統語論とは? わかりやすく解説

とうご‐ろん【統語論】

読み方:とうごろん

文法論一部門。文中単語語群配列様式とその機能解明などを研究対象とする学問統辞論構文論シンタックス


統語論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/01 07:21 UTC 版)

統語論(とうごろん、: syntax)とは、ヒト人間言語(いわゆる自然言語)において構成(combine)される仕組み[1]、または、それ以外の形式言語なども含む言語学の対象である言語一般において文が構成される仕組み、及びそれを扱う言語学の一分野[1]である。統辞論(とうじろん)、構文論(こうぶんろん)ともいう。


  1. ^ a b c d Tallerman 2011, p. 1


「統語論」の続きの解説一覧

統語論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/09 02:25 UTC 版)

シュスワプ語」の記事における「統語論」の解説

統語的な特徴は、動詞が他の要素より先に来る語順2種類の格の存在、また主要部標示型である点である。

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統語論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 06:19 UTC 版)

古英語の文法」の記事における「統語論」の解説

古英語の文法概ね現代英語似ているが、いくつかの重要な違いがある。例え名詞動詞活用するため語順はより自由であった。またそれ以外にも基本的な語順否定疑問関係節従属節構成にも差異存在する通常の語順V2語順であり、現代英語よりも現代ドイツ語に近い。 疑問否定助動詞"do"を用いない文章中に複数否定語を用いて否定の意を強調した現代英語における"When X, Y"のような従属節wh-で始まる語を用いずth-で始まる語を用いる。(例えば "When X, Y"はþā X, þā Y)

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統語論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 01:25 UTC 版)

ハンティ語」の記事における「統語論」の解説

ハンティ語マンシ語同じく基本的に主格対格型言語であるが、 能格言語的な特徴有している。他動詞目的語を表す格と、自動詞主語を表す格が同じ指標表され他動詞主語処格具格)が使用されるのであるこのような名詞変化は、「与える」などのいくつかの特定の動詞のある文で現れる例えば「私はあなたに与える」という文は、ハンティ語では「私によって(他動詞主語具格)・を(目的語対格)・与える(他動詞)・あなたに間接目的語与格)」という構造になる。しかし、このような能格言語的な特徴は、常に形態素格変化を表す指標)により表され、統語論的なものではない。加えてこのような文は受動態でも表すことができる。例えば、マンシ語で「が(他動詞主語具格)・あなたを(目的語)・噛んだ他動詞)」という文は、「あなたは目的語対格)・噛まれた(受動態)・によって(他動詞行為者具格)」とすることもできるのである(どちらの文でも名詞の格は同じ)。

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統語論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/17 19:23 UTC 版)

ツォツィル語」の記事における「統語論」の解説

ツォツィル語基本語順VOS型動詞-目的語-主語)である。主語直接目的語は格としては表されない述語主語直接目的語と共に人称や、数にも一致する強調されない人称代名詞は常に省かれる

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統語論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/18 09:24 UTC 版)

自己認識論理」の記事における「統語論」の解説

自己認識論理の統語論は、命題論理知識を表す様相作用素 ◻ {\displaystyle \Box } を追加したのである。 F {\displaystyle F} を論理式としたとき ◻ F {\displaystyle \Box F} は F {\displaystyle F} が既知であることを意味する。したがって ◻ ¬ F {\displaystyle \Box \neg F} は ¬ F {\displaystyle \neg F} が既知であることを意味し、 ¬ ◻ F {\displaystyle \neg \Box F} は F {\displaystyle F} を知らないこと意味する。 この統語論により、事実に関する知識に基づく推論が可能となる。例えば、 ¬ ◻ F → ¬ F {\displaystyle \neg \Box F\rightarrow \neg F} は、 F {\displaystyle F} が真であることが未知ならば、それを偽とみなすことを意味する。これは失敗による否定他ならない

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統語論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 04:48 UTC 版)

ジンポー語」の記事における「統語論」の解説

動詞末尾言語である。文中における名詞句役割格助詞により示される主語と目的語相対的有生性に従って目的語の格標示が決まる。他の東南アジア大陸部諸語同様、動詞連続発達させている。

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統語論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/05 06:07 UTC 版)

相補分布」の記事における「統語論」の解説

統語論について記述すると、日本語では、存在表現主語人間・動物などの場合「いる」、それ以外場合「ある」というのも相補分布である。 また動詞可能表現にする場合に、動詞種類によって別の様式分布し五段活用動詞には可能動詞を、その他多く動詞には可能の助動詞接続した形を、「する」に対しては「できる」(補充形)を用いるが、これは形態統語論的な相補分布と言える動詞については、後に「せ~させ(る)」「れ~られ(る)」「な(い)」等が付く場合未然形現れ、後に「(ゼロ)」「ます」「て~で」「た~だ」等が付く場合連用形現れる。さらに、後に「(ゼロ)」「ます」等が付く場合連用形原形現れ、後に「て~で」「た~だ」等が付く場合音便形由来する連用形現れるまた、中古日本語活用語については、名詞修飾する場合と、左方上方)に係助詞「ぞ」「なむ」「や」「か」もしくは疑問詞がある場合連体形現れ、後に「ば」「ど・ども」が付く場合と、左方係助詞「こそ」がある場合已然形現れ、それらの条件がなく叙述する場合終止形現れる未然形連用形中古語の終止形連体形已然形は、統語的な相補分布の関係にある。

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統語論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 04:07 UTC 版)

ヒッタイト語」の記事における「統語論」の解説

もっとも普通の語順SOV型であるが、動詞強調するために前に出すことができる。 文の最初に来る要素(文を結ぶ接続詞などを含む)の後ろに、1つから6つまでの接語加えることができる。したがって接語は文の2番目に置かれるヴァッカーナーゲルの法則)。接語には「そして、しかし」などの接続的な意味、「という」などの引用代名詞接語形、アスペクトを表すものなど、さまざまなものがある。接語多用ヒッタイト語を含むアナトリア語派特徴である。 ヒッタイト語分裂能格言語であり、無生物中性名詞他動詞主語になる場合には能格形を取る。

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統語論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/02 20:51 UTC 版)

セブアノ語」の記事における「統語論」の解説

基本語順VSO型である。 文は拡大可能な述部話題の2要素から成る。文には非動詞文動詞文2種類分けられ、非動詞文はさらに、等位文、存在文、場所文、記述文、疑問文所有文に分けることができる。動詞文動詞の後に、話題格標識小辞がつく名詞句、すなわち、行為者または動作者、目的または目標受益者または、間接目的、場所、道具起こりうる話題として選ばれた句の機能動詞現れる接辞明示される

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統語論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/05 09:21 UTC 版)

認識論理」の記事における「統語論」の解説

認識論理基本様相作用素は、通常 K と表記され、「-ということ既知である」、「-ということ認識論的必須である」、「-でないということは既知のことと一致しない」と解釈される知識表現すべきエージェント複数存在する場合作用素添え字付与し( K 1 {\displaystyle {\mathit {K}}_{1}} 、 K 2 {\displaystyle {\mathit {K}}_{2}} など)、どのエージェント知識扱っているかを示す。したがって K a φ {\displaystyle K_{a}\varphi } は「エージェント a {\displaystyle a} は φ {\displaystyle \varphi } ということ知っている」と解釈される。以上のように認識論理は、知識表現適用される多重様相論理一種である。 ◊ {\displaystyle \Diamond } と ◻ {\displaystyle \Box } の関係のように K と双対をなす作用素には決まった表記法がないが、 ¬ K a ¬ φ {\displaystyle \neg K_{a}\neg \varphi } で表され、「 a {\displaystyle a} は φ {\displaystyle \varphi } でないということ知らない」または「 a {\displaystyle a} は φ {\displaystyle \varphi } という可能性保持する」と解釈される。「 a {\displaystyle a} は φ {\displaystyle \varphi } か否か知らない」という文は ¬ K a φ ∧ ¬ K a ¬ φ {\displaystyle \neg K_{a}\varphi \land \neg K_{a}\neg \varphi } と表せる。 共有知識分散知識表現するには、さらに3種類の様相作用素追加するE G {\displaystyle {\mathit {E}}_{\mathit {G}}} は「グループ G属する全エージェントが - を知っている」と解釈されるC G {\displaystyle {\mathit {C}}_{\mathit {G}}} は「- は G に属する全エージェント共有知識である」と解釈されるD G {\displaystyle {\mathit {D}}_{\mathit {G}}} は「- は G に属する全エージェント分散知識である」と解釈される。 φ {\displaystyle \varphi } をこの言語における論理式としたとき、 E G φ {\displaystyle {\mathit {E}}_{G}\varphi } と C G φ {\displaystyle {\mathit {C}}_{G}\varphi } と D G φ {\displaystyle {\mathit {D}}_{G}\varphi } もこの言語論理式である。 K {\displaystyle {\mathit {K}}} の添え字エージェント1つしかない場合には省略できるが、同様に E {\displaystyle {\mathit {E}}} 、 C {\displaystyle {\mathit {C}}} 、 D {\displaystyle {\mathit {D}}} についても、全エージェント集合となる唯一のグループしかない場合には添え字省略できる

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統語論(概要)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 09:07 UTC 版)

ロジバン」の記事における「統語論(概要)」の解説

ロジバン文の統語論的利点は、自然言語構文曖昧さ比較するところで認識される。たとえば、以下は日本国憲法序文からの日本語文の引用である: われらは、いずれの国家も、自国のことのみに専念して他国無視してならないであって政治道徳法則は、普遍的なものであり、この法則に従うことは、自国主権維持し他国対等関係に立とうとする各国責務であると信ずる。 主語「われら」にたいする述語末尾の「信ずる」だが、その途上にまず「無視してならない」という別の述語介在しており、また他の語句読点による不規則的な区分交わってきて文の仕組がやや煩雑となっている。そこでは、パーサなどが「われらは~無視してならない」と「政治道徳法則~と信ずる」などの誤った区分基づいて解析してしまうのを免れるのが困難となっている。これは自然言語曖昧さである。このような曖昧性越えて文の真意推しはかるには一定の抽象化(たとえば「われら」と「無視してならない」の間にある文法的引力恣意的看過しながら文末の「信ずる」を結びとして優先し、これを受け取ったところで前半の節を参照し直す過程)が要されるが、それと引き換え文成分の合理的な流れ犠牲となる。ロジバンの統語論は、自然言語みられる文法上のこのような多義性根本から回避している。また、上記のような長文記述においては、統語論的一貫性維持しながら語順自在に変化させて認知的易し表現模索することができる。曖昧でない構文はまたコンピュータにとっても扱いやすい記述つながり、この形式言語的な性格からロジバンプログラミング言語一つとして使用できるという潜在性持っているロジバン用のコンパイラが現在存在するわけではない)。[要出典] ロジバン文の中核をなすのは、事物事物との関係を表す selbri である。 .i do mamta mi .i do patfu mi この二つ表現の差は、{do} と {mi} とがどういう関係にあるのかを表す selbri {mamta} と {patfu} の違いにある。 selbri によって取り結ばれている {do} や {mi} は terbri であり、 selbri と terbri のまとまりが bridi である(つまり {do mamta mi} というまとまり一つの bridi である)。 selbri は全てどのような terbri をどのように取り結ぶのかについて公式に定義されている。これを place structure (以下 PS ) という。 mamta と patfu は異なPS有するPS違い命題違いを成す。或るロジバン文を理解するということは、どの terbri がどの selbri の PS によって取り結ばれているのかを把握することである。取り結ばれ方は非曖昧であり、文法的に正しい bridi の構造の解釈一通りに決まる。 .i lo ti mamta cu mamta lo ta mamta {mamta} という言葉三つ登場しているが、そのうち一つが主要の selbri である。他の読み方はなされえない。文法的に正し認識次のようである: .i lo ti mamta cu mamta lo ta mamta terbri selbri terbri bridi 文 つまり中央の {mamta} がメインの selbri で、他の {mamta} は terbri の一部であるということ西洋言語における文法概念との比較においてしばしば取り上げられる「象は鼻が長い」という日本語題述構造の文は、ロジバンにおいて次のように忠実に再現される: .i lo xanto zo'u lo nazbi cu clani sumti terbri selbri li'erpau bridi 文 {lo xanto} (象)を話題として {zo'u} が区切り続いて terbri {lo nazbi} が selbri {clani} と結びつく。 {cu} は terbri と selbri の区切を示す。この区切が無いと、1) {nazbi} は {clani} に流れて {nazbi clani} という一つの selbri をまず形成する、2) これを冠詞 {lo} が取り込んで terbri 化する、3) 結果、この文から selbri が消失する。 (terbri は sumti の一種である。 sumti のうち、 bridi の部品であるものが terbri。 sumti は項として扱えるもの全般指しそのうち selbri が取るものを特に指すのが terbri。) 英語の「Elephants have long noses.」は次のように再現される.i su'o lo xanto cu ponse lo clani nazbi terbri selbri terbri selbri が替わるほか、 terbri が二つになる。 上の二例を折衷するかたちでより一般的なロジバン表現書き換える次のうになる: .i lo xanto cu nazbi clani terbri selbri あえて日本語訳し返せば「象は鼻長である」といった趣に近い。ここでは terbri は {lo xanto} 一つであり、これが selbri {nazbi clani} と結びついている命題生成には関与しないところで感情態度を表すことができる。これには ma'ovla の一種 cnima'o (心態詞)を用いる。 .i .ui lo pendo cu klama terbri selbri   cnipau   bridi 文 文論理性寄与しないことから cnima'o の文法空間 cnipau は基本的に li'erpau と bridi から独立している。それでも cnima'o が修飾するのはあくまで文の特定の内容物であり、実際文面はしばし基本垣根を越えて li'erpau や bridi 中に入り込むことになる。ここでは文の開始意味する {i} に係っているので文全体修飾している。 {lo pendo cu klama} (友達が来る)という事全体について {.ui} で嬉しさ表されている。左の語に係るというこの原理恒常である: .i lo .ui pendo cu klama     terbri selbri bridi 冠詞係っているので冠詞中身全体修飾する。 .i lo pendo .ui cu klama terbri selbri bridi 「友達」部分だけに係っている。 .i lo pendo ku .ui cu klama terbri selbri bridi terbri の終わりを示す語に係っているので terbri 全体係る。 .i lo pendo cu klama .ui terbri selbri bridi 前者三例は「友達」にたいする嬉しさ微妙な違い表し分けている。後者は「来る」という事象についての嬉しさ表している。このように cnima'o の対象範囲は常に明確である。また必要があれば対象範囲特定の処方によって自由に拡張させられる語順自由に変えることができる。要となる原理PS である: .i mi ra ti ta ciska x1 x2 x3 x4 x1 x2 x3 x4 は selbri {ciska} の PS変数項である (このような変数項は結合価として他の自然言語にも存在しロジバンはそれを辞書明文化しているにすぎない)。それぞれに {mi} {ra} {ti} {ta} という terbri が収まっている。「私は・あれを・ここに・あれで、書く」という日本語表現語順すなわち SOCV をそのまま反映させた形となっている。厳密にロジバンの selbri は動詞でも形容詞でもなく、また terbri は主語でも目的語でもないので、 S や O や V とのアナロジーはあくまで擬似的なものでしかない。英語の SVOC をせば次のうになる: .i mi ciska ra ti ta x1 x2 x3 x4 selbri の位置を移すだけでなく、 terbri 同士入れ換えるともできる: .i ra se ciska mi ti ta x2 x1 x3 x4 .i ta ve ciska ra ti mi x4 x2 x3 x1 .i fe ra fi ti ciska fa mi ta x2 x3 x1 x4 結果として如何なる言語の訳においても本来の語順正しく反映させることができるようになっている先ほどはあった {cu} がこれらの例に無いのは、 {mi} {ra} {ti} {ta} といったものがここではそれぞれ terbri としてしか解釈しえないので selbri との区切を明示する必要がないからである。このように文成分の境界を示すために用意されている境界子は条件に応じて省略されうる。言い換えれば解析上の曖昧さ危惧される場合には相応境界子で対処する。これらによって解決できない構文の曖昧性実質的に無い。 一般言語では文の境界句点終止符で示す。これは書言葉産物であり、口言葉における直の対応音声持たない。たとえば「僕は町に行く。君が僕を待っている。」における二つ句点(。)は音声化されない。文が分かれていることはイントネーションによって漠然と示される一方言文一致に基づくロジバンでは、文の区切を無音記号ではなく音の言葉で表す: .i mi lo tcadu cu klama .i do tu'a mi denpa {i} に付いている点は音韻論上のものであり、これ自体が文の区切を示しているわけではないことにまず注意されたい。 文の接続意味するものなので、文の間だけに置く。英語の終止符などと違い、文が続かない場合には必要とされない。このことから、「以上/完」よりも「そして」という語感帯びやすいが、もっぱら論理的な「そして/AND」や時間的な「そして/THEN」を表す言葉別に用意されている。 文の繋がり論理性時間性などを含め処方としてまず相応言葉そのまま {i} と組み合わせるものがある: .i mi lo tcadu cu klama .imu'ibo do tu'a mi denpa .iju lo nu go'e cu mutce nandu 左項右項とある接続部のうちの一つ出したあとに接続開始することからこの例は後置接続(afterthought connective)と呼ばれる。 両接続部よりもまず先に接続言葉出しておくという用法もある: .i gu semu'igi mi lo tcadu cu klama gi do tu'a mi denpa gi lo nu go'e cu mutce nandu これは前置接続(forethought connective)と呼ばれる。 {i} が併用されていないが、接続されているものは文である。 ウィキブックスロジバン/統語論関連解説書教科書あります

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統語論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 09:48 UTC 版)

ソト語」の記事における「統語論」の解説

基本的には、主語-述語動詞-目的語という語順だが、強調為に倒置される事がある

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統語論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 10:41 UTC 版)

グルジア語」の記事における「統語論」の解説

グルジア語接置詞 (Adposition) が名詞後ろ付着する形の言語である(多く場合接尾辞として付着し、またいくらは別々の単語として配置される)。後置詞ドイツ語前置詞のようにそれぞれに対応する格支配要求する接置詞の例格接置詞意味მწვრთნელი(コーチ単数複数与格-ზე 〜の上に、〜のために、〜に関する მწვრთნელზე მწვრთნელებზე -თან 〜と共に、〜の近く მწვრთნელთან მწვრთნელებთან -ში 〜の中に მწვრთნელში მწვრთნელებში -ვით 〜のように მწვრთნელივით მწვრთნელებივით 属格-თვის 〜のために მწვრთნელისთვის მწვრთნელებისთვის -ებრ 〜のように მწვრთნელისებრ მწვრთნელებისებრ -კენ 〜のほうへ მწვრთნელისკენ მწვრთნელებისკენ -გან 〜のほうから მწვრთნელისგან მწვრთნელებისგან 具格-დან 〜のときから მწვრთნელიდან მწვრთნელებიდან -ურთ 〜と共に მწვრთნელითურთ მწვრთნელებითურთ 副詞格-მდე 〜へ、〜まで მწვრთნელამდე მწვრთნელებამდე 基本的な構文形式SVOであるが、英語やフランス語のような統語法における厳格さ要求されない全ての文で可能な訳ではないSOV構文存在する文法的には性が存在せず代名詞においても中性である。 冠詞存在しないが、関係詞中においていくつかの不変化詞用いることで定冠詞同様の意味をもたせることが可能である。 動詞主語と目的語両方人称によって変化し主語目的語を表す名詞動詞の時制によって変化するまた、主語と目的語の格の取り方により、動詞4つ種類分けられる。 I類動詞大部分他動詞II動詞:主に受け身動作状態の変化を表す自動詞III動詞:主に進行中のこと、天気音声などを表す自動詞ごくまれに他動詞がある。 IV動詞知覚感情存在を表す動詞。 格と動詞動詞類型時制・相主語直接目的語間接目的語I類動詞III動詞現在・未来主格 与格 与格 アオリスト過去能格 主格 与格 完了与格 主格 接尾辞 -თვის II動詞全般主格 与格 IV動詞全般与格 主格 特殊(იცის)現在能主格 未来与格 主格たがって、以下のような文が作れられる。 დედამ გამოეღვიძა შვილი.(母親息子起こした。) შვილმა გამოეღვიძა.(息子目覚めた。) შვილს ეძინა.(息子眠っていた。)

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統語論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 22:13 UTC 版)

マーシャル語」の記事における「統語論」の解説

マーシャル語多くミクロネシア諸語同様に動詞述語文名詞述語文がある。動詞述語文では動詞伴いSVO型表されるE-j kajan̄jan̄ kita. 3rdS-PRES play guitar. 「彼はギターを弾く」 (Willson 2002) 一方名詞述語文では主部述部が共に名詞句となる: Nuknuk eo e-aibujuij. Dress DET 3rdS-beautiful. 「そのドレス美しい」 (Willson 2002)

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統語論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 15:37 UTC 版)

キリバス語」の記事における「統語論」の解説

以下、文法事項説明に際して特に断りのない限り南部方言対象とする。 キリバス語VOS型言語であるが、しばしば文頭主格人称代名詞置かれ動詞人称接辞のような役割を果たすまた、pro-drop言語英語版)であるため必ずしも主語動作主)を明示する要はなく、例文(1b)のような表現が可能である。 (1a) E nakonako teuaarei 3sg 歩く あの男 あの男は歩く (1b) E nakonako 3sg 歩く 彼は歩く またコピュラ存在しないため、2つ名詞同値関係述べたい場合名詞そのまま連続並べる。ただし、日本語とは語順逆になることもある。 (2) Te tia mmwakuri teuaarei art 者-労働 あの男 あの男労働者接続詞 ao「かつ」、ma「かつ / しかし」、ke「または」は、名詞名詞動詞動詞、文と文の並列使用することができる。 (3a) A nakon te titooa Tiaon ao Meere 3pl 行く artジョン と メアリー ジョンとメアリーは店に行った (3b) E kakarianau ma n tikiraoi 3sg 背が高い しかし 〜において 顔立ちがいい 彼は背が高いが顔立ちがいい (3c) E na kabooaki te iriko ke N na nako n akawa 3sg fut 買う art 肉 または 1sg fut 行く 〜において 釣りをする 彼が肉を買うか、私が釣りをしに行く

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統語論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/11 07:16 UTC 版)

ミエン語」の記事における「統語論」の解説

基本語順SVOをとる。否定語は動詞先行する修飾語名詞修飾語としてかかる場合、主要語である方の名詞は、有生名詞であれば左に、無生名詞であれば少数例外除き右に来ることが多い。形容詞類として登場する動詞名詞対し修飾語としてかかる場合、その語順はその形容詞類の語彙性質よる。あるものは前置し、あるものは後置する動作動詞修飾語としてかかる場合原則として複合名詞にかかるばあいは主要語である名詞が左に、そうでない場合は右に現れる接続詞は節の最初か、動詞句直前現れる類別詞存在し、物を数えときには数詞+類別詞+名詞〉の形を取る(ただし物が一つ場合数詞1は省略される)。

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統語論

出典:『Wiktionary』 (2021/09/25 03:07 UTC 版)

名詞

(とうごろん)

  1. (言語学) 構成される仕組みを扱う分野



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