魚類のレッドマウス病菌とは? わかりやすく解説

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魚類のレッドマウス病菌 [Yersinia ruckeri]

 レッドマウス病はサケ科魚類細菌性魚病一つである。この魚病元来北アメリカロッキー山脈地帯発生する地方病とされていたが、最近その分布域がカナダアメリカ諸州やオーストラリアにも広がっている。しかし、日本ヨーロッパにはみられないニジマスのほかにスチールヘッド、カットスロートトラウト、ギンザケマスノスケ大西洋サケにも発生した例がある。
症状口唇、顎(あご)など口部皮膚発赤して、ただれることが特徴である。内臓多数病原菌によって冒され肥大暗赤色変化して出血などがみられるまた、造血器官血液変化し慢性的な場合でも死亡率はかなり高い。
この魚病予防対策としては魚卵有機ヨード剤処理する方法が有効とされる。現在、欧米でこの魚病対す注射ワクチン市販されている。レッドマウス病菌ヒトペスト菌類似してグラム陰性通性嫌気性桿菌(1.0×2.0-3.0μm)であるが、培養長くなる糸状になることがある30以下では細胞周囲にある鞭毛運動する運動しない菌株もある。発育20前後最適で、タンパク質分解するキチンなどの多糖分解しないまた、この細菌血清型はどの菌株でも同じである。




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