第39発射施設
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「ケネディ宇宙センター」の記事における「第39発射施設」の解説
詳細は「ケネディ宇宙センター第39発射施設」を参照 第39発射施設 (LC-39) は当初、アポロ有人月着陸計画のために、史上最大かつ最も強力に機能するロケットであるサターンVを打ち上げるために建設された。1972年にアポロ計画が終了して以降は、スカイラブ(1973年)、アポロ・ソユーズテスト計画(1975年)、スペースシャトル計画(1981年-2011年)など、NASAの有人宇宙飛行ミッションに使用された。 1968年12月以来、すべての打ち上げ運用は39A発射台及び39B発射台から執り行われた。両発射台は海に面しており、VABから東に3マイル (4.8 km)の位置にある。1969年から1972年までは、サターンV型ロケットを使用したアポロ有人月着陸ミッションの6回すべての出発地点だった。1981年から2011年までの間は、すべてのスペースシャトルの打ち上げに使用された。 人類の月へのミッションは、大型の三段式サターンV型ロケットを必要とした。その高さは363フィート (111 m)、胴体の直径は33フィート (10 m)だった。第39発射施設 (LC-39) は新しいロケットの打ち上げに対応するためにメリット島に建設された。この総予算約8億ドルをかけた大事業は1962年11月に始まった。LC-39の発射台AとBは1965年10月に完成した(この他にも発射台C、D、Eの建設が計画されていたが、いずれも中止された)。ビークル組立棟 (VAB) は1965年6月に、インフラストラクチャーは1966年後半に、それぞれ完成した。 発射施設には次の施設が含まれる: ビークル組立棟 (VAB) - サターンVを4機収容できる130,000,000立方フィート (3,700,000 m3)のハンガーを有する。VABはその容積において、世界で4番目に大きな構造物であり、1965年の完成当時としては世界最大だった。 5,440トンもの重量物をクローラーウェイ(英語版)に沿って発射台まで運搬することができるトランスポーター 高さ446フィート (136 m)の可動式サービス・ストラクチャー(英語版)と3台のモバイル・ランチャー・プラットフォーム(英語版)、そしてそれぞれに固定された発射点火ケーブル塔 打ち上げ管制センター ニュースメディア施設(英語版)
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