厘とは? わかりやすく解説

りん【厘】

読み方:りん

常用漢字] [音]リン(慣)

ごく小さ数量を表す単位。「厘毛一分一厘九分九厘

[補説] もと「釐(り)」の略字


りん【厘】

読み方:りん

数の単位。1の100分の1。または、1割の100分の1。

尺貫法の単位長さでは、1寸の100分の1。重さでは、1匁の100分の1。

貨幣の単位1円1000分の1、1銭(せん)の10分の1。


厘は、割合歩合で表すときに用いる。

もとにする量の[数式]を1厘と表す。

参考

読み方:りん

  1. 数量ノ二。〔第七類 雑纂
  2. 数量の二のことをいふ。〔犯罪語〕
  3. 陶器店の通り符牒にして、二といふ数量を表す。通り符牒参照せよ(※巻末通り符牒参照)。〔符牒
  4. 二のこと。〔一般犯罪
  5. 数字の二。〔掏摸
  6. 二。〔陶器商〕
  7. 二のこと。

分類 掏摸犯罪犯罪語、符牒陶器

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/19 03:37 UTC 版)

(りん)は、1/100(100分の1)のを表す単位である。尺貫法では分量単位として用いられる。元の用字は「」で、厘はその俗字である。


注釈

  1. ^ 度量衡法(明治24年3月24日法律第3号)では鯨尺1分までしか定めていない。

出典

  1. ^ 現代の視点では1円が10にあたるというのは聊か不思議に見える。判っているのは、新貨条例に先立ち、大隈重信が、各国通用の制に則り、100銭を1元(圓)、1銭の110を1厘とするように建議したということのみ。銭はセントに通ずるとされる(三上(1996), p.297-298)。一方、何を根拠に1100を意味する厘が元(圓)の11000の単位に置かれたかは不明(久光(1976)p163.)。その時に定められた貨幣単位が今日に受け継がれている。
  1. ^ 小泉(1979), p. 259
  2. ^ 二村隆夫監修:「丸善 単位の辞典」、p.377、2002年3月25日発行、ISBN 4-621-04989-5
  3. ^ 「金鵄」のバラ売り始める(昭和19年7月28日 毎日新聞(東京)『昭和ニュース辞典第8巻 昭和17年/昭和20年』p577 毎日コミュニケーションズ刊 1994年
  4. ^ 久光(1976)p163.
  5. ^ 小泉袈裟勝、『歴史の中の単位』、「銭以下は、分、厘、豪と10進法をとるのである。この方式もいつか日本に入った。」、p.259、総合科学出版、1974年11月10日発行


「厘」の続きの解説一覧

出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 00:53 UTC 版)

発音(?)

名詞

  1. リン数量単位
    1. 日本における貨幣単位。11000分の1。110分の1。
    2. 長さ尺度)の単位。11000分の1。1100分の1。
    3. 重さ目方)の単位。110万分の1。1100分の1。
    4. 歩合単位。1100分の1。
    5. 小数単位。1の100分の1。

熟語


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