現行の命名規則
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/20 17:42 UTC 版)
「ミサイル・ロケットの命名規則 (アメリカ合衆国)」の記事における「現行の命名規則」の解説
現在は、陸海空軍の三軍で共通の命名規則を用いている。 この命名規則は名称に含まれる要素の頭文字をとってMDS(Mission-Design-Series)とも呼ばれ、ミサイル及びロケットに限らず航空機にも適用される。本項では、ミサイル及びロケットのみに絞って解説する。航空機の命名規則については、軍用機の命名規則 (アメリカ合衆国)を参照。 アメリカ合衆国のミサイル及びロケットの正式名称は、各々のミサイルに固有識別を与えるために組み合わされた一連の文字および数字で示される。最初の一連の文字(最高4文字)は、ミサイルの発射環境、目標又は目的の種類、及びミサイル又はロケットの種別を決定する。前者の2文字を見ればどこから発射されてどこへ向かうミサイルなのかが判る。航空機の場合と異なり、任務変更記号はなく、常に1つの目的のために記号が割り当てられる。番号は同様の弾体を用いるミサイルで共通のものを使用する(例外もある)。最後に、一連のシリーズとブロックはミサイルの正確な構成を特定する。段階的に拡張されていったため同種類の物であっても採用時期が違えば異なる記号が割り当てられている場合がある。 US DoD 4120 Mission Design Series (MDS) Designators and Symbols for Guided Missiles, Rockets, Probes, Boosters, and Satellites.現状接頭記号 発射環境記号 基本任務記号 機体種別記号 C - キャプティブ (Captive) A - 空中 (Air) C - 輸送 (Transport) B - ブースター (Booster) D - ダミー (Dummy) B - 多様 (Multiple) D - デコイ (Decoy) M - 誘導ミサイル (Guided Missile) J - 特殊試験(一時) (Special Test (temporary)) C - コフィン (Coffin) E - 電子・通信 (Electronic / Communications) N - 探査機 (Probe) M - メンテナンス (Maintenance) F - 個人 (Individual) G - 地表攻撃 (Surface Attack) R - ロケット (Rocket) N - 特殊試験(永久) (Special Test (Permanent)) G - 地表 (Surface) I - 空中・宇宙邀撃 (Aerial/Space Intercept) S - 衛星 (Satellite) X - 試験 (Experimental) H - サイロ格納 (Silo Stored) L - 発射探知・監視 (Launch Detection / Surveillance) Y - 試作 (Prototype) L - サイロ発射 (Silo-Launched) M - 科学・測定 (Scientific / Calibration) Z - 計画 (Planning) M - 移動 (Mobile) N - 航法 (Navigation) P - 非防御発射台 (Soft Pad) Q - ドローン (Drone) R - 船 (Ship) S - 宇宙支援 (Space Support) S - 宇宙 (Space) T - 訓練 (Training) U - 水中 (Underwater) U - 水中攻撃 (Underwater Attack) W - 気象 (Weather)
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現行の命名規則
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/07 00:58 UTC 版)
「軍用機の命名規則 (アメリカ合衆国)」の記事における「現行の命名規則」の解説
現在はアメリカ陸軍・海軍・空軍の3軍で共通の命名規則を用いている。1962年9月に導入された。 この命名規則は名称に含まれる要素の頭文字をとってMDS(Mission-Design-Series)とも呼ばれ、航空機に限らずミサイル等にも適用される。本項では航空機のみに絞って解説する。ミサイルの命名規則については、ミサイル・ロケットの命名規則 (アメリカ合衆国)を参照。 アメリカ合衆国の軍用機の正式名称は、各々の機体に固有識別を与えるために組み合わされた一連の文字および数字で示される。最初の一連の文字(最高4文字)は、航空機の種類及び意図された任務種別を決定する。番号は同様の種類と主任務も持つ航空機の中で機体を特定する。最後に、一連のシリーズとブロックは機体の正確な構成を特定する。
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