albuminとは? わかりやすく解説

アルブミン【albumin】

読み方:あるぶみん

単純たんぱく質によく溶けるものの総称。熱やアルコール凝固する生体広く含まれ動物では卵白血清などに多い。


アルブミン

英訳・(英)同義/類義語:albumin

グロブリンと共に生物構成する代表的な可溶性タンパク質一群で、卵白血清になどに広く含まれており、グロブリンよりも高い塩濃度塩析される。

アルブミン ( albumin )

血液中や筋肉中など体内広く分布し細胞働き助け機能をもつタンパク成分1日に約12gがおもに肝臓つくられており、所定役目果たしたあとは再び肝臓分解されます。アルブミンは血液内では血漿けっしょう)に存在していますが、出血ヤケド熱傷)、イレウス腸閉塞)、肝硬変ネフローゼ症候群などのような異常病態生じたときには体内循環する血漿の量が減る(低タンパク状態をきたす)ことになりますこのような場合失われた血管内のアルブミン量が50%以下であれば血管外のアルブミンによって代償されるのですが、出血どのように喪失急激な場合ショック起こすこともあるため、薬剤アルブミン製剤)によって不足分補給することになります一般にアルブミン製剤投与されるのは、出血外傷によるショック状態、高度な熱傷ヤケド)、大手術のとき、肝硬変ネフローゼ症候群腹水ふくすい)や乏尿ぼうにょう)がみられるとき、悪性腫瘍(がん)で浮腫(からだのむくみ)や腹水胸水などがあり、他の治療法では改善望めないようケースです。

アルブミン

(albumin から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/07 01:29 UTC 版)

アルブミン (Albumin)は一群のタンパク質に名づけられた総称で、卵白(albumen)を語源とし、卵白の構成タンパク質のうちの約65%を占める主成分タンパク質に対して命名され、さらにこれとよく似た生化学的性質を有するタンパク質の総称として採用されている。代表的なものに卵白を構成する卵アルブミン脊椎動物血液血漿に含まれる血清アルブミン乳汁に含まれる乳アルブミンがある


  1. ^ Buxton, Iain L. O. (2006). “Pharmacokinetics and pharmacodynamics: the dynamics of drug absorption, distribution, and elimination”. In Laurence L. Brunton;associate editors, John S. Lazo, Keith L. Parker. Goodman and Gilman's the pharmacological basis of therapeutics, 11th ed.. McGraw-Hill Companies. pp. p7. ISBN 0-07-142280-3 
  2. ^ https://www.mt-pharma.co.jp/news/2022/MTPC220721.html


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