特色ある小惑星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/18 20:52 UTC 版)
以下のリストは木星の軌道までの小惑星で、天文学史的、物理性質的に意味のあるもののリストである。 名称直径 (km)発見日コメント(5) アストラエア 117 1845年12月8日 ベスタ以来38年ぶりに発見された小惑星。 (87) シルヴィア 261 1866年5月16日 複数の衛星を持つことが初めて確認された小惑星。 (90) アンティオペ 80×80 1866年10月1日 ほとんど同じ大きさの二重小惑星を構成している。伴星は補償光学を用いて発見された。 (92) ウンディナ 126 1867年7月7日 過去1億年で最も大きな小惑星同士の衝突の1つで誕生した。 (139) 瑞華 162 1874年10月10日 中国で発見された初めての小惑星。発見者はJ. C. ワトソン。 (216) クレオパトラ 217×94 1880年4月10日 犬の骨のような形をしたM型小惑星。 (243) イダ 56×24×21 1884年9月29日 初めて確認された二重小惑星。 (243.1) ダクティル 1.4 1994年2月17日 イダの衛星。初めて確認された小惑星の衛星。 (279) チューレ 127 1888年10月25日 小惑星帯(メインベルト)の最も外側で木星と4:3の軌道共鳴状態にある。 (323) ブルーシア 36 1891年12月22日 天体写真によって発見された初めての小惑星。 (433) エロス 13×13×33 1898年8月13日 初めて発見された地球近傍小惑星。 (490) ヴェリタス 115 1902年9月3日 過去1億年で最も大きな小惑星同士の衝突の1つで誕生した。 (624) ヘクトル 370×195 1907年2月10日 発見された木星のトロヤ群で最も大きな小惑星。 (719) アルベルト 2.4 1911年10月3日 小惑星番号を与えられ、ロストした小惑星の中で、最後に再発見された小惑星。 (846) リッペルタ 52.4 1916年11月26日 自転速度が非常に遅く、周期が68.4日もある。 (1125) チャイナ 1957年10月30日 個人ではなく天文台の名前が発見者として登録された初めての小惑星。 (1566) イカルス 1.4 1949年6月27日 アポロ群で、近日点は水星より太陽に近い。 (3200) ファエトン 5 1983年10月11日 宇宙から発見された初めて小惑星。ふたご座流星群の母天体。 (3753) クルースン 5 1986年10月10日 地球と共鳴軌道にある最初に発見された天体。 (4179) トータティス 4.5×2.4×1.9 1989年1月4日 自転軸が2つある。 (4769) カスタリア 1.8×0.8 1989年8月9日 初めてレーダー観測によって十分な精度の三次元形状のモデルが作成された小惑星。 (5261) エウレカ ~2–4 1990年6月20日 火星のトロヤ群としては最初に発見された小惑星。 (11885) Summanus 1990年9月25日 地球近傍天体で初めて自動サーベイによって発見された。 (29075) 1950 DA 1.1 1950年2月23日 2880年3月16日、地球に非常に接近する。 (99942) アポフィス 0.3 2004年6月19日 初めてトリノスケールが1より大きい値がつけられた。2、後に4となり、現在では0となっている。 1998 KY26 0.030 1998年6月2日 ラブルパイルでは存在しえない事が分かる最初の天体。 2008 TC3 ~0.003 2008年10月6日 地球と衝突する前に発見された初めての天体。2008年10月7日に地球の大気圏内で爆発した。
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