緊急炉心冷却装置
別名:非常用炉心冷却装置
英語:Emergency Core Cooling System、ECCS
原子炉において、冷却装置が破損するなどして冷却機能が失われた場合に、緊急に炉心の冷却を行うために用意されている冷却装置。「ECCS」と略される。
多くの場合、原子炉は水冷ポンプと配管による冷却装置が利用されている。この配管が破損するなどして水冷装置の水位が低下した場合に、緊急炉心冷却装置が炉心に直接に注水するなどして冷却機能を維持する。
原子炉の冷却機能が失われると、燃料棒が発熱によって溶け出し、炉心溶融と呼ばれる深刻な原子力事故を引き起こす。2011年3月11日に東京電力福島第一原子力発電所で発生した原発事故は、巨大地震および津波に襲われた原子炉一号機で緊急炉心冷却装置の一種である「非常用復水器」が作動せず、深刻な事態に発展したとされる。
イー‐シー‐シー‐エス【ECCS】
ECCS
緊急(非常用)炉心冷却装置(ECCS)
ECCS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/27 07:12 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ECCS
- 非常用炉心冷却装置
- NISSAN ECCSとは日産自動車のエンジンコントロールユニットの商標
- フルメタル・パニックに登場する一部の最先端ASに搭載されているECS(電磁迷彩システム)を検知するシステム。Electromagnetic Camouflage Counter Sensorの略。
- de:European Convention for Constructional Steelwork
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ECCS(イーシーシーエス)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 00:58 UTC 版)
「夜の神話」の記事における「ECCS(イーシーシーエス)」の解説
非常用炉心冷却装置。燃料棒の溶融を防ぐために炉心に冷却水を注入する装置。
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ECCS(エックス)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 02:21 UTC 版)
「Electronic-Conetrated-Engine-Control-System」の頭文字から。 電子式エンジン集中制御システムを指し、一つのマイクロコンピュータによりエンジンのあらゆる運転状態に応じ燃料噴射量、排出ガス還元量、アイドル回転数、フェールポンプ制御などを常に最適にコントロールし、燃費の向上や排出ガスの浄化、運転性の向上を実現させている。 ECCSのエンジン制御は、あらかじめコントロールユニットに多くの運転状態における最適制御値を記憶させ、その時々の状態をセンサーで検出し、その入力信号により、コントロールユニットが記憶しているデータの中から最適値を選出し、アクチュエータに出力し、制御する。 世界初の電子制御ユニットであり、現在のECUの元祖である。当時の月間自家用車誌によれば、フォルクスワーゲンから技術供与を求める依頼があったとされる。
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