有職読みとは? わかりやすく解説

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ゆうそく‐よみ〔イウソク‐〕【有職読み】

読み方:ゆうそくよみ

中世歌学で、歌人の名を音で読むこと。またはその読み方。藤原俊成(としなり)を「しゅんぜい」、藤原定家(さだいえ)を「ていか」と読むなど。また、近代にそれをまねて有名人の名を音読すること。伊藤博文(ひろぶみ)を「はくぶん」、川端康成(やすなり)を「こうせい」と読むなど。


有職読み

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/18 22:46 UTC 版)

有職読み(ゆうそくよみ)は、漢字で書かれた語を伝統的かつ特別な読み方で読むこと[1][2]故実読み(こじつよみ)、名目(みょうもく)、名目読み読み癖とも呼ばれる[2][3]


注釈

  1. ^ 「ジョウコウ」の読みが「上皇」と通じるため[1][2]
  2. ^ 『清水宗川聞書』では、内親王は音読みで読むのが「読み癖」であるとしている[7]
  3. ^ 三浦直人が小学館の担当者に出典を尋ねたところ、角田文衛の『日本の女性名』が出典であると回答されたが、角田の書籍には近代についての記述はない[16]

出典

  1. ^ a b c d e f g h 三浦直人 2017, p. 24.
  2. ^ a b c d e f g h i 大辞林 第三版、ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典『故実読み』 - コトバンク
  3. ^ a b 三浦直人 2017, p. 23.
  4. ^ 三浦直人 2017, p. 21-22.
  5. ^ a b 三浦直人 2017, p. 35.
  6. ^ a b c 三浦直人 2017, p. 23-24.
  7. ^ a b 三浦直人 2017, p. 27.
  8. ^ 三浦直人 2017, p. 28.
  9. ^ a b c d 三浦直人 2017, p. 25.
  10. ^ 高島俊男「お言葉ですが…」(文春文庫)より
  11. ^ 角田文衞『日本の女性名 歴史的展望』(上)(教育社歴史新書30、1980年)、173頁。
  12. ^ 三浦直人 2017, p. 24-25.
  13. ^ 三浦直人 2017, p. 23-25.
  14. ^ 三浦直人 2017, p. 33.
  15. ^ 三浦直人 2017, pp. 26、36-37.
  16. ^ 三浦直人 2017, p. 38, 注40.
  17. ^ 三浦直人 2017, p. 30-31.
  18. ^ 三浦直人 2017, p. 31.
  19. ^ 三浦直人 2017, p. 32-33.


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