統語論
統辞論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/16 01:10 UTC 版)
日本語の場合も、主語があり、目的語があり、動詞があることに変わりないが、どの単語が主語で、目的語かを示すのに、日本語は、不変化の名詞の語尾に、「格助詞」を接尾させて表現する。 西欧の古典語であるラテン語や古代ギリシア語の場合は、すべての名詞について、主語を示す「主格」、目的語を示す「対格(目的格)」などの特有の語尾変化(屈折語尾)によって示される「文法格」が存在し、これによって、どの単語が主語で目的語かを示すことができる。 一見すると、日本語の格助詞は、ラテン語などの「屈折語尾」に対応しているように見えるが、ラテン語などの場合、日本語の「名詞そのもの」に当たる不変化形が存在しない。日本語の「はな(花)」は、これで植物のある要素を示しており、この形で、主語でもなければ目的語でもない。ラテン語の場合、flos(フロース)という単語が存在するが、これは「主格」の形であり、「格」を外した、日本語の「はな」のような不変化単独形は存在しない。 日本語には、格変化は存在していないのであり、インド・ヨーロッパ語族の言語の文法、統辞論では欠かすことのできない格変化の概念や規則が、日本語ではまったく不要である。 また、ラテン語の flos は、男性名詞であり、ラテン語のすべての名詞は、男性か女性か中性の三つの「文法性」のどれかであるが、日本語の名詞には、「文法性」の概念は一切存在していない(日本語には、「男言葉」「女言葉」が存在するが、これは日本語学における重要な文体的指標の一つではあっても、印欧語等の文法性とは別のものである)。
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統辞論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/26 17:20 UTC 版)
「朝鮮民主主義人民共和国の文法論」の記事における「統辞論」の解説
統辞論(문장론)はソ連言語学を踏襲して、単語と単語の結びつきに関する部門と、文に関する部門の2つの部門に大きく分かれる。
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統辞論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/18 04:01 UTC 版)
リュディア語は基本的にSOV型であるが、文の構成要素を動詞の次に移動させることがある。リュディア語は後置詞が少なくとも1つある。通常、名詞を修飾する語は修飾される名詞の前に置かれる。
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