河村家
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河村 龍太郎(かわむら りゅうたろう)〈80〉 演 - 伊東四朗 楓の祖父。カワムラメモリアル(旧・河村商会)の創業者・会長。 河村 恒三(かわむら こうぞう)〈63〉 演 - 岸部一徳 陽子の夫。カワムラメモリアル代表取締役社長。業界からは「死神」と呼ばれて恐れられる。カワムラメモリアルに入社後、陽子と結婚し婿入りしている。 河村 陽子(かわむら ようこ)〈58〉 演 - 余貴美子 恒三の妻、龍太郎の長女。恒三に献身的に寄り添う「良き妻」であるが、凛子や月子、楓からは家政婦のようだと皮肉られている。 河村 凛子(かわむら りんこ)〈46〉 演 - 板谷由夏 龍太郎の三女。自称写真家でカメラマンの仕事として龍太郎の援助により日本とロサンゼルスを行き来する生活を送っているが実態は不明。独身。 矢幡 月子(やはた つきこ)〈55〉 演 - 室井滋 龍太郎の次女。カワムラメモリアル常務取締役。夫に先立たれており、それを不憫に思った龍太郎に、息子の正春とともにカワムラメモリアルの役員のポジションを与えられたが、遅刻が常習的である。 矢幡 正春(やはた まさはる)〈34〉 演 - 鈴木浩介 月子の息子。カワムラメモリアル執行役員・広報担当。月子に甘やかされている。
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河村家
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「悪魔が来りて笛を吹く」の記事における「河村家」の解説
河村辰五郎(かわむら たつごろう) 堀井駒子の父。植木屋の親方を務める植木職人で通称「植辰」。玉虫伯爵の別荘に出入りし、近隣の旅館・三春園でも働いていた。玉虫家の別荘で駒子が妊娠した際、胎児の父が新宮利彦であるのを知ると東京の玉虫家まで出向いて多額の手切れ金を請求した。駒子の口から新宮兄妹の人倫に背いた関係を聞いており、公丸から託された里子・治雄の出自を察して伯爵から口止め料を強請る「金づる」にする目的で引き取り、強請りとった金で遊び暮らした。 植木屋の株を「植松」に譲って板宿(いたやど)に移っていたが、空襲のさ中、酔っ払って褌1つで家の外に飛び出して直撃弾により死亡した。 おたま 河村辰五郎の最後の妾。出川が探し当てたときには、大阪天王寺区の下等な売春宿で売春および売春の斡旋を行い、悪い病気をもらって寝たきりになっていた。復員後、訪ねてきた治雄に小夜子の自殺を告げた。 堀井駒子(ほりい こまこ) 辰五郎の娘で通称「おこま」、旧姓は「河村」。42 - 3歳。小奇麗な顔立ちだが気苦労から老け込み、55歳程度に見える。河村治雄とは血縁はないが、戸籍上の異母姉弟に当たる。 若い時分は色の白い美人で一通りの礼儀作法の心得があり、玉虫家の別荘で夏にだけ臨時の小間使いをしていた。大正12年の夏、妹・秌子との関係を知られた新宮利彦に犯され、小夜子を妊娠・出産する羽目に陥り、父の弟子・堀井源助の元に嫁がされた。 度々自宅に出入りする治雄を温かくもてなしていたが、はじめて飲酒した治雄の左肩に新宮利彦が持つものと同様の痣を目撃して治雄の出自に疑いを持ち、辰五郎を詰問して事実を聞き出す。その結果、治雄のことを避けるようになるが、当の治雄に事実を告げることをしなかったため、自らの強制疎開と小夜子の徴用とで目が届かなくなっている間に治雄と小夜子が仲を深めていくことを止められなかった。小夜子を自殺で喪った後、淡路に渡り出家して尼・妙海になった。 終戦後、真相を知るべく自分を捜し訪ねて来た治雄や椿英輔に忌まわしい過去と真相を打ち明け、それが英輔の自殺の引き金となったことを酷く気にした。公丸が殺害されたこと知り、犯人が治雄で次は利彦が狙われることに気付いて、父の最後の妾・おたまを訪ねるが、会うことは叶わなかった。真相を証言されることで利彦殺害の機会が失われる可能性を懸念した東太郎の命を受けた飯尾により殺害された。 河村治雄(かわむら はるお) 1924年(大正13年)6月に誕生。戸籍上は辰五郎とその妻・はるの実子となっているが、実は椿秌子とその兄・新宮利彦との近親相姦によって生まれた子である。高等小学校卒業後、実の親ではないうえ妾をどんどん替える辰五郎の元には居づらく、家を出て神戸の商家に奉公しながら夜学に通い、19歳の頃ドイツ系の商社に就職してタイプライターを習得した。堀井母娘を度々訪問し親交を深めており、実の父を知らないという境遇が似ていたことから、当時は血縁がないと認識していた戸籍上の姪・小夜子と惹かれ合い、夫婦の契りを結ぶ。1944年(昭和19年)6月に出征し、1946年(昭和21年)5月に復員した後、八方手をつくして小夜子の消息を探した結果、同年夏ごろにおたまを探し当てて小夜子の自殺を聞かされ、淡路にある妙海尼(おこま)の庵の住所を聞き出して訪ねる。そして、小夜子の自殺理由を激しく問い質し、自身の呪われた出自と小夜子が異母妹であった事実を知り、小夜子と自分とのための復讐を誓う。利彦と同様の左肩の痣を証拠に椿英輔に名乗り出て、「三島東太郎」と命名され椿家の書生になった。 堀井小夜子(ほりい さよこ) 駒子が新宮利彦に犯されて産んだ娘。一彦の異母姉に当たる。1924年(大正13年)6月頃に誕生。幼少の頃から母親に似て美しく、どこか常に憂いを帯び、寂しげで影のある美人。実の父が誰か知らずに育つ。戸籍上の叔父(戸籍上だけの話で血縁はないと本人達は認識していた)治雄と恋仲になり、出征前に夫婦の契りを結び、将来を誓い合う。治雄が出征している間に妊娠が判明。胎児の父・治雄が自分の異母兄であるという呪われた事実を母親に教えられ、耐えられなくなり、1944年(昭和19年)8月末、妊娠4か月の治雄の子供を宿したまま青酸加里を呷り自殺した。位牌に記されている戒名は「慈雲妙性大姉」。 堀井源助(ほりい げんすけ) 駒子の亡夫で小夜子の血の繋がらない戸籍上の父親。河村辰五郎の弟子の植木職人で、通称「源やん」。旅館・三春園の女将から「みっともない顔」と評される顔立ち。辰五郎から玉虫家の別荘で妊娠させられた駒子を押し付けられる形で結婚した。駒子より7歳年上。押し付けられた駒子に打つ、蹴る、髪を引きずり回す等の暴力を振るっていた。植木職人は辞めて須磨を去った後は神戸で土方のようなことをしており、身持ちを崩した。治雄が19歳で就職するより、かなり前に死去している。
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