グロブリン【globulin】
グロブリン
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グロブリン ( globulin )
グロブリン [Globulin]
生体防御の仕組みの内、液性免疫に関係する抗体はγ-グロブリン画分である。抗体とそれに構造や機能上関連があるタンパク質を免疫グロブリン(immunoglobulin)という。免疫グロブリンには正常のγ-グロブリンをはじめ、骨髄腫タンパク質、β2-ミクログロブリン(microglobulin)などもある。免疫グロブリンは円口類(ヤツメウナギなど)や魚類から哺乳類まで全ての脊椎動物の体液中に存在し、リンパ系細胞によってつくられる。これらは物理・化学的あるいは免疫学的には一般にIgG,IgM,IgA,IgD,IgEの5種類があるが、下等脊椎動物では未分化でIgMが主体である。それらの基本構造は分子量が大きいH鎖(5-7万)と分子量がより小さいL鎖(2.3万)から成っている。
グロブリン
(globulin から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/22 03:29 UTC 版)
グロブリン(英: globulin)は、古くは、水に不溶で、希アルカリ性または中性の塩類溶液に溶けるタンパク質の一群の総称であった[注釈 1]。現在では、血漿タンパク質を構成する血清アルブミン、フィブリノゲンと並ぶグロブリンを指すことが多い。また、グロブリンという用語は、球状タンパク質と同義で使われることもある。ただし、アルブミンも球状タンパク質ではあるが、グロブリンではない。他のすべての血清球状タンパク質はグロブリンである。
注釈
出典
- ^ 『標準化学用語辞典 第2版』丸善。
- ^ SanchMonge, R.; Lopez-Torrejón, G.; Pascual, C. Y.; Varela, J.; Martin-Esteban, M.; Salcedo, G. (12 November 2004). “Vicilin and convicilin are potential major allergens from pea”. Clinical & Experimental Allergy 34 (11): 1747–1753. doi:10.1111/j.1365-2222.2004.02085.x. PMID 15544600.
- ^ Harris, T; Eagle (1935). “THE IMMUNOLOGICAL SPECIFICITY OF THE EUGLOBULIN AND PSEUDOGLOBULIN FRACTIONS OF HORSE AND HUMAN SERUM”. J Gen Physiol 19 (2): 383–396. doi:10.1085/jgp.19.2.383. PMC 2141424. PMID 19872935 .
- 1 グロブリンとは
- 2 グロブリンの概要
- 3 外部リンク
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