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ペニシリン 0 [penicillin]
生物学用語辞典 |
ペニシリン
英訳・(英)同義/類義語:penicillin, beta-lactam antibiotis, beta-lactam antibiotics
最初に発見され実用化された抗生物質で、英国のフレミングがペニシリウム属のアオカビの培地から発見。細菌の細胞壁合成を拮抗的に阻害し、溶菌させる。Βラクタム構造を持つ化合物で、さまざまな誘導体(合成ペニシリン)がつくられ、そのうちのアミノベンジルペニシリン(アンピシリン)は、組み換えDNA実験に多用される。
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ペニシリン [Penicillin]
ウィキペディア |
PENICILLIN
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/19 11:13 UTC 版)
| PENICILLIN | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 別名 | ペニシリン |
| 出身地 | |
| ジャンル | ロック ハード・ロック ヴィジュアル系 |
| 活動期間 | 1992年 - |
| レーベル | PIONEER LDC(1996年 - 1997年) east west japan(1998年 - 2000年) omega A.T. music(2001年) HiBOOM(2002年 - 2005年) avex trax(2005年 - 2007年) 日本クラウン(2008年 - 2009年) That's Records(2010年 - ) |
| 公式サイト | PENICILLIN - Official WebSite - |
| メンバー | |
| HAKUEI (ボーカル) 千聖 (ギター) O-JIRO (ドラムス) |
|
| 旧メンバー | |
| GISHO (ベース) 泰祐 -SHAISUKE-(ベース) |
|
PENICILLIN(ペニシリン)は、日本のヴィジュアル系ロックバンド。DUPLEX DEVELOPMENTS LTDに所属。1992年結成。1996年にPIONEER LDCよりメジャーデビュー。east west japan(現ワーナー・ミュージック・ジャパン)、omega A.T.music、HiBOOM、avex trax、日本クラウンを経て2011年現在、自主制作レーベルThat's RecordsよりCDを発売。インディーズ時代はPenicillinと表記していた。リーダーは千聖。HAKUEIと千聖の期間限定ユニットnano(ナノ)についてもこの項目で説明する。
目次 |
概要
1992年2月14日、東海大学のバンドサークルにて結成。インディーズ時代から人気を誇り、ライブでは失神者が続出。インディーズながらもレコード会社3社(徳間ジャパン、日本クラウン、VAP)から同時にCDを発表する。
1996年メジャーデビュー。メジャー初の武道館公演直後、ソロ活動を発表して驚かせた。千聖のタイでの人気に伴い、アジアでの認知度が高まった。ルックスとは裏腹に、ギャグあり被り物ありと、オールマイティなキャラクターを持つ異色バンドであった。
バンドとしての活動を再開した1997年には、メディアへの露出も増え始めた。またこの頃、速報!歌の大辞テンで『DEAD or ALIVE』がランクインされた時、曲紹介のVTRの振りの際に司会の飯島直子から『メンバーの皆さんは、(一見怖そうに見える)見た目と違っていい人』と紹介された。
1998年頃からいわゆるヴィジュアルバンドブームの波に乗ってアニメ「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」のオープニングテーマ『ロマンス』で90万枚(自己最高)を売上げブレイクし、その人気は最高潮に。
現在ではメディアへの露出は減ったものの、主に首都圏でのライブを精力的に展開。未だソロ活動も活発ながら、バンドとしても息が長く、根強い人気を誇る。2000年には韓国にてライブを行なった。
メンバー全員がソロ活動を行っており、ソロ活動においてもタイ、ロンドン、ラスベガスなど、海外でのライブ活動を行っている。音楽のみに囚われない活動の幅広さはPENICILLINの特色と言えるだろう。
インディーズ時代からずっとティアーズ音楽事務所に所属していたが、2002年に個人事務所HUMAN DOLLを設立した。事務所設立後のソロ活動は、各メンバー別々の事務所に所属している。2007年4月にHUMAN DOLLは解散し、現在はDUPLEX DEVELOPMENTS LTDに所属している(事務所設立の経緯は不明)。
バンド名の由来は、「特に意味はないが強いて言うなら、過激なイメージを出したかった」とコメントしている。10thシングルは、バンド名のアナグラムになっている(PENICILLIN→『NICE IN LIP+L』)。『NICE IN LIP+L』の仮タイトルは『白い恋人』であった。25thシングル『hyper chord / hyper kids ~東海大学物語~』と10thアルバム『BLUE HEAVEN』に収録されている「hyper kids ~東海大学物語~」では、4人が東海大学の学生だったときの珍エピソードをそのまま歌詞にしている(作詞はHAKUEI)。
2007年5月20日に行なわれたライブを持って、ベースのGISHOが脱退した。脱退理由は、本人の一身上の都合によるものである。
メンバー
- HAKUEI(ハクエイ 博英)ヴォーカル
- 1970年12月16日生まれ。宮崎県串間市生まれ、両親の離婚に伴い母親の地元である青森県弘前市で育つ。青森県立弘前高等学校、東海大学教養学部生活経済学科卒。1996年9月に、シングル『ZEUS』(日本クラウン)でソロデビュー。1997年に公開された坂上忍監督の「30-thirty-」に俳優として初主演。1998年のロックオペラ「ハムレット」で主役を務め、2004年には、映画「キスとキズ」に出演した。漫画好きがこうじて四コマ漫画家としてデビューした経験もあり、現在も音楽雑誌フールズメイトで連載中。古屋兎丸をはじめ漫画家の知人が多く、CDのジャケットデザインなども依頼。前記の古屋兎丸と、俳優の平沼紀久と共に漫画兄弟を結成し幻冬舎から絵本「納豆侍 まめ太郎でござる」(2008年発売)と「ずっといっしょ」(2010年発売)を発売。2011年は古屋兎丸「ライチ光クラブ」とのコラボレーションで音楽ユニット「ライチ☆光クラブ」として音楽配信も行い、その集大成として全6種のミニアルバム「エラガバルス☆の夢」をリリース、同作品には俳優武田真治などゲストミュージシャンが多数参加。2010年ナイトメアのDr.RUKAのソロプロジェクトThe LEGENDARY SIX NINE にボーカルとして参加。同年3月24日に『Cruel』(バップ)をリリースし、ライブイベントに3度出演。2007年にはモデルのIVANのプロデュースを手がけ、PVなどにも参加している。長期的に活動しているソロ活動ユニットとして、1999年Spread Beaver、LucyのギタリストKiyoshiとのデジロックユニットmachineを結成。シルバーマン。活動休止を経て2004年に再起動。バンドを意識した形態になる。HAKUEI名義とmachineでは、euclid agencyに所属。以前はGOLDEN CHILD MUSICに所属していたファッションブランドPEACE NOWのモデルも務める。漫画好き。くめ納豆名誉会員。ジブリ作品のファン。クワガタのマニアでもある。ヴィヴィアン・ウエストウッド愛用者であるとともに、クロムハーツの愛用者の代表格として紹介される事が多い。また2010年秋頃からは、別のシルバーアクセサリーブランドのLips&Tipsのデザイン画を書下ろしてコラボレートした作品も出している。2000年夏頃から両腕の二の腕にタトゥーを入れ始めた。現在では、首・両胸~両肩~両腕~両手手の甲~両小指にかけて、まんべんなくタトゥーを入れている。酒豪。ゲーマー。好きなアイスはガリガリ君とぎゅぎゅっととハーゲンダッツ。菊池桃子の大ファン。UP-BEATの大ファンでもあり、高校時代にコピーバンドをしたほど。お気に入りナンバーは「BOYのテーマ」。犬が怖いらしい。
- 千聖(ちさと)ギター・リーダー
- 1971年10月4日生まれ。東京都出身。学習院高等科、東海大学法学部卒。1996年9月に、シングル『DANCE WITH THE WILD THINGS』(徳間ジャパン)でソロデビュー。1999年にはラスベガス公演、2000年には武道館公演を果たした。ビジュアル系バンドのΛuciferに楽曲を提供したこともある。また2007年にはJanne Da ArcのヴォーカルyasuのソロプロジェクトAcid Black Cherryのバックバンドのサポートにも参加した事もある。2003年に音楽プロデューサー重盛美晴らとCrack 6を結成。全国を回るなどして精力的に楽曲リリース、ライブを展開。自身のキャラクターブランドftte666も立ち上げたこともある。音楽に対して非常にストイック且つ完璧主義なギタリスト。速弾きなどを得意とするが、その割にはギターソロ等は得意ではないらしく、やや弾ききれてない部分もある。メディアではスーパーギタリストと呼称されることもある。ギターの時だけ右利き。「千聖」という名前は歌手森高千里の大ファンであることから付けたという。そのため1999年に森高が江口洋介と結婚した際は、かなりへコんだらしい。同時期に森田一義アワー 笑っていいとも!のテレフォンショッキングにメンバー全員で出演した際、番組のホストのタモリにそのことをいじられていた。[1]Crack 6ではボーカル&ギターを担当し、MSTR(ミスター)と名乗っている(ミスターは彼の愛称のひとつでもある)。2005年12月7日に、10年間のソロ活動 (CHISATO/Crack 6) の軌跡を総括するベストアルバム「DECADE」を発売した。さらに、ZZのSOTAROとCrack Zを結成。2005年12月28日にマキシシングル「The Moonlight Coming」を発売した。この曲は、プロレスラー・村上和成のファイティングテーマになっている。千聖VIVIVI表記の場合もある。Crack 6とCrack Zでは、euclid agencyに所属。
- O-JIRO(オージロウ)ドラムス・プログラミング
- 1972年9月14日生まれ。千葉県出身。東海大望洋高卒。東海大学工学部電子工学科中退。PENICILLIN結成当初はドラマーとして未熟だった為、アルバムの数曲は打ち込みで作成されていた。ステージネームは他メンバーが軽いノリで名づけたものだとインタビューで語っている。元Sleep My DearのベーシストYASUMICHA'Nとのユニット808を結成。後にペニシリンのGISHOらとSTARMANを結成。2004年には六本木クワイルでライブを敢行。ボーカルを務める。コンピュータープログラミングを得意とし、バンド内でも実力を発揮。PENICILLIN公式サイトの管理人である。HAKUEIの漫画「すすめ!とのさま」は彼がモデルとなっており、毎年自身の誕生日ライブはとのさまGIGと称される。2005年で10回目を迎えた。高校と大学は、SHAZNAのA・O・Iと同級生だった。STARMANでの名義はO-J。ビジュアル系バンドの全盛期には、他のメンバーが染めて立てた長髪やタイトな革の服など尖った衣装でまとめているのに対し、彼1人だけはベレー帽にチェックの服など、他メンバーとは明らかに方向性の違う中性的でポップな衣装でまとめていることがある。やや太めな風貌とひょうきんなキャラがLUNA SEAの真矢と対比されることもあった。また、歌番組に出演した際には、石橋貴明や松本人志からイジられキャラとして親しまれていた。
元メンバー
- GISHO(ギショウ 本名:近藤宜彰)ベース
- 1971年5月20日生まれ。兵庫県出身。東海大学政治経済学部卒。ソロ活動として、大滝純名義で歌手、俳優、監督デビューを果たす。過去にVシネマ「湘南爆走族 荒くれKNIGHT」、テレビドラマ「救急ハート治療室」などに出演したのち、映像クリエイターとして映画作品の出品や映像関連雑誌への連載を開始。自身の監督作品は2004年公開の「Run-ing」「狼少女~Day After Tomorrow~」。
- 少年時代転勤族だったため各地を転々とし、今では関西弁と名古屋弁が混ざってしまった。甘いマスクとは裏腹に、メンバー一のお喋り。名(迷)言が多い。
- また資格マニアな一面もあり、危険物取扱・教員・銀行簿記・スタントマンなど取得している。
- ステージネームを決める際に、当初はARISAにするつもりだったとの事。
- 音楽に関しては邦楽しか聴かず、特に80年代のアイドルに関する知識の豊富さを自負している。HAKUEI同様、UP-BEATのファン。なお、GISHO在籍時代最後のライブでは、UP-BEATの「NO SIDE ACTION」が演奏されたが、これはGISHO本人がリクエストしたもの。
- キアヌ・リーブスに似ており、本人に対面したことがある。また、TBS系『サンデージャポン』等で御馴染みのカリスマホスト・頼朝社長にも似ている為、同番組で頼朝社長の登場シーンで『ロマンス』が流される。
- 2005年9月オメガプロジェクト・ホールディングス代表取締役社長に就任。これを機に長髪を止めている。
- 本人の意向により2007年5月20日「GISHORIX REVOLUTION NEVER ENDING STORY」をもってPENICILLINを脱退。
- 2010年6月、同社社長を退任。
- 泰祐 -SHAISUKE-ギター
- 結成当初に在籍していたメンバー。脱退後、Deshabillzに加入。PENICILLINがメジャーデビューした1996年にはBAISER(ベーゼ)に加入している。
- 2001年7月16日に逝去。
サポートメンバー
- 重盛美晴:プロデューサー
- NAOMI:キーボード(2008年の夏ツアー以降は参加していない。)
- HIROKI(ex-media youth、HYDE BAND、KILLERS):ベース(GISHO脱退後の2007年9月からライブに参加。アルバム「Supernova」のレコーディングにも参加。)
- Ni〜ya(ナイトメア):ベース(2007年のイベント、シングル曲「RAINBOW」のレコーディング、PVにゲストベーシストとして参加している。)
- SHUSE(ex-La'cryma Christi、SAMURAI DEAD CITY、44MAGNUM、現Acid Black Cherryサポート):ベース(アルバム「Supernova」のレコーディングに参加。)
マネージャー
- 新井理仁
ディスコグラフィ
デモテープ
1st Demo Tape 1992/11
- FLY
- Moon Light
- Imitation Queen
2nd Demo Tape 1993
- 狂死曲
- ROMANCE
- Silent〜月夜を売った女神〜
- EXIT PART1
CDシングル
- In the Kingdom of the Moonlight(1995/09/30)
- 渋谷公会堂でのライブで配布
- Melody/マザー・グース(1996/01/25)
- 初回盤は2枚組。初回のみのDisc2にはメンバーによるトークと、「Melody」「マザー・グース」の、それぞれのカラオケバージョンが収録されている。
PIONEER LDC [1]
パイオニア時代のシングルは全て、1998年10月21日にワーナーミュージック・ジャパンより再発売されている。
- Blue Moon / 天使よ目覚めて(1996/03/15)
- Imitation Love / Never Ending Story(1996/05/15)
- 初代版(パイオニアLDCことジェネオンより発売されたもの)の期間限定版と予約限定版のみ、2枚組。それらのみのDisc2には、「Imitation Love」「Never Ending Story」「Blue Moon」の、それぞれのカラオケと、メンバーによるトークが収録されている(「Imitation Love」と「Never Ending Story」の二曲の、カラオケは初代版の通常版と再発版にも収録されている)。なお、トークの内容は予約版と期間版でそれぞれ異なる。「Never Ending Story」はアルバム未収録。
- 99番目の夜(1997/03/19)
- DEAD or ALIVE / ナルシスの花(1997/05/18)
2008年7/25日のPENICILLIN FIRE×FIREのPENICILLIN名曲アルバムのコーナーで ナルシスの花が取り上げられた時にこの曲のPVが作成されていた事が明かされた。
- 夜をぶっとばせ(1997/06/25)
east west japan
- ロマンス(1998/01/15)(TBS系「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」OPテーマ)オリコンチャート最高順位4位
- make love(1998/05/13)(TBS系「ランク王国」OPテーマ)オリコンチャート最高順位8位
- CRASH(1998/09/09)オリコンチャート最高順位4位
- Butterfly(1998/11/26)(テレビ朝日系ドラマ「チェンジ!」EDテーマ)
- NICE IN LIP+L(1999/09/01)(日本テレビ系「恋のチューンネップ」EDテーマ)オリコンウィークリーチャート初登場9位
- 理想の舌(2000/02/23) オリコンウィークリーチャート初登場20位
- ウルトライダー(2000/05/17)(日本テレビ系アニメ「金田一少年の事件簿」EDテーマ) オリコンウィークリーチャート初登場23位
- Japanese Industrial Students(2000/05/17)(テレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」EDテーマ) オリコンウィークリーチャート初登場25位
omega A.T.music
- イナズマ(2001/01/24)
- 「イナズマ」のPVを収録したDVD付き
- リミットコンプレックス(2001/05/30)
- 「リミットコンプレックス」と、そのカップリング「JULIET」のPVを収録したDVD付き
- 腐海の砂 / 聖・MARIAN HURRICANE(2001/11/28) オリコンウィークリーチャート初登場24位
HiBOOM
オリコンウィークリーチャート初登場27位
- 四次元ダイバー/少年ダイバー(2003/05/28)
- 白髏の舞(2003/11/27)
- SAMURAI BOY / LOVE DRAGOON(2004/05/26)
- フリージア(2005/02/02)
avex trax
- JUMP#1 / ハカナ(2005/09/28) オリコンウィークリーチャート初登場30位
- 月千古輝/零(2006/03/15)
- hyper chord / hyper kids~東海大学物語~(2006/09/27)
- Grind Candy / エデン(2007/1/31)
- Grind CandyのPVには、オアシズが出演している。
日本クラウン
- 太陽(2008/4/23)
- RAINBOW/SCREAM(2008/8/20)(日本テレビ系「音燃え!」OPテーマ)
- BLACK HOLE(2009/5/8)オリコンウィークリーチャート初登場26位
- WARP(2009/9/2) オリコンウィークリーチャート初登場24位
THAT RECORDS
- Rosetta(2010/8/4)
CDアルバム
- Penicillin Shock(1994/05/30)
- Missing Link(1994/12/24)
- God of grind(1995/06/25)
- EARTH(1995/09/30)(※発売元:日本クラウン)
- INTO THE VALLEY OF DOLLS(1995/09/30)(※発売元:バップ)
- Missing Link(メジャー盤)(1995/10/25)(※発売先は徳間ジャパンコミュニケーションズ。)
- 「In the Kingdom of the Moonlight」と、「Miss Cool」「螺旋階段」のそれぞれのカラオケ音源が追加収録された。また、インディーズ(初代)版からの存続の収録曲である「Miss Cool」と「螺旋階段」はそれぞれリミックスされて収録された。
- 1996/12/06再発売
PIONEER LDC [2]
パイオニア時代のアルバムは全て、1998年10月21日にワーナーミュージック・ジャパンより再発売されている。
- VIBE∞(1996/06/26)
- 再発売では、DISC1とDISC2-JAZZ VERSION-を別々に発売した。
- DISC2には、オリジナル音源のジャズバージョンが収録されている。
- (DISC.1)
- VIBE∞
- REAL×××
- Imitation Love
- Blood Type:M
- 修復不可能
- Violet
- Blue Moon
- Sincerely Yours
- 吸血鬼
- Blood Type:S
- 言葉にならない愛
- prologue
- 天使よ目覚めて(アルバム・バージョン)
- (DISC.2-JAZZ VERSION-)
- TSUMETAI KAZE(オリジナル版タイトル:冷たい風)
- MELODY(オリジナル版タイトル:Melody)
- CHAOS(オリジナル版タイトル:Chaos)
- Indwell(1996/07/24)
- 最初に発売されたもの(パイオニアLDC版ことジェネオン版。以下「初代版」。)のみ2枚組。下記の曲全てが2枚に分けて収録されている(下の曲番号で言うと、1~6曲目がDisc1、7~10曲目がDisc2に該当する)。また、初代版は、2枚とも、パソコンで起動する事が可能なCDエクストラデータが収録されている。
- Indwell
- Gaia
- Kronos
- Inspiration
- maze
- Fantastic Parade
- LAST RITES~憂いの声が私の魂を呼びもどす~
- Sand beige
- KISS××××
- Violet
- FLY PENICILLIN featuring 千聖(1996/11/27)
- 初代版(パイオニアより発売されたもの)は5万枚限定生産だった。また、初代版は写真集付きの、特大縦長ジャケットでもある。
- 後に徳間ジャパンより、千聖直伝のギターテクニック紹介映像と、このアルバムの5曲のPVが収録された同名のVHSが発売された。
- FLY
- EXIT
- 1999
- In the Kingdom of the Moonlight
- Gaia
- Limelight(1997/07/02)
- パイオニアLDC発売版の初回盤のみ、特殊ジャケットシート付き
- 太陽の国
- DEAD or ALIVE
- ひび割れたHOLY NIGHT
- 一発あてろ
- tight bounded
- Hate
- ナルシスの花
- 夜をぶっとばせ
- 99番目の夜
- Limelight
- 男のロマン
- Chaos(シークレットトラック。再録版。この再録版はベスト盤「THIS IS PENICILLIN 1994~1999」にも収録された。)
east west japan
- Ultimate Velocity(1998/10/21)
- 地球
- CRASH
- Mr.Freez
- そして伝説へ
- make love
- anti beauty
- Tomorrow
- love&peace
- prison
- Butterfly
- ロマンス
- fantasia
- THIS IS PENICILLIN 1994-1999(1999/10/06)(ベスト盤) オリコンウィークリーチャート初登場6位
- (DISC.1)
- Chaos
- QUARTER DOLL
- 冷たい風
- ETERNITY
- Melody
- マザー・グース
- Desire
- Brand New Lover
- HUMAN DOLL
- 螺旋階段
- (DISC.2)
- ロマンス
- CRASH
- 99番目の夜
- REAL×××
- 言葉にならない愛
- Violet
- Blue Moon
- 太陽の国
- DEAD or ALIVE
- Mr.Freez
- make love
- NICE IN LIP+L
- 天使よ目覚めて
- UNION JAP(2000/05/24) オリコンウィークリーチャート初登場19位
- Japanese Industrial Students
- MONSTER
- UFO対ラオウ
- 野性の証明
- ウルトライダー
- BVB
- BIO COMMANDER
- 扉の向こう
- 理想の舌
- Blue Impulse
- +PENICILLIN(内容は「NICE IN LIP+L」。実際のタイトルと歌詞は記載されていない)
- SINGLES(2001/02/21)(ベスト盤)
- 2006/09/06再発売
- English Industrial Students(「Japanese Industrial Students」の英語版)
- Japanese Industrial Students
- ウルトライダー
- 理想の舌
- NICE IN LIP+L
- Butterfly
- CRASH
- make love
- ロマンス
- 夜をぶっとばせ
- DEAD or ALIVE
- ナルシスの花
- 99番目の夜
- Imitation Love
- Blue Moon
- 天使よ目覚めて
omega A.T. music
- NUCLEAR BANANA(2001/11/07) オリコンウィークリーチャート初登場27位
- NUCLEAR FUSION
- イナズマ
- ボニー&クライド
- ハンマーヘッド
- JULIET
- Void
- never more
- PARANOID
- リミットコンプレックス
- 透明人間パルサー~妖怪刑事シリーズ PartⅡ~
- 火の鳥
- 走れメロディー
- CROSS HEART
- 愛の歌
- 聖・MARIAN HURRICANE
HiBOOM
- No.53(2002/10/30)
- スペードKING
- 花園キネマ
- number53-僕ラハ53番目ノヒト-
- 心
- one star (album mix)
- バラ
- 魔法ダイヤ
- 若きウェルテルの悩み
- クーデタークラブ
- 腐海の砂
- 宇宙遊泳
- NEW FUTURE
- 赫赫(2003/10/01)
- 絶対零度
- FOR BEAUTIFUL MAD HUMAN LIFE
- サファイヤアンドロイドの夢~JULIETⅡ~
- 墓標
- 愛の世界
- 四次元ダイバー
- γ-大戦
- ハル
- 天狼覚醒
- シジマ
- 赤裸の境界
- 少年ダイバー
- FLOWER CIRCUS(2004/10/20)
- 名もなき未来
- MIND MASTER MIND
- SAMURAI BOY
- NO CONTROL
- 夢の続き
- LION
- 革命ストライカー
- LOVE DRAGOON
- Wipe out the world.
- GLAMOR VETTE
- Justice
- 白髏の舞
avex trax
- hell bound heart(2005/11/23)
CD
- HELL BOUND
- FROM DASK TILL DONE
- JUMP#1
- フリージア
- Love ghost is born in the dope zone
- MAD MAX
- ハカナ
- AURORA
- HAPPY UNDER THE SUN
- 氷の女王
- 卒業
- 君色の空
<DVD(初回のみ)>
- PV「JUMP#1」
- PV「フリージア」
- PV「AURORA」
- PENICILLIN結成13周年記念特番「PENICILLIN TV」(2005年2月3日東京MXテレビにて放送)
- BLUE HEAVEN(2007/02/28)
<CD>
- 花
- 神風SURFER
- hyper chord
- Misery
- Galaxy Train
- 月千古輝
- 蛍火
- Grind Candy
- ネオグラマラス
- hyper kids~東海大学物語~
- エデン
- Blood Red Snow White
<DVD(初回のみ)>
- PENICILLIN TV Vol.7
- PV「Grind Candy」
日本クラウン
- Supernova(2008/11/26)
<CD>
- 君へ
- 太陽
- RAINBOW
- earth born
- 黒い森
- systematic dreamer
- WOLF MAN
- orb
- ヒットエンドラン
- SCREAM
- ピエロ
- true sky
- RED MOON
- Supernova
<CD-EXTRA(通常盤のみ)>
- PV「earth born」
<DVD(初回盤のみ)>
- 真感覚バラエティー「ペ・ニシリン」Vol.5
- PV「RED MOON」
- cell(2009/11/4)
<CD>
- 桃色gene
- WARP
- ジャンクDNA
- marionnette
- WHITEHOLE
- AI
- KARA
- MAD
- BLACKHOLE
- BABY JUMP
- 時の破片
- psycho
<DVD(初回盤のみ)>
- 真感覚バラエティー「ペ・ニシリン」Vol.10
- PV「桃色gene」
<通常盤>
- CD-EXTRA:「お茶の間PV解説! メンバーによる「桃色gene」PVおもしろ解説トーク収録」
THAT RECORDS
- WILL(2011/3/2)
<CD>
- WILL
- ENGAGING VICE
- 熱体夜
- 南十字星
- 夢現激
- Little Grey
- 100年
- 鉄のハインリヒ
- DEATH DANCE
- 一秒先に耳を澄まして
- Rosetta
- 最後の手紙
- Are you ready?(通常版のみ収録)
<DVD(初回盤A)>
- 「WILL」ビデオクリップ
- 「PENICILLIN CHRONICLE #3
- 「WILL」ビデオクリップ メイキング&インタビュー編」(30min)
<DVD(初回盤B)>
- 「WILL」ビデオクリップ
- 「PENICILLIN CHRONICLE #4
- カラオケBOX放置トーク編」(30min)
ビデオ(VHS)・DVD・LD
- HUMAN DOLL(1995/06/05)-VHS
- QUARTER DOLL(1995/07/21)-VHS
- In the Kingdom of the Moonlight(1995/09/30配布)-VHS
- 1999/03/10発売(VHS)
- Melody(1996/02/11配布)-VHS
- 1999/03/10発売(VHS)
- マザー・グース(1996/02/10配布)-VHS
- 1999/03/10発売(VHS)
- Indwell(1996/07/10)-VHS・LD
- FLY(1996/12/04)-VHS
- Limelight(1997/07/30)-VHS
- Video History 1995(1998/03/25)-VHS
- Video History 1996(1998/03/25)-VHS
- Video History 1995~1996(1998/03/25)-VHS×2本
- VHS「Video History 1995」「Video History 1996」の2本を一つにまとめたVHSボックスセット。VHSの内容に変更は一切無し。ボックス特典として写真集、ライブチケットアルバムケース、ライブチケットホルダー(ストラップ付き)が同梱されている。
- ロックオペラ「HAMLET」ライブ版(1998/11/21)-VHS
- A LOCUS OF PENICILLIN Vol.1+アニメ版「すすめ!!とのさま 第壱話」(1999/05/12)-VHS×2本+CD-EXTRA
- ライブ映像含むPV集VHS+アニメ「すすめ!!とのさま」第壱話収録VHS+CD-EXTRAセット
- A LOCUS OF PENICILLIN Vol.2+アニメ版「すすめ!!とのさま 第弐話」(1999/05/12)-VHS×2本+CD-EXTRA
- ライブ映像含むPV集VHS+アニメ「すすめ!!とのさま」第弐話収録VHS+CD-EXTRAセット
- A LOCUS OF PENICILLIN Vol.3+アニメ版「すすめ!!とのさま 第参話」(1999/05/26)-VHS×2本+CD-EXTRA
- ライブ映像含むPV集VHS+アニメ「すすめ!!とのさま」第参話収録VHS+CD-EXTRAセット
- A LOCUS OF PENICILLIN Vol.4+アニメ版「すすめ!!とのさま 第四話」(1999/05/26)-VHS×2本+CD-EXTRA
- ライブ映像含むPV集VHS+アニメ「すすめ!!とのさま」第四話収録VHS+CD-EXTRAセット
- PENICILLIN SHOCK 2000 Vol.1(2000/10/21)-DVD・VHS
- PENICILLIN SHOCK 2000 Vol.2(2000/10/21)-DVD・VHS
- PENICILLIN SHOCK 2000 Vol.3(2000/11/18)-DVD・VHS
- PENICILLIN SHOCK 2000 Vol.4(2000/11/18)-DVD・VHS
- PENICILLIN SHOCK 2000 Vol.5(2000/12/21)-DVD・VHS
- PENICILLIN SHOCK 2000 Vol.6(2000/12/21)-DVD・VHS
- SINGLES(2001/04/11)-DVD・VHS
- 2004/06/09再発売(DVDのみ)
- 2006/07/12再々発売(DVDのみ)
- HUMANDOLLQUARTERDOLLINDWELL(2003/01/29)-DVD
- VHS「HUMAN DOLL」「QUARTER DOLL」「Indwell」の三本を一つにまとめたDVD
その他
- I WANT YOU TO WANT ME
- 1996/07/26の日本武道館ライブにて配布。8cmCD。チープ・トリックのカバー曲。
- The Flame
- 1996/07/25の日本武道館ライブにて配布。8cmCD。チープ・トリックのカバー曲。後に、シングル「夜をぶっとばせ」のカップリングにも収録された。
- BAND やろうぜ PENICILLIN Special
- Melody/マザー・グースを収録したCD+バンド結成秘話、1998年までのソロを含めたディスコグラフィー、使用機材ファイル、メンバー直伝の演奏アドバイスを収めたブックレット&マザー・グースのバンドスコア
- あざらし戦隊イナズマ~どきどき大作戦~
- 2002/3/29に発売されたGAMEBOY COLOR用のゲームソフト。すしあざらしの作者えだいずみ氏とHAKUEIのコラボによって生まれたキャラクター「あざらし戦隊イナズマ」のゲームである。ゲームの他に、TVアニメ化やグッズ化もしている。なお、あざらし戦隊イナズマは4匹編成であり、各キャラクターはメンバー4人の特徴を反映している。
- サマーフルーツ
- 2004/10/3,4に行われた舞浜のディナーショーにて参加者に配布されたシングル。カップリングは「SHINE」(nanoの「SHINE」とは別の曲)。
未発表楽曲
ここでは、音源化されてない曲を記す。
- Voice
- HAKUEI作曲の初期ライブで演奏された曲。
- VISION
- GISHO作曲の初期ライブで演奏された曲。
- Mirage
- GISHO作曲の初期ライブで演奏された曲。
未商品化PV
PVが制作されているが、商品化されてない楽曲を記載。なお、ファンクラブなどの公式販売でないもので商品化されてるものもここで記載する。
- Imitation Love
- ナルシスの花
- 理想の舌
- CROSS HEART
- 走れメロディー
- 腐海の砂
- 聖・MARIAN HURRICANE
- NEW FUTURE
- 花園キネマ
- 四次元ダイバー
- 少年ダイバー
- サファイヤアンドロイドの夢 ~JULIETⅡ~
- 白髏の舞
- SAMURAI BOY
- LOVE DRAGOON
千聖が作詞を担当した楽曲
- Justice(HAKUEIとの共作)
- HELL BOUND
- 月千古輝
- Blood Red Snow White
- orb(HAKUEIとの共作)
O-JIROが作詞を担当した楽曲
- HAPPY UNDER THE SUN
- systematic dreamer(HAKUEIとの共作)
nano
nano(ナノ)は、HAKUEIと千聖の期間限定ユニット。事務所はeuclid agency及びHUMAN DOLL。CDリリースはBeat Art Recordings。活動期間は、2006年4月~8月。2010年6月にPENICILLINファンクラブ会員限定で2日間限定復活ライブを行った。
概説
- 2006年4月1日に公式ブログで活動スタートを発表した。打ち込みを主体とした、デジロック・ユニットである。アメリカ テキサス州ダラスでのイベントA-KON 17に出演(現地時間2006年6月10日のみ)し、ライブツアー(東京、名古屋、大阪)も行なった。2005年の夏頃から構想を練り始めていたらしい。千聖曰く、アコースティック・ユニットにする予定だったとのこと(ヴィジュアル系のゆず的な活動をしたかったらしい)。リリースしたシングルCDすべてに『CDのみ』と『CD+DVD』の2種類(アルバムは『CD+BOOK』と『CD+DVD』)が存在し、DVDには映像作品『ドグラ・マグラ』が収録されている。2006年8月1日~8月7日まで7(nano)日間連続でマキシシングルをリリースした。おそらく世界初の試みであると思われる。当初のユニット名は、PENICILLIN nanoであった。2006年8月18日、渋谷CLUB QUATTROでのライブで活動を終了したが、2010年6月にPENICILLINファンクラブ会員限定で2日間限定復活ライブを行った。
メンバー
サポートメンバー
- NAOMI
- エロパンサー3世
ディスコグラフィー
CDシングル
- ガラクタのマリア(2006/08/01)
- 桜模様(2006/08/02)
- shine(2006/08/03)
- daring(2006/08/04)
- I believe(2006/08/05)
- 中国映画祭イメージソング
- シンデレラ(2006/08/06)
- War Dance(2006/08/07)
CDアルバム
- unborn child's dream(2006/08/18)
- unborn child's dream
- God of grind
- シンデレラ
- ガラクタのマリア
- 冷たい風
- 桜模様
- prison
- I believe(unborn child's mix)
- Quarter Doll
- darling
- ウルトライダー
- War Dance
- Mr.Freeze(unborn child's mix)
- ロマンス
- shine
レギュラーラジオ
- PENICILLINの雪崩式ブレーンバスター!!(STAR digio ch.400)
- BLUES ALLEY JAPAN“birth of music”(千聖、Inter FM)
- PENICILLIN FIRE×FIRE(bay fm)
過去のレギュラー番組
- ペニシリンSHOCK (テレビ埼玉(現 テレ玉))
関連項目
外部リンク
- PENICILLIN OFFICIAL WEB SITE
- nano OFFICIAL WEB SITE
- machine Official Website
- Crack 6 Official Website
- DEEP KICK-666 千聖のプライベートサイト
- secret909.brain O-JIROのプライベートサイト
- PENICILLINの雪崩式ブレーンバスター!!
- PENICILLIN HAKUEIのゲキコミ厳選コミックスのレビュー
- PENICILLIN HAKUEIオフィシャルブログ「HAKUEI パンチ!!」
- PENICILLIN 千聖オフィシャルブログ「週刊千聖」
- CROWN DIAMOND RECORDS
- Warner Music Japan
- avex marketing Inc.
- PENICILLIN official (PENICILLIN_info) - Twitter
- O-JIRO (peni_ojiro) - Twitter
- 千聖 (chisatochang666) - Twitter
- HAKUEI (hakueiman) - Twitter
- Crack6 official (Crack6_info) - Twitter
脚注
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ペニシリン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/21 04:04 UTC 版)
(PENICILLIN から転送)
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ペニシリン(Penicillin、英語発音: /ˌpenəˈsilin/)とは、1929年にイギリスのアレクサンダー・フレミングによって発見された、世界初の抗生物質である。
目次 |
概要
抗菌剤の分類上ではβ-ラクタム系抗生物質に分類される。
発見後、医療用として実用化されるまでには10年以上の歳月を要したが、1942年にベンジルペニシリン(ペニシリンG、PCG)が単離されて実用化され、第二次世界大戦中に多くの負傷兵や戦傷者を感染症から救った。以降、種々の誘導体(ペニシリン系抗生物質)が開発され、医療現場に提供されてきた。
1980年代以降、日本国内においては主力抗菌剤の座をセファロスポリン系抗生物質やニューキノロンに明け渡した感があるが、ペニシリンの発見はこれらの抗菌剤が開発される礎を築いたものであり、しばしば「20世紀における偉大な発見」の中でも特筆すべき一つとして数え上げられる。
歴史
1929年、フレミングがブドウ球菌の培養実験中にコンタミネーションにより生じたアオカビ(Penicillium notatum)のコロニーの周囲に阻止円(ブドウ球菌の生育が阻止される領域)が生じる現象を発見したことに端を発する。フレミングはアオカビが産生する物質が細菌を溶かしたものと考え(実際には、この現象は溶菌ではなく細菌の発育阻止によるものであった)、アオカビを液体培養した後のろ液にも同じ活性があることを突き止め、彼自身は単離しなかったその物質を、アオカビの学名にちなんでペニシリンと名付けた。
その後、1940年にH.W.フローリー(Howard Walter Florey)とE.B. チェイン(E.B. Chain)がペニシリンの単離に成功したが、1つと思われたペニシリンは、ペニシリンG、ペニシリンN等の混合物であった。翌1941年には実際臨床でその抗菌剤としての効果を確認した。フレミングの「ペニシリンの発見」とフローリー等の「ペニシリンの再発見」とそれに続くペニシリンGの実用化は感染症の臨床治療を一変させ、その功績によりフレミング、フローリー、チェインには1945年にノーベル医学・生理学賞が授与された。
2010年10月1日、1946年から1948年までグアテマラで、アメリカ公衆衛生局と国立衛生研究所、公衆衛生局の医師ジョン・カトラーにより、ペニシリンの効果を確かめるための人体実験(梅毒スピロヘータ接種)が行われていたことが明らかになり、オバマ大統領と厚生長官がグアテマラ大統領に謝罪する事態に発展した[1][2]。2011年3月9日、感染者関係者はこの謝罪を評価はしたものの、アメリカ政府に、11日までに和解案を提示しなければ賠償請求の集団訴訟を提起する旨通知[3]。
性質
ペニシリンはβ-ラクタム系抗生物質であり、真正細菌の細胞壁の主要成分であるペプチドグリカンを合成する酵素(ペプチドグリカン合成酵素、ペニシリン結合タンパク、PBP)と結合し、その活性を阻害する。この結果ペニシリンが作用した細菌はペプチドグリカンが作れなくなり、その分裂に伴って細胞壁は薄くなり、増殖が抑制される(静菌作用)。また細菌は細胞質の浸透圧が動物の体液よりも一般に高いため、ペニシリンの作用によって細胞壁が薄くなり損なわれた細菌細胞では外液との浸透圧の差から細胞内に外液が流入し、最終的には溶菌を起こして死滅する(殺菌作用)。
この作用から、ペニシリンは増殖しようとする細菌に強く働き、この性質を利用した、栄養要求変異株を選抜(濃縮)するペニシリン濃縮法がある。
ペニシリンは、細菌だけが持つ細胞壁の合成を標的として特異的に阻害する薬剤である。細胞壁は、細菌の生存に必須な構造であるがヒトを含めた真核生物には存在しないため、ペニシリンは細菌に対する選択毒性が高く、ヒトに対する毒性は低い。この点においてペニシリンは、すでに発見・実用化されていた色素剤やサルファ剤に比べてはるかに優れており、このため実用化後には大きく普及し、他の多数の抗生物質開発のきっかけになった。
初期のペニシリンはブドウ球菌を代表とするグラム陽性菌、グラム陰性球菌に対しては強い抗菌作用を示すが、大腸菌を代表とするグラム陰性桿菌に対しては抗菌作用が弱いという性質を持っていた。特に、グラム陰性桿菌の中でも薬剤に対する自然抵抗性が高い緑膿菌には無効であった。
ペニシリン開発の歴史は弱作用菌や耐性菌との戦いの歴史でもある。作用が弱いグラム陰性桿菌に対する作用増強を目的としてペニシリン骨格を種々の化学修飾あるいは置換基の化学変換により、弱作用菌への抗菌力の増強が試みられ、多くのペニシリン系抗生物質が開発された。ペニシリン系に関しては一般に新しい抗菌薬が開発されるに従って、グラム陽性菌にもグラム陰性菌にも作用を持つように移行していく傾向がある。
またフレミングが発見したペニシリンは、酸性で分解されやすく経口投与では胃液で分解されて無効になるため、当初は注射剤として用いられた。しかし、経口投与可能なペニシリン系抗生物質も、初期の段階から開発されている。
耐性菌の出現
ペニシリンが用いられるようになると、ペニシリンに対する耐性を新たに獲得したペニシリン耐性菌が出現した。ペニシリン耐性菌はペニシリンが実用化された数年後には臨床現場から分離されたが、抗生物質の無秩序な濫用が引き金となって拡大し、1960年代にはペニシリン耐性菌の問題が顕現化して医療上の大きな問題になった。この当時出現した初期のペニシリン耐性菌は、ペニシリナーゼというβ-ラクタム環を加水分解し、開環する酵素を産生する。これは薬剤分解酵素の遺伝子を突然変異、あるいはファージやプラスミドを介して獲得したものであった。そこで、これらの分解酵素による分解を受けないペニシリン系抗生物質であるメチシリンが開発された。また、ペニシリンとクラブラン酸などのβ-ラクタマーゼ阻害剤を合剤とすることで、耐性菌の問題を解決してきた。
しかし、メチシリンが実用化された数年後にはメチシリンに耐性を持つメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)が出現した。MRSAは、PBPの変異型であるPBP2'を獲得した黄色ブドウ球菌である。MRSAのPBP2'はβ-ラクタム系抗生物質との結合能が弱く阻害を受けなくなっているため、メチシリンをはじめとする全てのβ-ラクタム系抗生物質に対する多剤耐性を獲得している。
ペニシリンは、細菌が細胞壁を作るのに必要な酵素であるペニシリン結合タンパク質(PBP)に結合して作用する。PBPにはPBP1、PBP2と多くの種類があることが知られている。多くの耐性菌はβ-ラクタマーゼを産出することでペニシリンを分解して耐性を得ている。β-ラクタマーゼは遊離しているがPBPの一種であり、たまたまペニシリンを分解する活性があったものと考えられる。もともと染色体上に持っていたPBP遺伝子を発現できる菌株が、人間がペニシリンを乱用したことで淘汰に生き残り、β-ラクタマーゼ産出菌の割合が増えてきたのだと考えられている。なお、MRSAなどはまったく別の機構で耐性を得ている。これはPBPの変異でペニシリンが変異PBPに結合できなくなるからである。
副作用
ペニシリンはアレルゲンとしての一面を持ちアレルギー反応を引き起こしやすい。そして数万人に一人程度の確率でアナフィラキシー・ショックを引き起こすことがあり、ペニシリンが引き起こす重篤なアレルギー症状は「ペニシリン・ショック」と呼ばれた。とはいえ、ペニシリンによるアナフィラキシーは頻度としては0.01~0.001%と少ないので、皮内テストなどは行わず、過去の服薬歴など問診が重要である。
| 分類 | 発症時期 | 機序 | 主症状 |
| Ⅰ型 | 1時間以内 | IgE | アナフィラキシー、頻脈、低血圧、喉頭浮腫、気道閉塞、血管浮腫、じんま疹 |
| Ⅱ型 | 72時間以内 | IgG、補体 | 間質性腎炎、溶血性貧血、血小板減少 |
| Ⅲ型 | 72時間以内 | IgG、IgM免疫複合体 | 血清病、薬剤熱、接触性皮膚炎 |
| Ⅳ型 | 72時間以内 | 接触性皮膚炎 | |
| その他 | 播種状紅斑丘疹様発疹 |
但し、Ⅰ型は1時間から72時間までに発症することもある。型は全てアレルギーのクームスの分類に対応させた。
ペニシリンの副作用は基本的にアレルギーなので投与量は関係ない。ペニシリン1単位は0.27μgであるのでよく用いられる処方、2400万単位といっても6.5gほどであり、ほかの抗菌薬と変わらない。
また、アレルギー性なので副作用が生じたら原則として投与禁止である。特に間質性腎炎などでは腎障害があるので投与量を調節するという選択をしてしまいがちであるが投与量を変えてもアレルギー性の障害なので意味はない。但し、梅毒にペニシリンを投与すると、ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応と呼ばれる発熱、皮疹といった症状がでることがある。これはアレルギー反応ではないので投与を中止してはならない。
ペニシリンによるアナフィラキシーは頻度は低いがアレルギーの発生率は0.7~10%程度あり、皮疹などがみられたら他の系列の薬に変更するのが望ましい。セフェム系では交叉反応を起こすことも知られているがそこまで高頻度ではないので変更を行うのに意味はある。梅毒の治療などでアレルギーが出ても使用継続する必要がある場合はアレルギー専門医のもとで脱感作を行うという方法もある。
1956年、東京大学法学部長尾高朝雄が歯の治療中に「ペニシリンショック」で死亡するという事故が起き、報道機関で大きく取り上げられた。この事故をきっかけとしてペニシリンによるショック死は実はすでに100名に及んでいたことが明らかになり社会問題としても扱われた[4]。
生合成
前駆体であるACVトリペプチド (δ-(L-α-amino-adipate)-L-cysteine-D-valine)は単量体であるL-アミノ酸から酵素ACV-synthetase (EC 6.3.2.26)によりリボゾームを介することなく細菌やカビの細胞内で生合成される。 ACVトリペプチドは酵素 isopenicillin-N-synthetase (EC 1.21.3.1)によりイソペニシリンN(isopenicillin N)へと環化し、β-ラクタム環が形成される。 イソペニシリンNは酵素 N-acyltransferase (EC 2.3.1.164) により側鎖が交換されるが、関与するアシル-CoAのカルボン酸残基に応じて、種々の誘導体が得られる。またセファロスポリン系の抗生物質の生合成もイソペニシリンNを出発物質としている。 この様に、N-acyltransferaseが比較的基質特異性が低い酵素である為、Penicillium sp.においてもペニシリンNから、もともと細胞内に存在するアシル-CoAと交換することで、ペニシリンG、ペニシリンKなど多くの誘導体が産生される。
ペニシリン系抗生物質
ペニシリンは、狭義にはフレミングが見つけたアオカビ培養液から精製したもの(天然ペニシリン)と、培地に原料を人為的に添加してアオカビに合成させた後に精製したもの(生合成ペニシリン)を指し、これらにはペニシリンG、ペニシリンVなどの名称が付けられている。一方、これらを原料に化学修飾を施したもの(半合成ペニシリン)や、すべて化学的に合成したもの(合成ペニシリン)も開発されている。これらはいずれも、その活性中心であるβ-ラクタム環を含んだ、ペナム骨格を有する抗生物質であり、ペニシリン系抗生物質、あるいはペナム系抗生物質と総称される。広義には、これらのペニシリン系抗生物質のことをすべてペニシリンと呼ぶことがある。
- 天然ペニシリン
- フレミングが発見した、Penicillium noctumの培養液に含まれていたペニシリン。フローリーとチェインがその精製に成功した際、これらは複数のペニシリン系化合物の混合物であることが判明した。いずれもペナム環の3位にカルボン酸基がついた、ペニシラン酸化合物である。6位側鎖の違いから、ペニシリン G、X、F、Kなどが発見されたが、そのうち収量、活性、安定性の面でペニシリン G(ベンジルペニシリン)が最も抗菌剤として優れていた。P. noctumのペニシリン産生能はそれほど高くなかったが、その後より生産量の高いP. chrysogenumが発見され、さらに品種改良と発酵培養技術の改良によって収量が改善された。
- 生合成ペニシリン
- 天然ペニシリンを産生するアオカビの培養液に別の原料を人為的に添加し、生合成的特性を利用して誘導体化した一群のペニシリンを生合成ペニシリンと呼ぶ。すなわち、培地中に目的のカルボン酸を大量に存在させ、他の栄養素や培養条件を調整することで積極的に同カルボン酸を取り込ませて目的のペニシリン誘導体を醗酵させるのである。この方法で開発されたペニシリンとしてはフェノキシメチルペニシリン(ペニシリン V)、ペニシリン N、ペニシリン Oなどが挙げられる。
- 半合成ペニシリン
- 天然ペニシリンや生合成ペニシリンを原料にして、化学的な修飾を施して開発されたもの。その多くは、醗酵で得られたペニシリンを酵素的に6位側鎖を切断し、6-アミノペニシラン酸とし、続いて化学的に新しい6位側鎖を導入する方法で誘導体化された。この方法は生合成ペニシリンに比べ誘導体化する際の制約が少ない為、多種多様のペニシリン誘導体を合成することが可能になった。
- 合成ペニシリン
- ペニシリン系化合物が相次いで開発されていた1940-50年代前半には、その構造の複雑さからペニシリンを化学的に全合成することは不可能だと考えられていたが、1957年、ジョン・シーハンがペニシリンVの全合成に成功した。これによって化学合成法が確立されると、それまで培養を必須としていたペニシリンの生産技術が変革し、従来の天然、生合成ペニシリンが化学合成されるようになると共に、新たに化学合成による新しいペニシリン系化合物が開発された。
主なペニシリン系抗生物質
ペニシリン系抗生物質は、上記した開発および生産の方法の違いによる分類の他、耐酸性と、治療対象になる微生物の範囲による分類が汎用的に用いられる。天然ペニシリンが酸によって分解され経口投与が不能であった欠点を補うため耐酸性ペニシリンが開発された。初期のペニシリンはグラム陽性菌および陰性球菌に対してのみ有効で、またペニシリン耐性菌が獲得したペニシリナーゼ(ペニシリン分解酵素)によって不活化されるものであったが、ペニシリナーゼ抵抗性ペニシリン、グラム陰性桿菌にも有効な広域ペニシリン、の順に、抗菌スペクトルを広げる方向で開発が進んだ。臨床的な分類としては古典的なペニシリン、広域ペニシリン(広域は名前だけで耐性の問題で殆ど古典的なペニシリンと変わらない)、黄色ブドウ球菌に効果のあるペニシリン、緑膿菌に効果のあるペニシリン、β-ラクタマーゼ阻害薬配合剤(広域ペニシリンと配合することで耐性の問題を一部回避したもの)と分けておくと分かりやすい。
以下に代表的なペニシリン系抗生物質を示す(略号は抗微生物薬略語:日本化学療法学会制定)
天然ペニシリン(点滴、筋注用)
グラム陽性球菌、グラム陽性桿菌とグラム陰性球菌に有効。グラム陰性桿菌およびペニシリナーゼ産生耐性菌には無効。酸による分解を受けるため、経口投与不能で注射剤として用いられた。抗菌スペクトルの面から、下記の耐酸性ペニシリンと併せて第一世代ペニシリンと呼ばれることがある。
- ベンジルペニシリン(ペニシリンG) (benzylpenicillin : PCG)
- 天然ペニシリン。Penicillium notatum産生物中、最も活性が大。前述のとおりペニシリンGの物質名はベンジルペニシリンである。成人では300万~400万単位を4時間おきに投与する。これは約1gを4時間おきである(ペニシリン1単位は0.27μgである)。ペニシリンG経口は、A群溶連菌による軽度の感染症、咽頭炎や猩紅熱にのみよい適応がある。筋注ペニシリンGカリウムには、どうもよい使い用途がない。ペニシリンGは嫌気性菌によい活性があるが、耐性の問題のため現在では使いにくくなっている。特に重要なのは日本において髄膜炎菌と梅毒は100%ペニシリン感受性であるということ、溶連菌に対しても非常に効果があるということである。注意点としては伝染性単核球症を溶連菌による細菌性喉頭炎と誤診し、ペニシリンを投与すると皮疹を起こすので注意が必要である。また筋注用のペニシリンG製剤もある。ベンザシンペニシリンやプロカインペニシリンがあげられる。梅毒では使えるといわれるが、日本では入手難である。
耐酸性ペニシリン(経口薬)
経口投与を可能にするため、耐酸性にした生合成ペニシリン、半合成ペニシリン。抗菌スペクトルは天然ペニシリンと同じであり、それと併せて第一世代ペニシリンと呼ばれることがある。
- フェノキシメチルペニシリン (phenoxymethylpenicillin : Penicillin V)
- 初めて開発された、耐酸性の生合成ペニシリン。ジョン・シーハンによって全合成方法が開発された最初のペニシリン系化合物でもある。
- ベンジルペニシリンベンザチン
- 経口薬としてはバイシリンG顆粒などがあげられる。適応はベンジルペニシリンと全く同じである。呼吸器感染症の中で咽頭炎の場合は処方されることがある。細菌性用咽頭炎の原因菌が溶連菌であり、この菌は100%ペニシリン感受性があるからである。
ペニシリナーゼ抵抗性ペニシリン(黄色ブドウ球菌用)
多くは半合成ペニシリンであり、ペニシリナーゼおよびβ-ラクタマーゼによる分解を受けにくく、これらの耐性菌に対して有効。こういった特徴から黄色ブドウ球菌に対して用いることが期待できる。ただしMRSAには無効であり、主にグラム陽性菌用と考えられている。歴史的にはメチシリンが有名である。メチシリンは副作用が強く、マーケットから外されてしまった。そこで登場したのが合成ペニシリンである、クロキサシリン(商品名: メトシリンS)やオキサシリンやナフシリンである。適応はMSSAで、膿瘍、関節炎、心内膜炎など幅広く使える。日本ではこれらの薬は販売していない。これは黄色ブドウ球菌のマネジメントをするのを非常に困難とする問題である。
- メチシリン (methicillin : DMPPC)
- 最初のペニシリナーゼ抵抗性ペニシリン。安定性の問題から2005年現在日本ではほとんど用いられていない。注射のみ。
- オキサシリン (oxacillin : MPIPC)
- メチシリン類似の抗菌・耐性菌活性。メチシリンの代わりにMRSA検査用に繁用される。経口、注射。
- クロキサシリン (cloxacillin : MCIPC)
- ジクロキサシリン (Dicloxacillin : MDIPC)
- 経口、注射
広域ペニシリン(緑膿菌用を含む)
抗菌スペクトルを拡大してグラム陰性菌にも有効になったもの。初期に開発されたアンピシリンなどは、グラム陰性菌の中でも特に薬剤への自然抵抗性が強い緑膿菌には無効であったが、後に緑膿菌にも有効なカルベニシリンが開発された。基本的には合成ペニシリンでありアミノ基をもつ。点滴薬のアンピシリン(商品名:注射用ビクシリンなど)、経口薬のアモキシリン(商品名:サワシリンなど)がある。2007年現在は殆どペニシリンと変わらないと考えてよい(当初はグラム陰性に効くのポイントだった)。感受性のある腸球菌感染症にはアミノペニシリンはよい選択である。リステリア感染症にの第一選択薬はアミノペニシリンである。特にリステリア(特にリステリア髄膜炎では大量静注する)、腸球菌にはセフェム系が効かないことが多いので重宝する。
緑膿菌にも効果がある広域ペニシリンをウレイドペニシリンともいい、広域でやや活性の劣るペニシリンの仲間とされている。構造からはアミノアシルペニシリンともいう。ピペラシリン(商品名:ペントシリン、βラクタマーゼを含んだものとしてはタゾシン、ゾシン)、カルベニシリンが有名である。特にピペラシリンは緑膿菌を疑ったときに重宝する。緑膿菌感染症は糖尿病など免疫抑制下、長期入院の患者が対象となる。そして緑膿菌はピペラシリンに対してトレランスをもっている、即ちMICとMBCに差がある。よって大量静注が必要である。またアミノグリコシドを用いるとシナジーがある。アミノグリコシドを用いてからピペラシリンを用いた方が効果が高いと言われている。
緑膿菌に無効な広域ペニシリン
- アンピシリン (ampicillin : ABPC)
- 最初の広域ペニシリン、経口、注射。分子生物学の実験でもよく利用される。よく用いる製剤としてはビクシリンがあげられる。ビクシリンは手術際の予防投与でも用いられ、合剤であるユナシンはビクシリンにβ-ラクタマーゼ阻害薬を加えたものである。ユナシンは肺炎の第一選択にもなる。
- アモキシシリン (amoxicillin : AMPC)
- 経口ペニシリンであり、バセトシン細粒などが有名である。中耳炎や急性副鼻腔炎に関しては第一選択である。感染臓器の違いから同様の起因菌である肺炎のは用いないのが特徴である。
- バカンピシリン (bacampicillin : BAPC)
- 経口ペニシリン
- タランピシリン (talampicillin : TAPC)
- 経口ペニシリン
緑膿菌に有効な広域ペニシリン
- カルベニシリン (carbenicillin : CBPC)
- 緑膿菌にも有効になった最初の広域ペニシリン。
- チカルシリン (ticarcillin : TIPC)
- メズロシリン (mezlocillin : MZPC)
- テモシリン (temocillin)
- アパラシリン (apalcillin)
- ピペラシリン (piperacillin : PIPC)
- 点滴用製剤であるペントシリンは緑膿菌をターゲットとした場合、非常に有効である。
その他
- スルタミシリン (sultamicillin : SBTPC)
- 広域ペニシリンであるアンピシリンと、β-ラクタマーゼ阻害剤であるスルバクタムをエステル結合させたもの。β-ラクタマーゼ抵抗性の広域ペニシリン。尚、注射剤は、スルバクタムをエステル結合させずにアンピシリンにスルバクタムを配合させている。
未分類
- アゾシリン (azlocillin)
- ピブメシリナム (pivmecillinam : PMPC)
合剤
広域ペニシリンの抗菌力、抗菌スペクトラムを維持しつつ、β-ラクタマーゼ産生菌にも作用させるために、β-ラクタマーゼ阻害薬とペニシリン系抗生物質を配合した合剤が販売されており、広く使用されている。β-ラクタマーゼ阻害薬としてはクラブラン酸、スルバクタム、タゾバクタムがある。クラブラン酸のみ肝臓から排泄される。β-ラクタマーゼと結合後、活性化されβ-ラクタマーゼを阻害する。ESBL産生菌に対しても有効であり、ペニシリナーゼ(プラスミド上)には効果あるが、セファロスポリナーゼ(染色体上)には効果が弱い。、アモキシシリンとクラブラン酸の合剤であるオーグメンチン®やクラバモックス®、アンピシリンとスルバクタムの合剤であるユナシン®が知られている。
- スルバクタム・アンピシリン (sulbactam/ampicillin : SBT/ABPC)
- 注射剤。主に呼吸器感染症、周術期感染阻止に用いられる。一部嫌気性菌にも有効。2006年時点では日本で一番使用されている注射用ペニシリン製剤である。商品名ユナシンS®である。
- タゾバクタム・ピペラシリン (tazobactam/piperacillin : TAZ/PIPC)
- 注射剤。グラム陰性菌に強い。世界でもっとも消費されている注射抗菌剤である(商品名ゾシン®)。2位はセフトリアキソン(CTRX)。
- アモキシシリン・クラブラン酸 (amoxicillin/clavulanic acid : AMPC/CVA)
- 経口剤。アモキシシリン単独では無効な菌種にも有効である(商品名 オーグメンチン®・クラバモックス®)。
- チカルシリン・クラブラン酸 (ticarcillin/clavulanic acid : TIPC/CVA)
- 注射剤。日本では発売中止(明治製菓-GSK)。
ペニシリンが第一選択となる疾患
- 定型肺炎
- 2007年現在、起因菌である肺炎球菌はペニシリン耐性である場合が多い。そのため培養で薬剤感受性を調べておく必要がある。ペニシリン低感受性肺炎球菌ならば大量投与(1200万~2400万単位)用いることで治療することはできる。肺炎球菌の耐性機序がβ-ラクタマーゼによるものならば合剤を用いるという方法もある。
- 梅毒
- 梅毒は100%ペニシリン感受性であるので、第一期、第二期に対してはアモキシシリンなどが用いられる。
- 咽頭炎
- 細菌性の場合は溶連菌が起因菌となるのでバイシリンGを用いることが多い。10日間位の服薬で完治すると言われている。伝染性単核球症との鑑別に注意が必要である。
- 中耳炎、副鼻腔炎
- 細菌性の場合は定型肺炎と同様の起因菌である。即ち肺炎球菌(グラム陽性球菌)、インフルエンザ桿菌(グラム陰性桿菌)、モラクセラ・カタラーリス(グラム陰性球菌)である。第一選択としては抗菌薬を使用しないだが、症状が強い場合は広域ペニシリンであるアモキシシリン(パセトシン)を用いる場合が多い。肺炎と抗菌薬が異なるが肺と異なり、中耳や副鼻腔は不潔な臓器なのである程度菌を殺せれば臨床症状は改善するので問題ない。
- 感染性心内膜炎
- 壊死性筋膜炎
ペニシリン製剤の構造式
脚注
- ^ 医師がグアテマラで故意の梅毒感染実験 米政府が謝罪CNN
- ^ 米国が1940年代にグアテマラで性病実験、米大統領が謝罪AFP
- ^ グアテマラの梅毒実験、感染者が米政府に集団訴訟の構えCNN
- ^ 川上武『戦後日本病人史』p.324 ISBN 978-4540001697
参考文献
- 岩田健太郎・宮入烈 共著『抗菌薬の考え方、使い方』中外医学社、2004、ISBN 4-498-01758-7
関連項目
固有名詞の分類
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