6つの前奏曲とフーガとは? わかりやすく解説

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レーガー:6つの前奏曲とフーガ

英語表記/番号出版情報
レーガー:6つの前奏曲とフーガ6 Präludien und Fugen Op.99作曲年: 1906-07年  出版年1907年  初版出版地/出版社Lauterbach & Kuhn 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 ホ短調 e mollNo Data No Image
2 ニ長調 D durNo Data No Image
3 イ短調 a mollNo Data No Image
4 ロ短調 h mollNo Data No Image
5 ト長調 G durNo Data No Image
6 ニ短調 d mollNo Data No Image

メンデルスゾーン:6つの前奏曲とフーガ

英語表記/番号出版情報
メンデルスゾーン:6つの前奏曲とフーガ6 Präludium undgen Op.35 U 116, 66, 129, 105, 131, 91, 122, 108, 126, 106, 135, 128作曲年: 1827-1837年  出版年1837年  初版出版地/出版社: Breitkopf & Härtel 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 ホ短調ホ長調 e moll - E dur9分00 No Image
2 ニ長調 D dur6分00 No Image
3 ロ短調 h moll5分30秒 No Image
4 変イ長調 As dur9分00 No Image
5 ヘ短調 f moll 7分00 No Image
6 変ロ長調 B dur6分30秒 No Image

作品解説

2007年10月 執筆者: 和田 真由子

メンデルスゾーンバッハ深く傾倒しており、この作品も、バッハ作品習ってかかれている1827年作曲完成出版された。とりわけ4番以降は、ロマン派的な要素強くなっているが、ロマン派時代生きたメンデルスゾーンが、バッハフーガどのように聴いていたのか(どのような要素重視して聴いていたのか)、メンデルスゾーンバッハそれぞれの作品比較してみると面白いかもしれない

1.ホ短調ホ長調 / op.35-1 e moll・E dur
プレリュード ホ短調(1837):両手とりわける分散和音が波のような響き作りその上で中声部の叙情的な旋律が非常に美しく歌われる
フーガ ホ短調ホ長調(1827):4声体で構成されている。まず、主題バス提示されて、それらが模倣されながら、曲は穏やかに進む。
後半ではテンポ徐々に加速させていく。主題転回形などを用いながら、華々しく展開していくが、その手法は、ロマン派的な印象をうける。終結部ではコラール旋律重音壮麗響きフーガ主題穏やかに再現されたのち、静かに曲を閉じる。

2.ニ長調 / op.35-2 D dur
プレリュード ニ長調(1836):オクターブスタッカートできざまれる左手伴奏にのせて、右手の2声の旋律優しく歌われる右手でのソプラノフレージングに、アルトフレージング連動しないよう注意したい
フーガ ニ長調(1835):曲全体通して旋律静かに、たっぷりとうたわれる

3.ロ短調 / op.35-3 h moll
プレリュード ロ短調(1837):8分の12拍子左右の手が平行、反行の形でスタッカート旋律奏する。同じ調子で、緊張感もったまま、曲は最後まで進む。ppからff変化効果的にきかせ、曲に変化もたせたい。
フーガ ロ短調(1832):付点リズム用いられバロック風のフーガ後半に行くにつれて和音使用目立ち、曲の盛り上がりとともに響きに厚みを与えている。

4.変イ長調 / op.35-4 As dur
プレリュード 変イ長調(1837):左手六連音符おだやかな伴奏にのせて、右手2つ声部叙情的に歌われる
フーガ 変イ長調(1835):穏やかな主題が4声体で対位法的に歌われていく。ロマン派的な色彩強くなっている。

5.ヘ短調 / op.35-5 f moll
プレリュード ヘ短調(1836):無言歌性格をもっており、左右の手ひかれる和音伴奏の上で、哀愁帯びた旋律がたっぷりと歌われていく。伴奏和音は、ひかえめに、しかし、きめ細やかデュナーミクによって変化つけていくとよいだろう
フーガ ヘ短調(1824):反復する音、音型、スケールそれぞれのモティーフ巧みに組み合わされ、それらが同時に展開を繰り返しながら曲はクライマックス向かって突き進んでいく。この5番は、6曲中、演奏される機会比較的多い。

6.変ロ長調 / op.35-6 B dur
プレリュード 変ロ長調(1837):左手で上行する和音つくりあげる豊かな響きにのせて、右手で、和音用いながらたっぷりと旋律歌われる第5曲同様に無言歌風の性格をもっている。
フーガ 変ロ長調(1836):16分音符の上行形の音型と、付点のリズムパターンがたくみに組み合わされながら、ラストクライマックス向けて力強く展開していく。


カバレフスキー:6つの前奏曲とフーガ

英語表記/番号出版情報
カバレフスキー:6つの前奏曲とフーガ6 Preludes and Fugues  Op.61作曲年: 1958-59年  出版年1961年  初版出版地/出版社: Sovietski kompositor 



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