河田早生【カワダワセ】(果樹)
登録番号 | 第12725号 | |
登録年月日 | 2005年 2月 7日 | |
農林水産植物の種類 | すもも | |
登録品種の名称及びその読み | 河田早生 よみ:カワダワセ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | 2006年 2月 8日 | |
品種登録者の名称 | 河田盛之 | |
品種登録者の住所 | 埼玉県行田市大字真名板1261番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 河田盛之 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、育成者のほ場で発見された偶発実生から育成されたものであり、果形が短楕円、果実の大きさが中、果皮は紅紫にぼかし着色し、果肉色が紅の育成地(埼玉県行田市)では7月上旬に成熟する中早生種である。樹姿は開張、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さ及び節間長は中、色は黄褐、花芽の先端の形は鈍~鋭である。葉身の形は倒披針、葉の大きさは中、成葉の色は緑、葉柄の色は淡紅、蜜腺の形は球腎である。花形は一重、花の大きさは大、花弁の形は楕円、大きさは中、色は白、花粉の多少は中、がく筒の形は鐘、がくの色は黄緑、花柄の長さは長である。果実の外観は短楕円、果頂部の形は凸、空洞は無、梗あの深さは深、広さは中、赤道部の縫合線の深さは浅、梗あ部の縫合線の深さ及び果実の大きさは中、果皮の地色は緑黄、着色は紅紫、濃さは中、形はぼかし、果粉の多少は中である。果肉の色は紅、変色及び硬さは中、繊維の多少は少、粗密はやや密、果汁の多少、甘味及び酸味はやや多、渋味及び苦味は無、香気は少である。核の形は短楕円、大きさは中、核と果肉の粘離は粘、色は黄褐、紋様は網状である。開花期は中、成熟期はやや早で育成地においては7月上旬である。自家結実性は無、果実の着色の難易は難、生理落果の多少は中、裂果は少である。「大石早生」と比較して、果粉が多いこと、果肉の色が紅であること等で、「ソルダム」と比較して、葉身の形が倒披針であること、果粉が少ないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成6年に育成者のほ場(埼玉県行田市)において、偶発実生を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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