火山として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 05:14 UTC 版)
鳥海火山の全体としては玄武岩ないし安山岩(SiO2 51 - 62%)の溶岩からなる富士山型の成層火山であるが、火砕流・降下軽石・火山灰などの噴出は少なく、主に溶岩流により形成された山である。北側から西側にかけては側火山や火口、さらには河川による侵食で、複雑な山容を示している。新旧2つの二重式火山が複合したもので、侵食の進んだ「西鳥海」と新しい溶岩地形をもつ「東鳥海」とからなり、それぞれに中央火口丘と外輪山がある。 鳥海山は約60万年前の火山活動により形成された。なお、酒田市沖の飛島は鳥海山の山頂部が噴火で吹き飛んで島になったという伝説があるが、飛島が形成されたのは1000万年以上前の海底噴火によってであり科学的根拠に基づくものではない。 紀元前466年には大規模な山体崩壊を起こし、岩石や土砂が現在のにかほ市に堆積して象潟の原型を形成している。象潟付近の九十九島は紀元前466年の噴火で形成された流れ山で、形成当時は海中の小島であったが 1804年象潟地震により隆起し特徴的な地形となった。1801年の噴火では死者8名の記録があり、生じた溶岩ドームは東鳥海山の新山として現在も残っている。1974年3月から5月にかけては水蒸気爆発し、新山の東側火口および荒神ヶ岳の割れ目から噴煙を噴出した。
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火山として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/22 14:17 UTC 版)
テクトニックな成因についてはいまだに定説はない。エトナ火山の火山噴火活動は、約50万年前の文明が成立する前の大昔から開始されている。活動開始時点では、海底火山であったと考えられている。約30万年前は、現在の山頂より南西の地区において火山活動が活発であったが、17万年前頃より現在の位置に移動した。この時期の活動はストロンボリ式噴火が多い。 東斜面にはヴァッレ・デル・ボーヴェ(Valle del Bove)と呼ばれる大凹地がある。大規模崩壊か陥没かについては、学者間の議論が続いている。
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