血税とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 政治 > 税金 > > 血税の意味・解説 

けつ‐ぜい【血税】

読み方:けつぜい

血を搾られるような苦労をして納める税金負担の重い税金

兵役義務明治5年1872太政官告諭の「西人之を称して血税という。その生血を以て国に報ずるの謂なり」による。


血税

読み方:ケツゼイ(ketsuzei)

兵役義務


徴兵令

(血税 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/29 07:57 UTC 版)

徴兵令(ちょうへいれい、明治22年1月22日法律第1号)は、国民の兵役義務を定めた日本の法令。1873年明治6年)に陸軍省から発布された後[1]太政官布告によって何度か改定が繰り返され、1889年(明治22年)に法律として全部改正された。1927年昭和2年)の全部改正の際に、名称も「兵役法」に変更され、1945年(昭和20年)に廃止された。


  1. ^ “明治時代の日本では9割近くが兵役を免れた──日本における徴兵制(2)”. ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト. (2019年7月24日). https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/07/92-2.php 2020年11月30日閲覧。 
  2. ^ 徴兵令 - 国民皆兵と壮丁教育
  3. ^ a b 『新修 大津市史』5 近代 第1章 近代大津の出発 「歩兵第九連隊」京都大学人文科学研究所元教授 古屋哲夫著)
  4. ^ これが、のちの自由民権運動に繋がる。
  5. ^ 明治6年陸軍省令第5号。法令全書(明治6年)、NDL
  6. ^ a b 『現行徴兵規則全書』、小笠原美治編、1879年。弘令社。NDL
  7. ^ 法令全書(明治16年)、1883年。NDL
  8. ^ 官報1886年12月01日
  9. ^ 法令全書(明治17年)。NDL
  10. ^ 『自今神仏教導職を廃し寺院の住職を任免し及教師の等級を進退することは全て各管長に委任し更に左の条件を定む』(明治17年8月11日太政官布達第19号)、1884年。官報。NDL
  11. ^ 身長の基準は5尺1寸(約154.5 cm)以上であった。
  12. ^ 270円は当時の常備役歩兵1人の年間維持費(90円)の3年分に当たる額である。なお、この代人料制度は1883年に廃止。
  13. ^ 史料紹介『徴兵免役心得』
  14. ^ http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/000200/nagomi/web/nagomi05/conversation/
  15. ^ http://wave.pref.wakayama.lg.jp/bunka-archive/senjin/tuda.html
  16. ^ 木村時夫「明治初年における和歌山藩の兵制改革について」『早稲田人文自然科学研究』第4号、早稲田大学社会科学部学会、1969年3月、97-156頁、ISSN 02861275NAID 120000793211 
  17. ^ 浅田次郎が『パリわずらい江戸わずらい』(小学館 2014年p.141)で「江戸時代の『一人扶持』は一日五合の規定であるから、飢饉の恐怖に晒され苛斂誅求に悩む多くの農民にとって、かつての武士以上の食生活が約束された兵役は、必ずしも忌避すべきものではなかった」という。渥美清主演の映画『拝啓天皇陛下様』では、シゴキを受けても不況下でも三度の飯が食え風呂にまで入れる軍隊はまるで天国だと山田(渥美)がもらす場面がある。


「徴兵令」の続きの解説一覧

血税

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/03 14:38 UTC 版)

血税一揆」の記事における「血税」の解説

血税とは、フランス語の「impôt du sang」の直訳である(impôt=税、sang=血)。この言葉が、1872年11月徴兵告諭一節使われており、そのために農民が「血を抜かれてしまう」と誤解して一揆おこったのだ、という説がある。 「徴兵告諭」の一節:「凡ソ天地ノ間一事一物トシテ税アラサルハナシ以テ国用ニ充ツ然ラハ則チ人タルモノ固ヨリ心力ヲ尽シ国ニ報ヒサルヘカラス西人之ヲ称シテ血税と云フ其生血ヲ以テ国ニ報スルノ謂ナリ」(原文正字) この説は、無知蒙昧農民が、西洋人がひとの生き血ほしがり政府仲介して手に入れようとしていると勘違いしたのだ、とする。実際下記の様な話がある。

※この「血税」の解説は、「血税一揆」の解説の一部です。
「血税」を含む「血税一揆」の記事については、「血税一揆」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「血税」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

血税

出典:『Wiktionary』 (2018/09/14 17:06 UTC 版)

名詞

けつぜい

  1. 兵役義務のこと。また、肉体労役をもって支払うこと。
  2. 市民納めた税金修辞的表現。「血のにじむような努力をして稼いだ収入から納めた税金」という意味づけをすることが多い。

発音(?)

けつぜい (0)
IPA: /keʦɯʣei/
X-SAMPA/ketsUdzei/

語源

西人之ヲ稱シテ血稅ト云フ其生血ヲ以テ國ニ報スルノ謂ナリ徵兵令詔書及ヒ徵兵令吿諭より

関連語

翻訳

語義1


「血税」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



血税と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「血税」の関連用語

血税のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



血税のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの徴兵令 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの血税一揆 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの血税 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS