コルンゴルト
【英】：Korngold, Erich Wolfgang
オーストリアのウィーンとアメリカのハリウッドを中心に活動したユダヤ系の作曲家。生まれは、当時のオーストリア＝ハンガリー帝国のブリュン（現チェコのブルノ）。父ユリウスは弁護士であったが音楽批評の活動もしており、コルンゴルトが4歳のとき、音楽批評家ハンスリックの招きで一家はウィーンへ移り住む。
コルンゴルトは幼いころから音楽の才能を発揮し、「神童」「モーツァルトの再来」ともてはやされた。9歳のコルンゴルトを「天才だ！」と絶賛したマーラーの勧めで、彼はツェムリンスキーに師事することとなる。その後、皇室の行事で作品が演奏されたり、著名な演奏家によって初演が行われたりと、その名はヨーロッパ中に広まる。しかし、1930年代から映画音楽に携わるようになり、1938年にナチスの迫害を逃れてアメリカへ亡命すると、ヨーロッパの音楽界からは次第に忘れられてしまう。第二次世界大戦後、ヨーロッパ復帰を試みるも、「映画音楽作曲家」というレッテルと、当時としては保守的で「時代遅れの」作風のためにその計画は失敗し、失意のままハリウッドで60年の生涯を閉じる。
ワルツ集／Walzer 1907
ロンダンド／Rondando 1907
スケルツァンド／Scherzando 1907
死／"Der Tod" 1907
葬送行進曲／Trauermarsch 1908
即興曲／Impromptu 1908
ワルツ／Valse lente 1909
ワルツ／Valse Tardadine 1909
アンダンティーノ／Andantino 1909
ピアノ五重奏曲 ホ長調／Klavierquintett E-Dur Op.15／1920-21[29'30"]
コルンゴルト
名前 Korngold
エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト
(コルンゴルト から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/11/10 18:28 UTC 版)
エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト[1]（Erich Wolfgang Korngold, 1897年5月29日 - 1957年11月29日）は、オーストリア出身のアメリカ合衆国の作曲家・指揮者。神童として知られ、ハリウッド史上最も重要な作曲家の一人となった。
- ^ エリック・ウォルフガング・コーンゴールド」と英語式の呼称で表記されることもある他、英独の発音を混同した「コルンゴルド」、「コルンゴールド」などと呼ぶ人もいるが、一般的には舞台ドイツ語発音に基く「コルンゴルト」という表記が定着している。ドイツ語の現代的発音を考慮すれば「コアンゴルト」「コーンゴルト」といった表記も考えられる。
- ^ “Korngold's piano sonata no.1”. www.chandos.net. 2019年7月26日閲覧。
- ^ “Korngold's piano concerto op.17”. digital.library.unt.edu. 2019年7月26日閲覧。
- ^ Star Wars vs Kings Row - Youtube
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「エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト」の続きの解説一覧
- 1 エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルトとは
- 2 エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルトの概要
- 3 映画音楽との出合い
- 4 再評価
- 5 外部リンク
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