縫合線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 08:02 UTC 版)
隔壁が接する縁の部分は縫合線をなす。縫合線の形状は年代による差異が明確で、後代のものほど複雑になっている。具体的には、ゴニアタイト目の縫合線は山と谷からなる単純なもので、セラタイト目では比較的複雑化を遂げている。アンモナイト目の縫合線は複雑な襞(ひだ)状に折れ込んでいる。このような複雑性は、ダンボールや波板、H形鋼などと同様、殻の強度を高めつつ軽量化を図るという相矛盾する課題を達成するための仕組みである。なお、全ての属種がこの複雑化の傾向に従っているわけではなく、例外も存在する。 ゴニアタイテスの縫合線(ゴニアタイト目) プロトラキセラス(英語版)の縫合線(セラタイト目) リトセラス(英語版)の縫合線(アンモナイト目)
※この「縫合線」の解説は、「アンモナイト」の解説の一部です。
「縫合線」を含む「アンモナイト」の記事については、「アンモナイト」の概要を参照ください。
「縫合線」の例文・使い方・用例・文例
- 縫合線のページへのリンク