筒井町天王祭とは? わかりやすく解説

筒井町出来町天王祭

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/21 13:21 UTC 版)

筒井町出来町天王祭(つついちょう できまち てんのうまつり)は、愛知県名古屋市東区で毎年6月第1土曜日・日曜日の例祭日に行われる天王祭である。東区内筒井町地区で行われる天王祭(筒井町天王祭)と出来町地区で行われる天王祭(出来町天王祭)があり、両者はそれぞれ独立した祭りではあるが、日曜日午前に徳川園において両地区の計5両の山車が曳き揃えられる「徳川園山車揃え」もあるなど接点もある。


注釈

  1. ^ 当日の天候などの理由により5台全てが揃わなかった年もあった。
  2. ^ a b 『名古屋祭』p116に「神功皇后車」として記述がある。
  3. ^ 『名古屋祭』p57に記述されている湯取神子車が現在の湯取車である。
  4. ^ 明倫小学校の校舎全面改築に併せて描かれたものであり、『校舎竣工・開校120周年記念学校要覧 明倫』にその旨が記されている。2012年6月現在は通常の壁面になっている。
  5. ^ この時期の征夷大将軍徳川家重であり、1751年(寛延4年)には先代将軍徳川吉宗が死去している。またこの時期は尾張藩主徳川宗春の隠居謹慎期間でもある。
  6. ^ 『名古屋祭』祭車年代表(pp177 - 182)のp181には「菊慈童車」の名で、宝暦11年に作られた旧住吉町の若宮神社の祭車が掲載されている。なお同表中の改廃有無の項は「廃」となっているが、名古屋市サイトに記述された条件に該当する山車は他に『名古屋祭』には記述されていない。
  7. ^ 二番永田組は鹿子神車での活動だけでなく、名古屋地区を始めとする各地の祭りに支援に入ってもいる。2011年5月31日にはメーテレ(テレビ朝日系列)「UP!」にて二番永田組の特集「伝統の祭りを支える男たち〜二番永田組〜」が放送された。
  8. ^ a b 出来町の3両の山車の本拠地はいずれも出来町通に沿っているが、中之切・東之切は東区の中でも中央本線より東側に位置する地域であり、太平洋戦争当時航空機製作などを行っていた三菱グループの工場群があった矢田・大幸地区に地理的に近いことから、空襲の影響をより受けやすかった。西之切は中央本線より西側であり、出来町地区の中でも少し距離を置いた位置にある。対照的に筒井町地区は名古屋市東区の中でも空襲の被害が比較的少なかった地区である。それぞれの位置関係については、名古屋市公式サイト内『東区山車マップ』を参照。
  9. ^ 5両の山車が揃うのは、他に毎年10月に行われる名古屋まつりや東区区民まつりの山車揃えがある。

出典

  1. ^ “伝統と歴史のある東区の山車”. 名古屋市東区役所. https://www.city.nagoya.jp/higashi/category/77-3-2-0-0-0-0-0-0-0.html 2012年6月3日閲覧。 
  2. ^ a b 『なごやの町名』(名古屋市計画局 1992年3月31日発行)。
  3. ^ a b c d e f “名古屋市:市指定文化財”. 教育委員会事務局生涯学習部文化財保護室. (2012年10月19日). https://www.city.nagoya.jp/kyoiku/page/0000008502.html 2012年11月22日閲覧。 
  4. ^ 『名古屋祭』pp203 - 204.
  5. ^ a b “名古屋の町(大字)・丁目別人口(平成22年国勢調査)統計表(区別)(2)東区”. 名古屋市総務局企画部統計課. (2011年4月22日). https://www.city.nagoya.jp/somu/page/0000023639.html 2012年6月5日閲覧。 
  6. ^ 『校舎竣工・開校120周年記念学校要覧 明倫』(1993年5月刊行)名古屋市立明倫小学校。
  7. ^ 『名古屋祭』pp196 - 198.
  8. ^ “UP!|特集一覧 - 伝統の祭りを支える男たち〜二番永田組〜”. 名古屋テレビ放送. http://www.nagoyatv.com/up/special/backnumber_3e08209fc6f460c3ad9c73a5e297af60.html 2016年6月28日閲覧。 
  9. ^ 『名古屋祭』p152.


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筒井町天王祭

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筒井町出来町天王祭」の記事における「筒井町天王祭」の解説

筒井町2013年現在筒井一丁目他)の須佐之男神社祭礼である。建中寺門前情妙寺前をそれぞれ本陣とする2台の山車が、神事後町内を無病息災家内安全祈り奉曳する。2両の山車それぞれのからくりの舞を披露する出会い」もある。宵(日没後)の奉曳では山車提燈が灯される他、湯取車は水引幕を宵のものに変えるまた、神皇車の本陣置かれる建中寺公園一帯には縁日の屋台が立ち賑わいをみせる。 筒井町天王祭を行う地域は、ほぼ名古屋市立筒井小学校学区とみることができる。筒井学区2010年平成22年国勢調査によると、学区面積は0.742km2、世帯数は3956世帯人口は7837人である。江戸時代尾張藩の頃から主に下級武士居住していた地域であり、太平洋戦争時空襲の被害をあまり受けなかったため逆に下級武士屋敷町時代からの細い道幅道路戦後かなり経過した時期まで残っていた。 伊勢門水名古屋祭』によると、江戸時代天保期に湯取車を情妙寺前が買い入れた際に、隣の筒井町でも他の山車購入しようとする動きがあったが反対に遭い果たせなかったため、情妙寺前の湯取車も曳かせないようお上働きかけたためしばらく湯取車は祭り曳くことを止められたというエピソード紹介されている。 ※筒井学区記述にあたっては、『名古屋の町(大字)・丁目別人口(平成22年国勢調査)』行政区統計表参照した

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