盃とは? わかりやすく解説

さか‐ずき〔‐づき〕【杯/×盃/×坏】

読み方:さかずき

《「酒(さか)杯(つき)」の意》

酒を飲むのに使う小さな器。多く、口が朝顔形開いたものをいう。「—を酌み交わす」「—を干す」

杯事(さかずきごと)2」に同じ。「親分子分の—を取り交わす」「固めの—」

杯/盃/坏の画像
盃を模した紋所一つ「ほいのし」

はい【杯】

読み方:はい

常用漢字] [音]ハイ(漢) [訓]さかずき

[一]ハイ

酒を入れて飲む器。さかずき。「杯盤乾杯玉杯苦杯献杯酒杯祝杯返杯

記念にするカップ。「賜杯賞杯優勝杯

[二]さかずき〉「水杯

[補説] 「盃」は異体字人名用漢字


はい【杯/×盃】

読み方:はい

【一】[名]酒を入れて飲む器。さかずき。「—を重ねる」「—を挙げて健康を祝す

【二】接尾助数詞撥音のあとでは「ばい」、促音のあとでは「ぱい」となる。

器に入れた液体茶碗盛った飯などを数えるのに用いる。「一ぱいの」「御飯を三ばい食べる」

たこ・いか・あわびなどを数えるのに用いる。

船を数えるのに用いる。隻(せき)。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/17 15:25 UTC 版)

(さかづき)は、主に日本酒を飲むために用いる器。あるいは酒坏とも書く[1]。小さなものは盞ともいう[1]


  1. ^ a b 岩井広實監修、工藤員功編 『絵引 民具の事典』 p.56 2008年
  2. ^ a b c d e 玉野謙吉「酒器と備前焼」『日本醸造協会雑誌』第75巻第7号、公益財団法人 日本醸造協会、1980年、580-581頁。 
  3. ^ a b c d e f g h i j 熊田喜三男「日本の酒の沿革と酒の器 : 多治見・市之倉の盃を例に」『名古屋外国語大学現代国際学部紀要』第13号、名古屋外国語大学現代国際学部、2017年3月、113-165頁。 
  4. ^ 神崎宣武「日本の食器-漆器から磁器へ」『日本食生活学会誌』第13巻第3号、日本食生活学会、2002年、142-146頁。 
  5. ^ 『神社有職故実』18頁(全129頁)1951年(昭和26年)7月15日 神社本庁発行
  6. ^ a b さかづき文化:兵隊盃と酒席でのゲーム”. 国土交通省. 2024年3月17日閲覧。
  7. ^ 井澤正裕「交通安全意識と御守」『IATSS Review』第11巻第3号、公益財団法人国際交通安全学会、1985年、113-165頁。 
  8. ^ 第56回「教育・文化週間」関連行事”. 文部科学省. 2024年3月17日閲覧。
  9. ^ 『佐久市志民俗編下』全1706頁中1373頁長野県佐久市 平成2年2月20日発行


「盃」の続きの解説一覧

盃(さかづき)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/23 22:05 UTC 版)

酒器」の記事における「盃(さかづき)」の解説

「盃を交わす」「盃を取らせる」といった表現あるように、日本文化の中では盃はたんに酒を飲む容器であるだけではなく人間関係、名誉、格式などのさまざまな文化事象関係した複雑な媒体である。今日私たち思い描くのは「塗り盃」だが、江戸時代後期には陶磁器の盃も用いられた。

※この「盃(さかづき)」の解説は、「酒器」の解説の一部です。
「盃(さかづき)」を含む「酒器」の記事については、「酒器」の概要を参照ください。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/02 18:56 UTC 版)

仁義なきキリスト教史」の記事における「盃」の解説

新たに関係性を結ぶ儀式親子となる親子盃、兄弟となる兄弟盃などがある。後者は5分の兄弟となる5:5兄弟盃や、舎弟となる舎弟盃などに分かれる

※この「盃」の解説は、「仁義なきキリスト教史」の解説の一部です。
「盃」を含む「仁義なきキリスト教史」の記事については、「仁義なきキリスト教史」の概要を参照ください。

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出典:『Wiktionary』 (2018/07/06 08:31 UTC 版)

発音(?)


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