C4ISR機能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 09:37 UTC 版)
「アドミラル・クズネツォフ (空母)」の記事における「C4ISR機能」の解説
本艦の主センサーとなるのが「マルス・パッサート」(NATOコードネーム「スカイ・ウォッチ」)である。これは1143.4型「バクー」で装備化されたものと同型で、4面固定式のフェーズドアレイ・アンテナを艦橋構造物周囲に固定装備しており、80目標を同時追尾可能である。なお、「マルス・パッサート」は本艦と「バクー」の2隻にしか採用されなかったことから、予備部品の入手など維持・管理面での困難が指摘されており、今後換装される可能性もある。
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C4ISR機能
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「ニミッツ級航空母艦」の記事における「C4ISR機能」の解説
ニミッツ級は、空母打撃群 (CVSG) の旗艦となることから、充実した司令部設備を備えている。作戦術レベルの指揮・統制中枢となるのが、任務部隊などの司令官の指揮所となる群司令部指揮所 (TFCC) である。当初、司令部幕僚の作業はほとんどが手作業であったが、1980年代初頭、ジェリー・O・タトル提督が司令部用部隊管理費から捻出した予算でAN/USQ-112 統合作戦戦術システム (JOTS) を組み上げて以後、自動化が急速に進展した。2013年現在、本級をはじめとする空母のTFCCでは、地上の艦隊司令部指揮所 (FCC) や国家軍事指揮センター (NMCC) と情報を共有するための汎地球指揮統制システム (GCCS)、艦隊の各艦と情報を共有するためのGCCS-M、そして艦の戦術情報を共有するための海軍戦術情報システム (NTDS) という3つの主要な指揮・統制システムが集中している。また、その指揮・統制を支援するため、空母インテリジェンス・センター (CVIC) も設置される。これは、艦隊自身が収集した情報や上級司令部あるいは統合同軸報送信サービス (IBS) を通じてもたらされた情報(偵察衛星・偵察機や諜報活動による情報)を総合・分析する部署である。アメリカ海軍では、TFCCからもたらされる作戦 (OPS) 情報とインテリジェンス (INTEL) 情報を総合することにより、はじめて作戦指揮官の健全な意思決定が可能になると規定している。 これに対し、戦術レベルの指揮・統制中枢となるのが空母艦長の指揮所である空母戦闘指揮所 (CDC) であり、ここにはGCCS-MとNTDSが設置され、空母個艦の行動を指揮・統制する。NTDSの後継として先進戦闘指揮システム (ACDS) の開発が試みられたものの、これは成功しなかった。その後、より包括的な統合戦闘システムとして艦艇自衛システム (SSDS Mk.2) が開発され、mod.1が本級の一部にも装備化されている。空母自身のセンサーとしては、3次元レーダーとしてAN/SPS-48E、これを補完する長距離対空捜索レーダーとしてAN/SPS-49(V)5、対水上捜索レーダーとしてAN/SPS-67が搭載される。
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