河津正月【カワヅショウガツ】(観賞樹)
登録番号 | 第11556号 | |
登録年月日 | 2003年 11月 18日 | |
農林水産植物の種類 | さくら | |
登録品種の名称及びその読み | 河津正月 よみ:カワヅショウガツ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 河津町 | |
品種登録者の住所 | 静岡県賀茂郡河津町田中212番地の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 飯田宏 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、カワヅザクラの自然交雑実生の中から選抜して育成されたものであり、花は一重咲で鮮紫ピンク色の中輪花である。樹形は傘状、樹高は高木性である。樹幹の色は紫褐色、皮目は多、枝の太さは中、色は褐色、分枝性は中である。葉全体の形は倒卵状楕円形、先端の形は尾形鋭尖形、基部の形は円形、葉縁(鋸歯)の状態は浅、鋸歯の形は単鋸歯、先端は鋭形、葉の長さは長、幅は広、厚さは中、蜜腺の有無は有、位置は葉柄上部である。花序の形は散形状、花数はやや多である。蕾の色は紫赤(JHS カラーチャート9714)、花の向きは下向き、形は一重咲、開き方は半開形、大きさは中輪、花の色は鮮紫ピンク(同9204)、花弁全体の形は円形、花弁の切れ込みは少、基部の形は鈍形、花弁の脈の色は目立たない、数は約5である。雌ずいと雄ずいの長さの比は長、雄ずいの数は2本、がく筒の形は盤状形以外、盤状形以外のがく筒の形は長鐘形、がく筒の毛は無、がく裂片の形は長楕円形、花柄の長さは極短である。花の香りは殆ど無、通常開花期は極早で、育成地(静岡県賀茂郡河津町)では12月下旬である。カワヅザクラと比較して、花の開き方が半開形であること、花の色が鮮紫ピンクであること、通常開花期が早いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和61年に育成者のほ場(静岡県賀茂郡河津町)において、カワヅザクラの自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「河津正月桜」であった。 |
- 河津正月のページへのリンク