impromptu
「impromptu」とは
「impromptu」は英語の単語で、日本語に訳すと「即興の」「思いつきの」といった意味を持つ。この単語は、主に音楽や演劇などの芸術の世界で使われることが多い。例えば、即興で演奏される音楽を「impromptu music」と表現する。また、予定になかったスピーチやパーティーなども「impromptu」の形容詞として使われる。「impromptu」の発音・読み方
「impromptu」の発音は、IPA表記では /ɪmˈprɒmptuː/ となる。IPAのカタカナ読みでは「イムプロンプトゥー」となる。日本人が発音するカタカナ英語では「インプロンプトゥ」と読むことが一般的である。「impromptu」の定義を英語で解説
「Impromptu」 is an adjective in English that means done without being planned, organized, or rehearsed. It is often used to describe something that is made or done offhand, suddenly or without preparation. For example, an impromptu speech is one that is not prepared in advance but is made up on the spot.「impromptu」の類語
「impromptu」の類語としては、「spontaneous」「extemporaneous」「offhand」「unpremeditated」などがある。これらの単語も同様に、計画や準備なしに行われる行動や事象を表すのに使われる。「impromptu」に関連する用語・表現
「impromptu」に関連する用語としては、「improvisation」がある。これは「即興」という意味で、「impromptu」同様に音楽や演劇などの芸術の世界でよく使われる。また、「impromptu speech」や「impromptu party」などのフレーズもよく使われる。「impromptu」の例文
1. He gave an impromptu speech at the party.(彼はパーティーで即興のスピーチをした)2. The band played an impromptu concert in the park.(バンドは公園で即興のコンサートを行った)
3. We had an impromptu picnic by the river.(私たちは川辺で思いつきのピクニックをした)
4. She made an impromptu visit to her old friend.(彼女は旧友に即興で訪問した)
5. The meeting turned into an impromptu brainstorming session.(会議は思いつきのブレインストーミングセッションになった)
6. The children put on an impromptu play for their parents.(子供たちは両親のために即興の劇を行った)
7. He wrote an impromptu poem for her.(彼は彼女のために即興の詩を書いた)
8. The chef made an impromptu dish with the ingredients he had.(シェフは手元にある食材で即興の料理を作った)
9. They held an impromptu dance party on the beach.(彼らはビーチで即興のダンスパーティーを開いた)
10. The artist created an impromptu mural on the wall.(アーティストは壁に即興の壁画を描いた)
アンプロンプチュ【(フランス)impromptu】
読み方:あんぷろんぷちゅ
即興曲。
Impromptu
英語表記/番号 | 出版情報 | |
---|---|---|
アルカン, シャルル=ヴァランタン:即興曲 | Impromptu | 出版年: c1845年 初版出版地/出版社: Grus 献呈先: Madame Place |
ロジェ=デュカス:即興曲 | Impromptu | 作曲年: 1921年 出版年: 1921年 初版出版地/出版社: Durand |
マルティヌー:即興曲 | Impromptu | 作曲年: 1956年 |
ステンハンマル:即興曲 変ト長調 | Impromptu | |
トッホ:即興曲 | Impromptu | 作曲年: 1904年 |
ヴェラスケス:即興曲 | Impromptu | |
タイユフェール:即興曲 | Impromptu | 作曲年: 1912年 初版出版地/出版社: Ed. Jobert |
コルンゴルト:即興曲 | Impromptu | 作曲年: 1908年 献呈先: Frl. Sophie de Bauer |
シャブリエ:即興曲 ハ長調 | Impromptu | 作曲年: 1873年 出版年: 1877年 初版出版地/出版社: Heugel,Énoch |
ラフマニノフ:即興曲 | Impromptu | 作曲年: 1896?年 |
チャイコフスキー:即興曲 変イ長調 | Impromptu | 作曲年: 1889年 |
即興曲
即興曲(そっきょうきょく)は、自由な形式で書かれた性格的小品の一種。フランス語のままアンプロンプチュ(またはアンプロンプテュ、仏: Impromptu)と表記される場合もある。即興的な要素はあるが、即興的に作られたわけではなく、また即興演奏そのものでもない(なお、即興風の音楽という発想自体は決して19世紀固有のものではなく、それ以前には「トッカータ」や「カプリッチョ(奇想曲)」など様々な名称で呼ばれた[1])。
語源はラテン語で「準備不足[2]」や「即座に何かに対応できる状態」を意味する "in prōmptū" であり、「即座に音楽を興す」という意味合いで「即興曲」と訳された[3]。
"Impromptu" という単語は、18世紀以前には即興詩(あるいは劇の幕間の出し物)を意味した[4]が、曲のタイトルとして "Impromptu" の名が初めて登場するのは、チェコの作曲家ヤン・ヴァーツラフ・ヴォジーシェクが1821年に出版した『6つの即興曲 作品7』である(ただし、これはヴォジーシェク自身が命名したものではなく、出版社によって提案されたものだという説が有力である)[3]。
主な作品
- ヨハン・ネポムク・フンメル…全1曲。
- 即興曲 ハ長調 S. 205(1836年頃)
- ヤン・ヴァーツラフ・ヴォジーシェク…全1曲。
- 6つの即興曲 作品7(作曲年不詳、1821年出版)
- フランツ・シューベルト…全8曲。
- 4つの即興曲 作品90, D 899(1827年)
- 4つの即興曲 作品142, D 935(1827年)
- フレデリック・ショパン…全4曲。
- 即興曲第1番 変イ長調 作品29(1837年)
- 即興曲第2番 嬰ヘ長調 作品36(1839年)
- 即興曲第3番 変ト長調 作品51(1842年)
- 即興曲第4番 嬰ハ短調 作品66『幻想即興曲』(1834~35年)
- ロベルト・シューマン…全1曲。
- クララ・ヴィークの主題による即興曲 ハ長調 作品5(1833年)
- フランツ・リスト…全2曲。
- 即興曲(夜想曲)嬰ヘ長調 S. 191(1872年)
- 即興円舞曲 変イ長調 S. 213(1842~52年)
- ベドルジハ・スメタナ…全11曲。
- 即興曲 変ホ長調 JB 1:4, B. 22, T. 6(1841年)
- 即興曲 ロ短調 JB 1:5, B. 23, T. 7(1841年)
- 即興曲 変イ長調 JB 1:6, B. 24, T. 11(1842年)
- バガテルと即興曲 JB 1:19, B. 40, T. 27(全8曲、1844年)
- ツェーザリ・キュイ…全3曲。
- 3つの即興曲 作品35(1886年)
- カミーユ・サン=サーンス…全7曲。
- 7つの即興曲 作品150, R. 100(1916~17年)
- ジョルジュ・ビゼー…全1曲。
- 『子供の遊び』作品22, GB 142より第2曲「こま(即興曲)」(1871年)
- ピョートル・チャイコフスキー…全3曲。
- 即興曲=カプリス ト長調 TH 144(1884年)
- 即興曲 変イ長調 TH 147(1889年)
- 即興曲『抒情的な時』変イ長調 TH 149(1892~93年)
- エマニュエル・シャブリエ…全1曲。
- 即興曲 ハ長調(1860年頃)
- ガブリエル・フォーレ…全6曲。「即興曲 (フォーレ)」も参照
- 即興曲第1番 変ホ長調 作品25(1881年)
- 即興曲第2番 ヘ短調 作品31(1883年)
- 即興曲第3番 変イ長調 作品34(1883年)
- 即興曲第4番 変ニ長調 作品91(1905年)
- 即興曲第5番 嬰ヘ短調 作品102(1909年)
- 即興曲第6番 変ニ長調 作品86bis(ハープのための即興曲 変ニ長調 作品86)(1904年)
- ジャン・シベリウス…全10曲。
- 6つの即興曲 作品5(1890~93年)
- 即興曲『誰が星を導いたのか』作品19(1902年)
- 即興曲 ト短調 作品24-1(1894~1903年)
- 即興曲 イ短調 作品78-1(1915~19年)
- 即興曲 ハ長調 作品99-4(1922年)
- アルベール・ルーセル…全1曲。
- 即興曲 作品21, L. 23(1919年)
- アレクサンドル・スクリャービン…全9曲。
- マズルカ風即興曲 ハ長調 作品2-3(1889年)
- 2つのマズルカ風即興曲 作品7(1892年)
- 2つの即興曲 作品10(1894年)
- 2つの即興曲 作品12(1895年)
- 2つの即興曲 作品14(1895年)
- マックス・レーガー…全8曲。
- 8つの即興曲 作品18(1896年)
- エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ…全3曲。
- 3つの即興曲 作品13(1904年)
- アレクサンドル・ゲディケ…全6曲。
- 管弦楽のための6つの即興曲『戦時中に』作品26(1915年)
- バルトーク・ベーラ…全8曲。
- ハンガリー農民の歌による即興曲 作品20, Sz. 74, BB. 83(全8曲、1920年)
- ジャック・イベール…全1曲。
- 即興曲(1951年)
- ダリウス・ミヨー全1曲。
- 即興曲 作品91(1926年)
- ジョージ・ガーシュウィン…全1曲。
- 2つの調のための即興曲(1929年)
- フランシス・プーランク…全20曲。「15の即興曲 (プーランク)」も参照
- 5つの即興曲 FP 21(1920~21年)
- 10の即興曲 FP 63(1932~34年)
- 2つの即興曲 FP 113(1941年)
- 2つの即興曲 FP 170(1958年)
- 即興曲第15番 ハ短調『エディット・ピアフを讃えて』FP 176(1959年)
- ロベール・カサドシュ…全1曲。
- 即興曲 作品67-4(1967年)
- ウィリアム・ウォルトン…全1曲。
- ブリテンの即興曲による即興曲(1969年)
- ニコライ・カプースチン…全4曲。
- 3つの即興曲 作品66(1991年)
- 即興曲 作品83(1997年)
脚注
- ^ 即興曲 第1番 変イ長調 Op.29/Impromptu no.1 As-Dur Op.29 - ショパン - ピティナ・ピアノ曲事典
- ^ アンプロンプチュ(即興曲)の由来や特徴、おすすめの曲【音楽のジャンルを分かりやすく解説!】(2023年8月16日閲覧)
- ^ a b アンプロンプチュ:日本語では「即興曲」、語源のラテン語はもともとどういう意味?|音楽っていいなぁ、を毎日に。 - Webマガジン「ONTOMO」(2023年8月16日閲覧)
- ^ アンプロンプチュとは? 意味や使い方 - コトバンク(2023年8月16日閲覧)
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