限解天兵(げんかいてんぺい)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 09:50 UTC 版)
「我間乱〜GAMARAN〜」の記事における「限解天兵(げんかいてんぺい)」の解説
幕府指揮下の非公式暗殺部隊。武才に優れた人間同士を何世代にも渡って交配させ、過酷な鍛錬を課すことで生み出された「人間兵器」たち。構成員は完全な実力順で伍級〜壱級、そして最上位の特級天兵で組織されており、特級天兵は文字通り「一騎当千」の実力を誇る。忠家ら駿河勢の一回戦突破の報を受けた将軍の命令により、総長・副総長を含む最強の特級天兵6名が大仕合二回戦より出場する。 伊勢羅門(いせ ラモン) 限解天兵総長。坊主頭に左目をまたぐ大きな切り傷、その傷と左耳のあいだにある渦状の入れ墨が特徴で、法衣をまとった僧侶のような風貌をしている。天兵の頂点にふさわしい圧倒的な実力者で、2年前には無宝流の残党100名以上を無傷のままで殺害している。 流星槌や鉄の鉤爪などを武器にしており、体術にも長けておりどんな間合いも苦にしていない。 現羅(げんら) 限解天兵副総長。中央に四つの太極図が描かれたフードで口元を覆っている長身の男。得物は鉄楷普段は冷静沈着だが内側にもう一つの苛烈で残忍な性格の「禅羅」を秘めており、帯として使用している二十貫の枷とフードを外すことでそちらが表に現れ戦う。 誉(ほまれ) 上位天兵唯一の女性。善丸をも上回る長身と屈強な肉体の持ち主だが、整った顔に大きい乳房といった女性らしい色香も備えている。身の丈程ある大剣を武器にしている。羅門からは天兵の中でも有数の才能の持ち主と実力を高く評価されているが、戦いに没頭するあまり任務の遂行をおろそかにしがちなのが欠点。それ故に現羅からは駒としては扱いづらいと言われている。天兵の二回戦参加に異を唱えた善丸を卑猥な言葉と仕草でからかい、「破廉恥な女」と苦手意識を抱かれる。 花蕾(からい) 上位天兵のなかでも好戦的で血気盛んな青年。「ファルシオン」を用いた西洋剣術の使い手。鍔迫り合いから相手の武器を捌き攻撃する「バインド」技術をもっとも得意としており、我間と同等の速さも兼ね備えている。羅門からは合戦には不向きな性格の持ち主と言われているが、その一方で超一流の速さと闘争心に加えて随一の「バインド」技術を高く評価されており、1対1では相当強いと評価している。 二回戦にて我間に目をつけて襲撃し、当初はバインドで追い詰めるが、自身のバインドを神威に押し切られて敗北した。 仙道(せんどう) 長髪が特徴の優男。二槍術を用いた一方的かつ多彩な連撃を得意とする。 山神(さんじん) 目元を覆う仮面が特徴の寡黙な男。 蔵院聖矢(ぞういん せいや) 下から二つ目の階級に属する下級天兵。西洋伝来の武具「ハルベルト」の使い手。大仕合番付十七番として、ほかの天兵に先行して参加する。 本戦一回戦では東条春嶽と対戦、幕府からの協力要求を蹴り無宝流へ戻ると決めた東条を裏切り者として対峙する。東条の戦法や能力を事前に研究しており、さらに自身の死を恐れない猛攻で終始圧倒していたが、勝負を決めにきた東条の奥技「虎王破牙」に反応できず胴を貫かれて死亡する。 伊勢雅鷹(いせ がたか) 先代の限解天兵総長。権力欲から先代の徳川幕府将軍に色目を使ったことにより、処刑されたと言われている。将軍の子を宿していたとの噂もあるが詳細は不明。
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