珪肺とは? わかりやすく解説

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珪肺

読み方:けいはい
別名:珪肺症シリコシス
英語:Silicosis

ケイ酸シリカ)の粉塵吸い込み、肺に沈着することで罹患する肺の炎症

呼吸によって吸い込んだ異物は、通常、咳や喀痰などの形で外部排出しようする機能がはたらく。ケイ酸粉塵肺の深部まで吸い込まれて、排出されずに沈着することが多い。沈着したシリカ粉塵に対して細菌などを捕食排除するマクロファージ」が酵素放出するが、これによって肺の組織コブ状の跡ができる。

長年わたってケイ酸粉塵吸い込み続けることによって、肺にできた跡は結合して大きくなるある程度大きさになると肺の呼吸機能障害生じる。

珪肺は職業病として古くから知られ鉱山作業石切り研磨ガラス製品陶器製造製造などに長年従事する人発症しやすい。特にサンドブラスト加工を行うなど、粉塵発生しやすい環境にある場合比較短期間で珪肺が発症することも多い。

珪肺は完治できない不可逆的な疾患」、すなわち「不治の病」であると言われる職業環境の改善早期発見罹患発見され場合には病気進行遅らせるための措置などを必要とする。

ちなみに粉塵長年にわたり吸い込み続けることで炎症起こすことを「鉄肺」という。

けい‐はい【×珪肺】

読み方:けいはい

塵肺(じんぱい)の一。珪酸粉塵吸入し、それが肺に沈着するために呼吸機能衰えてくる病気。金属鉱山陶磁器製造業ガラス工場などに働く人に多くみられる職業病。よろけ。


珪肺

読み方:ケイハイ(keihai)

職業病の一


珪肺

読み方:ケイハイ(keihai)

石埃、粉塵による肺疾患。

別名 よろけ


珪肺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/19 06:21 UTC 版)

珪肺または硅肺(けいはい、SilicosisPotter's rot)は、結晶シリカケイ酸)粉塵を吸入することで生じる職業性肺疾患の一種で、結節をともなう肺上葉の炎症と瘢痕を特徴とする。塵肺の一種に分類される。珪肺症、硅肺症、珪粉症、硅粉症などともいう。古くは「よろけ」と呼ばれた[1]




「珪肺」の続きの解説一覧

珪肺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 18:21 UTC 版)

塵肺」の記事における「珪肺」の解説

石英珪石など遊離珪酸を含む粉塵吸入原因

※この「珪肺」の解説は、「塵肺」の解説の一部です。
「珪肺」を含む「塵肺」の記事については、「塵肺」の概要を参照ください。

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