こつ【×忽】
読み方:こつ
こつ【×忽】
忽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/08 04:47 UTC 版)
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忽(こつ)は、10-5(10万分の1)であることを示す漢字文化圏における数の単位である。糸の1/10、微の10倍に当たる。国際単位系では0.01ミリまたは10マイクロに相当する。
「忽」は『孫子算経』に長さの最小単位として見える古い単位であるが、現実に使われることはきわめて少ない。『孫子算経』はカイコの繭糸(の太さ)とするが、仮に1寸を2.5cmとすると1忽は250nmとなり、この値は現実の繭糸よりもはるかに細い。
なお、忽という字には、「にわかに」「突然」「おろそかに」「なおざりに」などの意味があり、訓読みに「
『暦象考成』などの西洋の時法や1周360度の概念の伝来以降の中国・日本の古文献では、時間・角度の「秒」の60分の1に相当する単位(英語のthirdに相当)に「微」、その60分の1に相当する単位(英語のfourthに相当)に「繊」、その更に60分の1に相当する単位(英語のfifthに相当)に「忽」を割り当てたこともあった。ちなみにその更に60分の1に相当する単位(英語のsixthに相当)には「芒」が割り当てられていた。
関連項目
脚注
忽
忽
忽 |
「忽」の例文・使い方・用例・文例
- 彼と目が合うと忽ち彼女は真っ赤になってしまった.
- その人影は霧の中から忽然と現れた.
- 粗忽にも無礼なことを申しましてお詫び致します.
- 天から降ったか地から湧いたか忽然として一人の老人が現われた.
- 彼は忽ち激昂する
- 粗忽も時の一興
- 事を忽諸に付す
- 事を忽諸に付すべからず
- 巨大な姿が忽然として現れた
- 忽然家屋激動す
- この薬を一滴飲むと疼痛は忽然去る
- 彼は忽ち群集にまぎれて見えなくなった
- 彼は粗忽にも勘定を払うのを忘れて行った
- 君は粗忽に取りきめたのが悪かった
- あの人は粗忽で時々家を間違える
- 粗忽で時々馬鹿な失錯をする
- あの人の粗忽は有名だ
- 粗忽者
- それは僕の粗忽でした
忽と同じ種類の言葉
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