロラタウン

オーロラタウン(AURORA TOWN)は、札幌市営地下鉄大通駅を基点として大通西1丁目に広がり[17]さっぽろテレビ塔に接続する延長310 mの地下街(地下歩道)[16]。並行している地下鉄のコンコース丸井今井札幌本店(大通館)などに直結しているほか、東へ延びて札幌市営地下鉄東西線バスセンター前駅に連絡している。「北1西1地区」の再開発に伴い、西2丁目地下歩道の延伸を計画している[18]

  • オーロラコーナー
    • 総合案内所(西3丁目クロスポイント)
    • 授乳コーナー
  • 防災センター
  • オーロラプラザ
  • オーロラスクエア
  • 小鳥の広場
  • コインロッカー

かつてはオーロラガーデン(現在のオーロラプラザ付近)に幅14.6 m、高さ3.5 mのオーロラの滝があり、滝つぼの池には67本の噴水を上げ7色の照明によりオーロラの模様を描いていた。中央広場の通路には人口の小川である長さ40 m、幅2 mの「よろこびの川」があり[19]、160本の噴水をW型に配置し、彫刻が設置されていた。1972年(昭和47年)には「愛の鐘」「希望の鐘」の設置をきっかけに鐘に向かいコインを投げ込む人も現れ年平均60万円が投げ入れられ、社会福祉施設や災害義援金に寄付された[4]。通路の混雑などにより1980年(昭和55年)によろこびの川は撤去され、のちにオーロラの滝もイベント会場となっている。また小川の両端にあった女神像2体はオーロラプラザ内に移設された[4]

さっぽろ地下街開業から半世紀となる2021年(令和3年)11月16日、滝や人工池があった場所に、3枚のパネルを連結させた道内最大級の大型LEDビジョン(縦2.7 m、横14.4 m)が設置されることになった[15]

ポールタウン

ポールタウン
POLE TOWN
店舗概要
開業日 1971年11月16日[16]
正式名称 札幌駅前通地下街[16]
施設管理者 札幌都市開発公社
敷地面積 14,230.4 m²[16]
商業施設面積 4,500.1 m²[16]
営業時間 10:00 - 20:00
最寄駅 大通駅すすきの駅
西4丁目停留場狸小路停留場すすきの停留場
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ポールタウン

ポールタウン(POLE TOWN)は、札幌市営地下鉄大通駅を基点としてすすきの駅をつなぐ延長400 mの地下街(地下歩道)[16][17]北海道旅客鉄道(JR北海道)札幌駅北側から札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)・ポールタウンを通ってすすきの駅までの1,900 mがほぼ直線でつながっており、日本国内で最も直線距離が長い地下通路(地下道)になっている[2]。地下街からは札幌パルコ、札幌ゼロゲート、モユクサッポロ、札幌ナナイロ、狸小路商店街アルシュ札幌千秋庵製菓ウインズ札幌A館に直結している。

  • ポールスクエア
  • ポールプラザ
    • 総合案内所
  • コインロッカー
  • 防災センター

札幌大通地下駐車場

大通公園の直下にあり、オーロラタウンや札幌市営地下鉄大通駅に連結している。地下街と直結する身障者対応エレベーターを設置している。

  • 営業時間:8:00 - 22:00(宿泊駐車不可)
  • 収納台数:366台(車いす専用駐車スペース4台分、オートバイの駐車不可)
  • 車両サイズ:車高・車幅2.1 m、車長5.0 mまで

注釈

  1. ^ (同ポイントクラブを導入する2年前(2004年(平成16年))に「Edy」(現:楽天Edy)の導入が行われた。これは、道内の商店街では初の出来事であった[13]

出典

  1. ^ さっぽろ地下街について知りたい”. 札幌市. 2021年6月27日閲覧。
  2. ^ a b 全国地下街巡り、直線距離なら札幌が日本一」『日本経済新聞』、2011年5月23日。オリジナルの2020年12月20日時点におけるアーカイブ。
  3. ^ a b c d e 札幌の通り, pp. 91–93.
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 特集ポールタウン・オーロラタウン"半世紀秘話" - 財界さっぽろ2021年5月号
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 地下街のあゆみ”. 札幌都市開発公社. 2023年6月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月4日閲覧。
  6. ^ さっぽろ地下街 店開き(フォト北海道 道新データベース)」『北海道新聞』、1971年11月16日。2017年2月19日閲覧。オリジナルの2017年3月25日時点におけるアーカイブ。
  7. ^ a b c d e f g h 会社概要”. 会社について. 札幌都市開発公社. 2023年8月4日閲覧。
  8. ^ a b c d e f 株式会社札幌都市開発公社 第54期決算公告
  9. ^ 平成28年度関与団体点検調書” (PDF). 北海道 (2016年). 2018年11月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月4日閲覧。
  10. ^ a b c 第4章 イベントとコンベンション” (PDF). 平成24年度観光コンベンション部の事業概要. 札幌市. 2022年7月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月4日閲覧。
  11. ^ 札幌市公衆に著しく迷惑をかける風俗営業等に係る勧誘行為等の防止に関する条例” (PDF). 札幌市. 2022年12月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月4日閲覧。
  12. ^ ススキノ対策”. 札幌市. 2023年4月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月4日閲覧。
  13. ^ 北海道の商店街で初導入!10月1日より、さっぽろ地下街で電子マネー「Edy」導入” (PDF). 電子マネー「楽天Edy(ラクテンエディ)」. 共同ニュースリリース. 楽天Edy (2004年9月24日). 2023年8月4日閲覧。
  14. ^ 電子マネーの活用による新サービスの展開「札幌地下街商店街」(札幌市)” (PDF). 北海道. 2017年3月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月19日閲覧。
  15. ^ a b 道内最大級LEDビジョン オーロラタウンに設置へ 開業50年記念」『北海道新聞』、2021年11月13日。2023年8月4日閲覧。オリジナルの2021年11月13日時点におけるアーカイブ。
  16. ^ a b c d e f g h i j (6)地下街” (PDF). 札幌市の都市交通データ. 札幌市. p. 27. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月4日閲覧。
  17. ^ a b 屋内測位普及発展に関する調査研究報告書』(pdf)(レポート)財団法人ニューメディア開発協会、2009年3月、76頁。 オリジナルの2017年8月10日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20170810012117/http://www.nmda.or.jp/keirin/h20houkoku/houkoku/h20okunai.pdf 
  18. ^ 札幌市が西2丁目地下歩道延伸で27年前の地下躯体を札幌振興公社から8億円で取得へ”. 北海道リアルエコノミー. リアルエコノミー (2014年2月5日). 2018年11月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月19日閲覧。
  19. ^ 平山勇「札幌地下街」『照明学会雑誌』第56巻第1号、照明学会、1972年、37-41頁、doi:10.2150/jieij1917.56.37ISSN 0019-2341NAID 130003757181 
  20. ^ a b c d 2021年(令和3年)12月26日(日曜日) 北海道新聞 朝刊『日曜ナビ』 1面・2面「五感紀行」
  21. ^ 矢野顕子 40th Anniversary”. 矢野顕子 公式サイト. 2023年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月4日閲覧。 “(※CD4:"BEST ANOTHER SONGS"の12曲目)”


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