原子炉
炉心
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炉心を構成する基本要素は以下の通り。 核燃料核分裂を起こしてエネルギーを発生する。 冷却材原子炉で発生した熱量を運搬する。 減速材高速中性子を熱中性子に減速する。高速炉では使用されない。 反射材原子炉外へ飛び出そうとする中性子を反射させて炉内へ戻す。 制御棒中性子を吸収する素材でできていて核燃料の連鎖反応を制御する。 原子炉圧力容器炉心を格納する圧力容器。圧力管型原子炉には無い。
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炉心
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常陽はこれまで利用目的に応じて炉心の構成を変更する改造工事を受けており、それぞれMk-I、Mk-II、Mk-IIIと呼ばれている。現在はMk-III炉心であり、高速中性子を利用した材料試験などに利用されている。 番号形式炉心設計電気出力熱出力運転開始運転終了Mark-I(MK-I) FBR 増殖炉心 設備なし 7.5万kW 1977年4月 1978年1月 Mark-II(MK-II) FR 照射用炉心 10万kW 1982年11月 1997年9月 Mark-III(MK-III) 同上 高性能照射用炉心 14万kW 2003年7月
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炉心
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「シッピングポート原子力発電所」の記事における「炉心」の解説
シッピングポートの原子炉はその寿命の間に異なる炉心を受け入れられるように設計されており、3つが使用された[要出典]。 14.2米トンの天然ウラン(ブランケット)と165ポンドの高濃縮 (93% U-235)ウラン(シード)を持つ最初の炉心は1957年に取り付けられ、その重量差にもかかわらずおよそ半分の電力をシードで生み出していた。シードはブランケットよりも早く使い尽くされ、最初の炉心の寿命の間に3度交換された。7年後(4番目のシードが稼働していた時)に、総発電量18億キロワット時で最初の炉心は引退した。 2番目の炉心は発電容量を5倍以上に増やし、性能を測定するための装置を備えていたが、同じくシード・ブランケット炉心であった。2番目の炉心ではシードの体積は炉心全体の21%であった。2番目の炉心ではシードの交換は1回しか必要なかった。2番目の炉心は1965年から稼働して、9年間で約35億キロワット時の電力を生み出した[要出典]。1974年にタービン発電機が機械的な故障に見舞われ、プラントが停止した[要出典]。 最後の3番目の炉心は軽水増殖炉で、1977年8月から稼働し試験の後、 その年の終わりまでに最大出力に達した。これは二酸化トリウムとウラン233酸化物からなるペレットを用いており、当初ペレットのU233含有量はシード領域では5-6%、ブランケット領域では1.5-3%、反射材領域には全く含まれていなかった。236 MWtで稼働して、60 MWeを出力し、最終的には21億キロワット時以上の電力を生み出した。5年後(有効最大出力29,000時間)に炉心が撤去され、設置時よりも約1.4%多くの核分裂性物質が含まれていることがわかり、増殖が起こったことが実証された。
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