有胎盤類とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 学問 > 生物学用語 > 有胎盤類の意味・解説 

有胎盤類

英訳・(英)同義/類義語:placental mammal, placentarian

胎盤を持つことを強調した哺乳動物のよびかた。有袋類ほ乳類総称

有胎盤類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/26 05:56 UTC 版)

有胎盤類
ナミチスイコウモリトウブハイイロリスサバンナシマウマツチブタザトウクジラヒトマレーヒヨケザルアメリカマナティーヨーロッパアナグマココノオビアルマジロミナミゾウアザラシアジアゾウトナカイオオアリクイジャイアントパンダ

Theria

Marsupialia 有袋類

Placentalia
Atlantogenata

Afrotheria アフリカ獣類

Xenarthra 異節類

Boreoeutheria
Euarchontoglires

Euarchonta 真主獣類

Glires グリレス類

真主齧類
Laurasiatheria

Eulipotyphla 真無盲腸目

Scrotifera

Chiroptera 翼手目

Euungulata

Artiodactyla 鯨偶蹄目

Perissodactyla 奇蹄目

有蹄類
Ferae

Pholidota 鱗甲目

Carnivora 食肉目

野獣類
ローラシア獣類
北方真獣類
有胎盤類
獣亜綱
哺乳類

脚注

  1. ^ Malcolm C. McKenna & Susan K. Bell, Classification of Mammals: Above the Species Level, Columbia University Press, 1997, Page 80.
  2. ^ 西岡佑一郎, 楠橋直, 高井正成「哺乳類の化石記録と白亜紀/古第三紀境界前後における初期進化」『哺乳類科学』第60巻第2号、日本哺乳類学会、2020年、251-267頁、doi:10.11238/mammalianscience.60.251ISSN 0385437XCRID 1390566775157308032 
  3. ^ スティーヴ・パーカー編、日暮雅通・中川泉 訳「第7章 哺乳類」『生物の進化大事典』養老孟司 総監修・犬塚則久 4-7章監修、三省堂、2020年、416-417頁。
  4. ^ Renfree, M. B. (March 2010). “Review: Marsupials: placental mammals with a difference”. Placenta 31 Supplement: S21–6. doi:10.1016/j.placenta.2009.12.023. PMID 20079531. 
  5. ^ Weil, A. (April 2002). “Mammalian evolution: Upwards and onwards”. Nature 416 (6883): 798–799. Bibcode2002Natur.416..798W. doi:10.1038/416798a. PMID 11976661. 
  6. ^ a b Reilly, S. M. & White, T. D. (January 2003). “Hypaxial Motor Patterns and the Function of Epipubic Bones in Primitive Mammals”. Science 299 (5605): 400–402. Bibcode2003Sci...299..400R. doi:10.1126/science.1074905. PMID 12532019. 
  7. ^ Novacek, M. J., Rougier, G. W, Wible, J. R., McKenna, M. C, Dashzeveg, D. and Horovitz, I. (October 1997). “Epipubic bones in eutherian mammals from the Late Cretaceous of Mongolia”. Nature 389 (6650): 483–486. Bibcode1997Natur.389..483N. doi:10.1038/39020. PMID 9333234. 
  8. ^ a b Ji, Q., Luo, Z-X., Yuan, C-X., Wible, J. R., Zhang, J-P. and Georgi, J. A. (April 2002). “The earliest known eutherian mammal”. Nature 416 (6883): 816–822. Bibcode2002Natur.416..816J. doi:10.1038/416816a. PMID 11976675. 
  9. ^ Kriegs, Jan Ole; Churakov, Gennady; Kiefmann, Martin; Jordan, Ursula; Brosius, Jürgen; Schmitz, Jürgen (2006). “Retroposed Elements as Archives for the Evolutionary History of Placental Mammals”. PLOS Biology 4 (4): e91. doi:10.1371/journal.pbio.0040091. PMC 1395351. PMID 16515367. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1395351/. 
  10. ^ 長谷川政美「分子情報にもとづいた真獣類の系統と進化」『哺乳類科学』第60巻 2号、日本哺乳類学会、2020年、269-278頁。
  11. ^ Connor J. Burgin, Jane Widness & Nathan S. Upham (2020). “Introduction,” In: Connor J. Burgin, Don E. Wilson, Russell A. Mittermeier, Anthony B. Rylands, Thomas E. Lacher & Wes Sechrest (eds.), Illustrated Checklist of the Mammals of the World, Volume 1, Lynx Edicions, Pages 23-40.
  12. ^ “The Interrelationships of Placental Mammals and the Limits of Phylogenetic Inference”. Genome Biology and Evolution 8 (2): 330–44. (January 2016). doi:10.1093/gbe/evv261. hdl:1983/64d6e437-3320-480d-a16c-2e5b2e6b61d4. PMC 4779606. PMID 26733575. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4779606/. 

有胎盤類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 10:57 UTC 版)

真獣下綱」の記事における「有胎盤類」の解説

100万年前 真獣類起源 Murtoilestes Prokennalestes Acristatherium Montanalestes Ukhaatherium Asioryctes Kennalestes Zalambdalestes Daulestes Aspanestes Eoungulatum Protungulatum Gypsonictops Cimolestes 白亜紀真獣類と有胎盤類┏━ 有胎盤類以外の真獣類┏━ 有胎盤類● アジア化石北米化石分子時計による有胎盤類が放散した時期 真獣類1880年トマス・ヘンリー・ハクスリーによって導入されたとき、その語はそれまで使われていた有胎盤類 (Placentalia) よりも範囲広くされ、冠系統としての有胎盤類と有袋類よりも有胎盤類に近い絶滅種群が含まれる。 現在、有胎盤類は、有袋類単孔類を除く現生哺乳類最も新しい共通祖先その子孫定義される。これは一般に真獣類より狭いクレードであり、真獣類後獣類分岐してから、有胎盤類が放散する以前に、有胎盤類に繋がる系統から分岐した原始的な真獣類含まれないMaureen A O’Learyらによる研究では、有胎盤類の共通祖先中生代新生代境目いわゆるK-T境界の後に現れたとしている。

※この「有胎盤類」の解説は、「真獣下綱」の解説の一部です。
「有胎盤類」を含む「真獣下綱」の記事については、「真獣下綱」の概要を参照ください。


有胎盤類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 04:37 UTC 版)

哺乳類」の記事における「有胎盤類」の解説

哺乳類 - 獣亜綱の下にあたる有胎盤類内の系統が 有胎盤類   アフリカ獣類     異節類     北方真獣類     という3つ分かれる事は概ね合意されている。 なお、この3つの系統パンゲア大陸分裂と密接に関係している事が強く示唆されており、実際パンゲア大陸分裂により誕生したアフリカ大陸南アメリカ大陸ローラシア大陸対応する地域アフリカ獣類異節類北方獣類それぞれ分布する。 しかしこれらの大陸分裂順番年代は、分子系統解析明らかにするアフリカ獣類異節類北方獣類分岐順番年代とは異なっている。まず順番に関して言えば分子系統解析はこれら3つの系統がほぼ同時期に分岐した事を示唆する。 また時期に関しても、アフリカ大陸南アメリカ大陸分岐の時期がおよそ1億500万年前だとされているのに対し、これら3系統分岐はおよそ8800〜9000万年前と推定されており、両者年代大きく異なっている。もちろん分子系統解析は(分岐が何世代前に起こったかはある程度推測できるものの)分岐起こった年代直接推定できるわけではなく年代の推定には仮定いくつも重ねなければならないという事情はあるが、2010年以降研究大陸分裂よりも3系統分岐のほうがはっきりと後に起こったとする傾向がある。 こうした差がある原因は、大陸分裂後距離的に近くにあった為、しばらくは動物相交流が可能であった為と考えられる実際陸地分裂状態にあって海を渡った漂流居住地域拡大したとと考えられる例は(パンゲア大陸分裂以外で)いくつか存在しこのような推定傍証する。 なお上3系統はほぼ同時期に分岐したので、これらのうちどれが最初に分岐したのかに関する合意2017年現在存在しない。すなわち、下記3つのいずれの分類正しいのか決着がついていない: 北方真獣類アトラントゲナータ英語版)(異節類アフリカ獣類アフリカ獣類 + エクサフロプラセンタリア(英語版)(異節類北方真獣類異節類 + エピテリア英語版)(アフリカ獣類北方真獣類形態学的な研究かなりの部分3.を支持するものの、ほとんどの分子系統解析1.か2.を支持する決着つかない原因は、(おそらくはパンゲア大陸ゴンドワナ大陸の分裂に伴う連続的急速な発散によって)上記3系統遺伝子あまりに大きくかけ離れているため分子系統解析3系統の関係を探るのが容易ではないからである。

※この「有胎盤類」の解説は、「哺乳類」の解説の一部です。
「有胎盤類」を含む「哺乳類」の記事については、「哺乳類」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「有胎盤類」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  有胎盤類のページへのリンク

辞書ショートカット

カテゴリ一覧

すべての辞書の索引



Weblioのサービス

「有胎盤類」の関連用語


2
100% |||||








10
36% |||||

有胎盤類のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



有胎盤類のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
JabionJabion
Copyright (C) 2024 NII,NIG,TUS. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの有胎盤類 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの真獣下綱 (改訂履歴)、哺乳類 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS