HE-AACとは? わかりやすく解説

エッチイー‐エーエーシー【HE-AAC】

読み方:えっちいーえーえーしー

high-efficiency advanced audio coding音声データ圧縮技術の一。従来AAC拡張仕様で、圧縮効率を約2倍に高めたもの。IPサイマル放送サービスradikoなどで採用


HE-AAC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/16 06:58 UTC 版)

HE-AAC (High-Efficiency Advanced Audio Coding) は、オーディオ圧縮符号化国際標準化方式であるMPEG-4 AACの拡張仕様であり、MPEG-4 Audio (ISO/IEC 14496-3)においてAACバージョン3として標準化された。HE-AAC が2003年に、HE-AAC v2 が2006年に制定された。MPEG-4 AAC Plus SBRや、Coding Technologiesの登録商標であるaacPlusAAC+などの名称でも呼ばれている。




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HE-AAC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/23 01:31 UTC 版)

MPEG-4 Part 3」の記事における「HE-AAC」の解説

「HE-AAC」も参照 AAC LCコアSBRSpectral Band Replicationスペクトル帯域複製ツール組み合わせて圧縮効率を向上させたプロファイルを HE-AAC(High-Efficiency Advanced Audio Coding)、さらに PSParametric Stereoツール組み合わせたものを HE-AAC v2 と呼ぶ。HE-AAC は aacPlusAAC+、HE-AAC v2aacPlus v2 や eAAC+ の商標名呼ばれることもある。 SBR は、入力信号の低域成分と高域成分相関利用し、高域成分スペクトル情報など情報復元するためのわずかな制御情報のみでパラメータ化し、復号時に低域成分情報から予測復元することで情報圧縮を行う。 PS は、ステレオ信号について同様の考え方用いるものであるステレオ信号左右チャネル相関利用し左右の両チャネル足し合わせたモノラル信号ステレオ空間情報パラメータ化したサイド情報分けて符号化行い復号時はモノラル信号サイド情報とから両チャネル信号復元するサイド情報高音質場合でも 9 kbps 程度で、左右チャネルそのまま符号化するのに比べ圧縮効率高くなる両方式とも元の信号物理的に同じものを復元するのではないが、音響心理学的に自然な復元を行うことができ、大幅な情報圧縮ができる。また、HE-AAC をサポートしていないコーデックでも、AAC LC符号化されたコア部分のみはデコード可能である。 欧州放送連合実施した MUSHRA 法による試験では、HE-AAC で符号化された 48 kbps ステレオ信号評価80点 で、 同じビットレートAACmp3PRO より音質高かったまた、Moving Picture Experts Group による HE-AAC と HE-AAC v2MUSHRA 法による比較試験では、24 kbpsHE-AAC v2 は同じビットレートの HE-AAC よりはるかに優れており、32 kbps の HE-AAC と同等優れた評価だった。

※この「HE-AAC」の解説は、「MPEG-4 Part 3」の解説の一部です。
「HE-AAC」を含む「MPEG-4 Part 3」の記事については、「MPEG-4 Part 3」の概要を参照ください。

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