発売以降の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/30 16:34 UTC 版)
「iMac (インテルベース)」の記事における「発売以降の変遷」の解説
2006年9月6日発表のものから、Intel Core 2 Duoを搭載しパワーアップ。17インチの低価格モデルから、24インチのFireWire 800を搭載したハイエンドモデルまでの4機種となる。 2007年8月7日発表のものは、外装をポリカーボネートから、よりリサイクルしやすいアルミ&ガラス+ポリカーボネートに変更し、薄型化。これに伴い、本体のカラーはホワイトからシルバーへと変更された。17インチモデルは廃止され、20インチと24インチの2サイズのみとなる。24インチモデルはCTOでIntel Core 2 Extremeを搭載可能。20インチの下位モデルと上位モデル、24インチモデルまでの3機種となる。液晶画面を保護しデザインにアクセントを付けたガラスは、無コーティングでグレアの為にはっきりと映り込みを示す。 2008年4月28日発表のものは、FSB1,066MHz化、メモリにDDR2 PC2-6400採用などの強化が計られている。 2009年3月3日発表のものは、スタンド部分のデザインが手前に向かって薄く削られて傾斜するよう変更され、DDR3 PC3-8500 メモリ採用などの強化が計られている他、付属するキーボードがテンキー無しのApple Keyboardになっている(CTOでテンキー搭載Apple Keyboardも可能)。FireWire 400は非搭載となった。 2009年10月22日発表のものは、2007年以来の外装の大幅な変更があった。背面はポリカーボネートからフレームと一体のアルミとなり、前面のガラスは左右と上いっぱいまで広がった。内部デザインもHDDがディスプレー下から放熱を考慮して背面のアルミに密着するように配置される等の変更がある。仕様はディスプレイ周りを中心にが大きく変更され、21.5インチまたは27インチのLEDバックライト・IPS方式のパネルになり、Macintosh製品として初めてアスペクト比が16:9になった。27インチモデルにはMini DisplayPortも搭載され、ターゲットディスプレイモードによりMini DisplayPortを搭載したMacBook ProやMac miniなどからの入力も可能になった。また、CTOでCPUとしてIntel Core i5とIntel Core i7の選択が可能。新たにSDメモリーカードスロットを搭載、付属する周辺機器も、Apple Wireless Keyboardと新開発のMagic Mouseに変更になった。 2011年5月3日にSandy_BridgeマイクロアーキテクチャのCore i5(Quadコア)とThunderboltを全機種に搭載したiMac (Mid 2011)が発表された。また、初めてMagic Trackpadに初期状態から対応している為、Magic Mouseの代わりにApple Store オンラインのBTOで選べるようになった。iMac (Mid 2010)に比べ、最大消費電力が15%程度削減されている。ユーザーによるハードディスクの交換はできない。 2012年10月、iMac(Late 2012)が発表された。光学ドライブが廃止され、最薄部5mmと筐体デザインが大幅に変更された。SDカードスロットも背面に移動した。なお、Retinaディスプレイは21インチ、27インチともに非搭載で液晶解像度に変更はなし。また、HDDとフラッシュメモリを併用するFusion Driveが発表され、オプションとして選択できるようになった。USBポートがUSB3.0へと対応した。 2013年、iMac(Late 2013)が発表された。仕様はiMac(Late 2012)に準ずるが、フラッシュメモリがSATA接続からPCIe接続に変更された。 2014年10月16日、5,120x2,880ピクセル(1,470万画素)の液晶画面を搭載した、27インチiMac Retina 5Kディスプレイモデルが発表された。基本的な仕様はiMac(Late 2013)とほぼ同じであるが、Retina 5Kディスプレイ搭載に伴ってGPUが変更され、Thunderbolt 2が搭載された。本モデル以降は、ターゲットディスプレイモードが排除された。 2015年10月13日、バックライトを白色LEDから、赤色・緑色蛍光体のLEDへと切り替え、sRGBより25%広い色域のP3ベース、4,096×2,304ピクセル(940万画素)の液晶画面を搭載した21.5インチiMac Retina 4Kディスプレイモデル(Broadwellマイクロアーキテクチャ)及び27インチiMac Retina 5Kディスプレイモデル(Skylakeマイクロアーキテクチャ)が発表された。付属する周辺機器も、Magic KeyboardとMagic Mouse 2に刷新された。 2017年6月5日、Kaby Lakeマイクロアーキテクチャに刷新、Thunderbolt 3を搭載し、さらに高輝度なRetinaディスプレイを搭載したiMacを発表。 2019年3月19日、Coffee LakeマイクロアーキテクチャでRadeon Pro Vegaを搭載可能なiMacを発表。 2020年8月4日、Apple T2チップを搭載したiMacを発表。オプションで、画面処理にNano-textureガラスを選べる。また、最上位モデルでは、Radeon Pro 5700 XT(16GB GDDR6メモリ搭載)を選べる。 2021年4月20日、Apple M1チップを搭載した、薄さ11.5ミリのiMacを発表。iMac(Retina 4K, 21.5インチ, 2020)をリプレイスする形で、21.5インチの非Retina(フルHD)モデル及び27インチモデルの販売は継続されていた。 2022年3月9日、Apple M1 Maxチップ、Apple M1 Ultraチップを搭載したMac Studio、およびRetina 5KディスプレイのStudio Displayの発表により、intelチップを搭載したすべてのiMacの販売が終了した。
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