関蝉丸神社
せきのせみまるじんじゃ 【関蝉丸神社】
滋賀県大津市にある旧郷社。片原町に蝉丸神社上社、逢坂に蝉丸神社中社（関大明神）と下社（関清水明神）、大谷町に分社があり、みな音曲・芸道の祖蝉丸を祀る。もとは平安初期に豊玉姫命と猿田彦命を祀ったのが始まりだが、中期になり蝉丸も祀り、その方が有名になった。蝉丸は平安初期の人で、宇多天皇の皇子敦実親王に仕えた雑色とも醍醐天皇の第四皇子ともいわれ、盲目で和歌・琵琶に優れ、音曲芸道の祖神とされるのである。逢坂山に住んだので逢坂山の守護神ともされる。また世阿弥作の能では蝉丸の姉を逆髪（通称）としているので、社は毛髪関係業者の信仰も集め、逆髪祭（陰暦九月二四日）もある。江戸時代には近松寺が管理した。→ 近松寺
関蝉丸神社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/01/09 13:57 UTC 版)
関蝉丸神社（せきせみまるじんじゃ）は、滋賀県大津市にある神社。社格は旧郷社。上社（旧称関大明神蝉丸宮）と下社（旧称関清水大明神蝉丸宮）からなり、また当神社の分社となっている蝉丸神社と3社を併せて蝉丸神社と総称することもある。
- ^ 『日本三代実録』貞観17年12月5日条。長浜市の上坂神社と見る説もある。
- ^ a b c “滋賀：＜関蝉丸神社下社＞支援に感謝 復興の舞”. 読売新聞オンライン (2023年11月8日). 2024年1月9日閲覧。
- ^ “名前は超有名だけど...小倉百人一首の「蝉丸」っていったい何者？”. WEB歴史街道 (2022年3月15日). 2022年3月17日閲覧。
- ^ “滋賀：社殿 美しさ取り戻す”. 読売新聞オンライン (2023年7月1日). 2024年1月9日閲覧。
- ^ “「蝉丸さんも喜んでいる」 大津・関蝉丸神社下社が修復完了”. 産経ニュース (2023年6月30日). 2024年1月9日閲覧。
- ^ “神前で修復工事の完了報告 大津・関蝉丸神社で「お披露目の会」”. 中日新聞Web (2023年10月30日). 2024年1月9日閲覧。
- ^ 石燈籠 - 国指定文化財等データベース（文化庁）、2016年6月23日閲覧。
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「関蝉丸神社」の続きの解説一覧
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- 2 関蝉丸神社の概要
- 3 祭神
- 4 文化財・史跡
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