草凪家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 03:32 UTC 版)
みかん(くさなぎ みかん) 声 - TARAKO 毛がみかん色、目が緑色の雄猫。昔はトムと呼ばれていた。もとの飼い主だったタツゾウが亡くなった後、野良猫になって放浪していたところ吐夢と出逢い、そのまま付いてきて草凪家の飼い猫となった。 猫ながら人の言葉を話すし、二本足で立って歩くし、文字は書くし、ファミコンをするし、酒は飲むという芸達者ぶり。アニメ版ではハーモニカも吹いた。吐夢に「みかん」と名付けられるが、みかんはそれに対してダサイと感想を漏らす。酒の失態にて言葉を話せる猫だとばれる。吐夢の宿題に憧れ、草薙家の人々から絵日記をつける宿題を与えられる。年末の商店街の福引きではおつまみセットを狙うが、その上の等の旅行を当てる。一人称は「オレ」(興奮すると女言葉になる)で、好物は酒(マタタビ酒、ビール等)とマグロのブツ水煮。喧嘩はわりと強く、近所のボス猫に勝利するほどである。1歳半(2歳弱ともある。第7巻参照)。 タツゾウが亡くなった際に、タツゾウと離れて暮らしていた親族から人間語が喋れることを気味悪がられ、「化け猫」呼ばわりされて傷ついた過去があり、当初は吐夢以外の草凪家の家族にその特徴がばれることをひどく恐れていた。 草凪 吐夢(くさなぎ とむ) 声 - 平松晶子 草凪家の長男。夜桜小学校に通う。11歳。みかんを拾い、彼に「みかん」と名付けた。クラスメートの杏子に恋心を抱いている。 草凪 藤治郎(くさなぎ とうじろう) 声 - 小野健一 吐夢の父。37歳。温厚で情にもろい。妻・菊子とは結婚13年目を迎えても非常に仲睦まじい。 みかんが人間語を喋れる事実を「(自分たちが)知らないだけで、案外あちこちに(そういう猫が)いるのかもしれない」と好意的に受け容れた。 草凪 菊子(くさなぎ きくこ) 声 - 島本須美 吐夢の母。旧姓:松沢。34歳。穏やかでおっとりとした優しい女性。高所恐怖症。2年後に長女を出産。 藤治郎とは学生時代に出逢い、大恋愛の紆余曲折を経て結ばれた。 みかんが人間語を喋れる事実を「(猫としては)変だけど、世の中には人間の言葉を話せる鳥(などの動物)もいるのだから喋れる猫もいるのよね、という感じ」「私たちは凄い猫を飼っているのね」と好意的に受け容れた。 こりんご(くさなぎ → たなべ こりんご) 声 - 小桜エツ子(現・小桜エツコ) 本名「りんご」(だったが、幼名の「こりんご」の方が定着した)。みかんとキリーの息子。みかんと同じく、話せ、二本足で立ち、字を書ける。外見は父親似(毛色は赤みが強く、白毛の範囲もみかんより広い)だが、性格は母親似で大人しく優しい。言葉遣いもみかんより礼儀正しいが、当初は発音が上手くできないところもあった(「です」が「でし」、「しゃべれる」が「しゃべりる」、「いらない」が「いりない」になったりした)。父・みかんのことは「パパちゃん」と呼んでいる。 原作では当初草凪家に貰われて、みかんと一緒に暮らしていたが、ふとしたことから一人暮らしのおばあちゃん・田辺幸緒と知り合い、最後は自らの意志で田辺家へ移っていった(その後も草凪家には毎日のように顔を出している)。
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